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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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彼女がいない馬車 2

別に嫌いあっているという訳ではない。


紆余曲折あって、色々迷惑をかけたという自覚はチヒロにもあるし、シンシアはそのことを許している。


ただ、それとは別に純粋な相性として、二人は相性がよくないのだ。


これまでなら、クリスだったり、セレーナだったり、蝶だったりが、一緒にいたので特に意識せずにいられた。


しかし、クリスも蝶もおらず、セレーナは喋られないことを考えると、自ずと二人の会話は増えることになり、思い知ることになる。


言わばクリスは潤滑油だった。


そう言う意味では二人は、お互いをクリスを介しての認知だった。


例えるなら、友達の友達。


認識がない訳ではない。


それなりに話すこともある。


しかし、共通の友人……クリスがいない状態で、二人きりになると気まずい。


元来の性質として、二人共コミュニケーションの巧者という訳ではない。


チヒロは勇者になるより前から、大人しい自己主張のしない子で、その性質は未だに残っている。


シンシアも仕事だから、交渉などで話すことは出来るが、ビジネスだから出来ることで、それがプライベートになると、どう接していいのかわからなくなる。

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