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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
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騒がしい朝食を

「……場所はわかる?」


「正確なことはちょっと……」


「方角は?」


「だいたいやったら……」


「わかった。すぐ向かーー」


いや、さっきの懸念……確認くらいはしておきたい。


「ーーいや、一応、セレナに確認してみて。

準備が出来たら出発するから」


「う、うん、わかったで」


蝶を残して、部屋を出た。


食卓に向かうと、クリシュナが食事をとっていた。


「クリシュナ!……王……子?」


なんて、呼ぶべきか迷った。


「おはよう、クリス。疲れは取れたかい?」


「休養は充分です。

それより、あの後どうしたんです?

ヒッチコックは……」


「あ……ああ、実はヒッチコックにはいつのまにか逃げられたんだ」


「やっぱり……!」


「まぁ、でも、彼女を捕まえたところで、どう裁くべきか判断がつかない。

弟のこともそうだ。

全ての黒幕が父上だったのなら、関わった人間を裁くのはどうかと思う。

逆に無罪放免という訳にもいかないのだけど」


「そう、ですか……」


「いや、そもそも、王が独断で決めてしまうというのがよくないのかも知れない。

……これまで、この国は王族を裁くことは出来なかった、どんな罪を犯しても、だ。

だから、平気で血を分けた親兄弟で殺しあったのかも知れない。

そんなことになるくらいなら……父のことは裁判にかけようと思っている」

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