表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第14章 邂逅する少女
1008/1085

懸念

ーーーー


朝の日差しが、部屋に差し込んでいた。


その光が私を微睡みの中から、引き上げていった。


「……」


腕立て伏せで上体を起こした時のように、私は両腕で身体を起こした。


「汗かいちゃったな……借り物のベッドなのに」


寝ている時に汗をかくのは当たり前だ。


それでも、身体を洗わずにベッドに倒れ込んだ罪悪感を今更ながら感じていた。


それに、ほとんど裸に近い格好だったというのもその罪悪感を加速させた。


魔法ですぐに身体を洗うという方法もある。


水と風を使って一気に洗い流してしまうのだ。


しかし、ここは室内だ。


一度水や風に変換した魔法を元に戻す方法など知らない。


つまり、処理に困るのでその方法は使えない。


「……外に出たら砂漠で汗と砂まみれになるのはわかっているけど、それでも、身体を洗いたい」


それは抗いがたい欲求だった。


まずは服を着て、外にいるメイドに声を掛けてーー


「……メイド?」


嫌な予感がした。


そういえば、あの後、ヒッチコックにまで気を配っていなかったが……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ