刺さるアニソン 1~4
まあ何と言いますか・・・
相変わらず、退屈していて主観的なのがバレバレの企画であります。
しかし、お時間に余裕がある方は、どうか寄っていってやって下さいませ。
超王道の名曲揃いですが、万が一「それは知らないな」、または「普通にスルーした」と言われる方がおられましたら、ぜひ一聴していただきたいものを並べております。
それではまず、一番手!(またこのスタンド=バイ・パターンか・・・)
ドルルル・・・バン!
石川智晶さんの「アンインストール」!
はい、もう皆さんの心の声が聞こえて来ましたよ。
「そんなものを出して来るぐらいなら、そもそもこんなラインナップを書く意味が宇宙のチリほどもない」
・・・ふっ。
甘いですね。
世の中には、どっぷりとオタクなのに、「えっ!? それ俺知らないよ?」という方が、本当にごく稀ですが、確かにいらっしゃるのです。
そんな僅かな人のニーズに応えるべく、私は地獄の底から叫んでいます。
まずこの楽曲が「神」な理由。
それは、防御不能の刺さり方をする歌詞!
さるNHK特番で、キャストが(中川翔子さんだったかな?)
「心の一番柔らかい部分に、触れられる」
「あっ、すみません」(歌手の方)
「いえ、どんどん触れて下さい!(笑)」
という感じのやり取りが放映されたように、まさしくダイレクトに魂にアクセスされる、本質的な儚さがあります。
旋律も、当然言うまでもありません。
波にたゆたうように自然で、体の力を入れようがない耳の奥までが繊細さの水で満たされ、声と意思がそこに届けられてしまいます。
自分でやり始めておいてなんですけど、これは語るほどボロボロと偽物にしてしまう感がありますね・・・
それでも、二曲目いきます!
ドルルル・・・ダン!!
Liaさんの「JUSTITIA」!
・・・これは、使用されたアニメを聞かないと「?」な方が多いのではないでしょうか。
さほど人気を博さなかった、けれどセンスが冴え渡った、梅津泰臣監督のオリジナル作品「ウィザード・バリスターズ」のオープニング・アクト!
まず歌い手は、ネットで『国歌』とまで言われたAIRの「鳥の詩」を歌われたLiaさん(・・・様?)ですね。
そして、そのクリアヴォイスが奏でるのは、稲葉エミさんが作詞された、俯瞰と刹那感と疾走感あふれる青春詩!
もう終わりを知った危うさが止まらない!! というような最高のエンターテイメントになっています。
そう。この歌が最大限の力を発揮するのは、まさにアニメならではの、OPの90秒、瞬間的パッケージなのです。
残念ながら作品全体のラストは「あれ~?」みたいな内容なんですが、もうこの主題歌のコンテに限っては、主人公の属性 (ロリ)さえなければぐうの音もでない仕上がりになっており、列車破壊からの魔法雷撃エフェクト、スクーターでのコンパクト魔方陣形成、オタなら、そのさりげない仕事にしびれない訳にはいかない! そんな思いを抱かせてくれる、素晴らしい仕事でした。
さて・・・コンテ繋がりで申しわけないですが、今の時代に生きる、半分2次元で呼吸する者なら誰もが知るほどの、次の名作産物に移らせていただきます。
ドルルル・・・ダダン!!
おい! これはホントに今さらすぎだろ! 的な、ソードアート・オンライン2期=マザーズ・ロザリオ編「courage」!!
歌=戸松遥さん~
まさに、これを読まれている、数少ない方の多くが(?)
思われる通り!
この、サブタイトル泣き させられるシナリオと、オープニングコンテの追憶並行ーーある姉妹が一つになる。そして明日奈がやがて隣にーーは、本当に奇跡でした。
原作の方は、もの書きの端くれとして多大な嫉妬もあってか、1巻以降は「う~ん・・・」という感じだったんですが(それでも『ファントム・バレット』と共に、タイトルには震えさせられ)、アニメでは意味不明なほどボロ泣きでしたね・・・。
若者には、熱い戦闘感と団結を。年配者には、取り戻せない痛みと憧憬を。
そんな感動を一瞬で体験させてくれる、素晴らしい楽曲でした。
さて・・・。
とうとう最後になってしまいました。
「何で4曲なんだ。数が中途半端だろ」
と感じる方もおられるかもしれませんが、何しろパッと浮かんだのがこの4曲だったので・・・あっ、いま~冒険者たち~ Do As Infinity さんが浮かびましたが、ファンタジー神曲なのに、まさかのアニメ無関係!?
・・・え~。
色々とすみませんね。
しかし、ファイナルということもあって、ここでさらに、最もクレームがつくであろう問題作を、提示致したいと思います!
(ほんとに恐い)
ドドルルル・・・・・・・・・ダン!
革命的伝説アイドル(アニソン)の、伝承ユニット!
出撃さえあれば、もはや覇道を行く勢い『マクロスワルキューレ』!!
その中でも ”涙目爆発音”!
あっ、痛い! 石を、石を投げないで!
この曲へのラインナップクレームは、角度が多すぎて処理しきれませんので、一番大きなものだけをお答えしたいと思います。
・・・すでにご存じの皆さんは、お思いでしょう。
「ノヴァティック」や「ボーダーライン」、他他の良曲を差し置いて、何故この阿呆チョイスで来るのかと。
ええ。
お答えしましょう。
いわゆる「看板曲」たるフロントラインの名歌に比べて、この「涙目」は、いわゆるセカンドポジション。
しかし、もうお気づきかもしれませんが、楽曲中に「泣け」のトークヴォイスが入ることで、それだけでB曲が ”A+” に飛翔するという、まさに神がかりな現象が起きているからです。
これは普通に評価される「純情」「一度だけの恋なら」にも起きようがない奇跡です。
というわけで、本当ならワルキューレ歌曲について書くならまず作品そのもの、そしてユニット、そして2017at横浜アリーナDVDなど、と膨大な文量を書かなくてはいけないんですが、(アニメは3話でやめちゃって)しかもそれをやったらそれまでの作品と区別がつきすぎるので・・・
けど、何か書いてるとテンションがおかしくなって「あれも」「これも」みたいになっちゃうんですよね・・・
そしてすぐに後悔するという・・・
でもまあ、ここに挙げてきたものは個人的にはお薦めしたいものばかりなので、知らなかったごく僅かな方が「うん! 良かった!」みたいになってくれれば、望外ではない素直な喜びです。
それでは、いつものごとく、長々とありがとうございました!
また、何かネタを探して、町(村?)をふらついて来ます!!w