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 遠くに行っちゃった、目を見て話せるようになったあなたの後ろ姿。キラキラしすぎてる、眩しすぎて見えないよ、見たくない。相変わらず可愛いあなたを私は見たくない。あなたが昔みたいに「あの子が死体になっちゃえばいいのに」なんて言ってるところなんて。

 何を信じればいいの? 私はまだ昔のあなたの姿にすがっている。髪型も着る服も変わった、あなたはサンモールよりパルコに行くようになった。それでも声は昔のまま。今のあなたの言葉は嘘でしょう? そんな事言いたくないよ。嫌い、嫌い、好き、嫌い。花占いでもすればいいの? 

 あなたを知らなければ良かったのにね。もしくはあなたを最初から嫌いだったら良かった。それなら今のあなたの姿を見て、あなたの呟きを見てこんな思いにならずに済んだよ。あいしたい、そんなことを言わないで。あなたは幸せな人間になった、私なんかとは違う。そう思い続けていたかった。お願いだから幸せになって、もう私の視界の中に入ってこないで。そうしたら、私はずっと昔のあなたの姿をずっと信じれるから。

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