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#3 ん~なるほど...!?

えっと...

はい。第三話です。

どうぞ

どうやらこの少女の家に着いたようだ。

学校は?と思ったがこのことは胸にしまっておくことにしよう。

「急に走りだすなよ」

「どうせついてきてるからいいでしょ。あっついたよ」

「そういえば両親はいないの?」

「父が出張でアメリカへ母もついでに行ってしまった。」

「... なるほど」

「んで家には自分一人になったというわけか」

「まあそういうこと。入っていいよ」

「では、お邪魔します」

ひょいっと

「あたしの部屋にでもいて。ちょっとやることやってから行くから」

「やることって?」

「そういうこと普通聞く?」

「すまん」

「はぁ…」

彼女は明らかに落胆しているようだ。

「まったくデリカシーの無いやつは...はぁ…。じゃあ行ってくるわ、おとなしくしていてね」

「わかった」

暇になってしまった。

あたりを見回すといまどきの女子高生のような部屋であった。

本棚にはライトノベルが多く、ほかには学校の参考書があった。

ただ、ひとつ微妙な異彩を放っているものがあった。

手にとって確かめてみようかと思ったが、幽霊であるからだめかもしれないと思いつつもとりあえずためしてみた。

「よっと」

なんと本が取れてしまった。

おそらく何か自分で力を制御することである一部を現世に発生させることができるらしい。

本のタイトルは「幽霊とは」

おそらく自分が幽霊を見てしまうことに何かを感じて気になったのだろう。

よく見ると書き込みやらなにやらしている。

幽霊には霊気というものがあるらしい。

通常普通の幽霊はごく微弱だが、中にはその強さを変えられる幽霊もいるらしい。

俺はその部類に入っているっぽい。

でその霊気だが妖眼がある人は微弱でも見れるのだが、強くすれば誰でも見ることが可能になる。

さらに、その霊気を強制的に強くすると霊気の塊りとなって物として実体化するようだ。

ということは本気になれば実体化するということだ。

「なるほど...」

本を読んでいると時間があっという間に過ぎてしまった。

気がつくと後ろでいやな空気を漂わせているものがいる。

「...」

「...」

「すいませんでした!!」

「はー。あのねー人の部屋ってことわかってる?」

「わかってるよ」

「ならどうしてそんなことするのかなー」

「ごめんさない」

「はー。いいよべつに」

ぶっきらぼうに言う

「ありがとう。えっっとなんだっけ」

「ん?」

「うーんえーと。痛い系ー学校サボり少女?」

「その名前でよぶな!!」

バチンッ

乾いた音がした。

「「えっ?」痛い」

「あれっ今俺幽霊から完全実体化してたっけ」

とりあえず本を触ってみるがつかめない。

「おかしいな」

...

「もしかしてお前幽霊触れるの?」

「えっ...?」

伽羅は自分の手を見て今やったことを思い出す。

「ああそういえば。言っとくけどあたし実体化してなくても触れるから」

「そういうことは先に言っておくべきだよね!」

「しらなくていいいことでしょ!」

「いや、知っておくべき知識でしょ!」

「そうだ知識で思い出したんだけど、霊気の強さ変えられるのか?さっきの本にかいてあったけど」

「しらない」

またもやぶっきらぼうに言う

「じゃあまあやってみよう」

ふぅ、集中集中。

「これでどうだ」

「あれ?どこにいるの?」

「ってことは見えてない?」

「見えてない」

「よしうまくいった」

「それさ、あたしも見えないからって風呂入っているときとかに隠れて変なことしたら承知しないからね!!」

(よくまあそんな事をいけしゃあしゃあとっていうかこれはいじれそう)

「べつにおまえの貧弱なものを見たところでなにも感じないし~」

「いや、それはそれで傷つくんですけど」

怒りをあらわにしながら言う

「くくくっ、あはははは」

「どうした。ついに頭でも狂ったか」

「くるっとらんわ!つーかついにってなに、ついに」

「しらん!で、何がおかしい」

「いや~いじりがいあるな~と思って」

「なっ、このやろう!」

赤面しながら殴ろうとしてくるが間一髪で霊気を限界までさげつつキルゾーンから逃げる。

「ふぅ」

「なにが一人のうのうと「ふぅ」じゃ!!」

「このやろう!ならこっちも限界まで妖眼を強くして見つけてやる!...よっしゃいたぁぁぁぁ!!」

「げぇ!そんなのありかよ!」

「たぁっ」

バチンッ

またもや乾いた音がした。

「くそばれたか...」

「まったく」

「ごめんなさい」

今度はさすがの俺もガチで土下座してあやまった」

「いやそこまで要求してないけど...ふんっざまみろ」

(何だこいつの捻じ曲がった性格は...)

「まあいいわ」

「そういえば学校に連絡しなくていいのって言うかもう昼か」

いろいろやっているうちに気づいたらもう12時を過ぎていた。

「そうね。どっかの幽霊さんがつまらなすぎるコントをやってくれたおかげでね」

「いやそっちものってただろ、このバ...」

余計なことを言いそうになりまた殴られるのをおそれあわてて飲み込んだ。

「そんなことはどうでもいいから。お昼ごはん食べようか」

「そうだなって俺は何もいらないけど」

「そうだった」

「じゃあなんか作ってたべよ」

「そんじゃ寝とくかな」

「手伝いなさい!」

「えー」

「「えー」じゃないここはあたしの家何だからね!そもそもあんたが...」

「はいはい、かしこまりましたお嬢様」

「それでよろしい」

(ああこいつお嬢様でよろしいらしい)

さてとりあえず霊気を強めて完全実体化っとそういえば実体化しても宙に浮いていられるよな

「おーいはやくしてー」

「はいはい」

「はいは一回」

「わかりましたお嬢様」

「それでよろしいっじゃなくてはやくきてよー」

「わかったわかった」

といっても

「なにすんの?」

「カップラーメン」

「俺要らないよね。いやどう考えてもカップラーメンはお湯入れて3分待つ以外にやることないよね」

「それがめんどくさい」

「なんじゃそりゃ」

これは相当わがままなお嬢様だと思ったが口にはしない

「あんたはあたしの執事だから」

「人使い荒いだけだろうが!」

「うるさいわね。何なら奴隷にするわよ」

「わかりましたよ。執事で結構」

「じゃあ後はよろしく~」

「かしこまりました、お嬢様」

わざとらしく執事っぽいお辞儀をしておく

(くっそー、何なんだこれ罰ゲームですか?新手の嫌がらせ?つーか執事?何だよもうっ)

仕方ないからとりあえずお湯を沸かす。

「そういえばカップラーメンってあるの?」

「しら~ん」

「いや「しら~ん」じゃなくてさっき「ここはあたしの家何だからね!」とか言ってたわりに家になにがあるか把握してないの?」

「うるさいな~、宿題やってるの!」

「宿題?」

「宿題」

「それって今日やるべきもの?」

「いぇすおふこーす」

「いや。いやいやいや。それはないだろ」

「わすれてて、てへっ」

「てへっとか言うレベル?でさそんなことはドーデもいいからカップラーメンは?」

「食器戸棚の上らへん」

「場所知ってんじゃん、なにが「しら~ん」だよ!たくっ上らへんっ...あっあったけど...古!賞味期限一年ほど過ぎてますけど」

「そうなの?このまえ買ったんだけどな」

「食器戸棚の上にはこれぐらいしかないけど」

「あっそうじゃあ買ってきて」

「わかりました~って行くとおもった幽霊何ですけど」

「別によくね、実体化してるし」

「よくはないでしょうね。てか金は?」

「えーない」

「ない!?」

仕送りが普通はあるはずだが...

「だって~このまえつかちゃってんだも~ん」

「いやいや「つかちゃったんだも~ん」じゃなくてさ」

「金持ってない?」

「幽霊が持ってるわけないだろうが!!」

「家に帰ればあるんじゃない?」

「ああその手がって!俺ここに住込み決定?」

「もちろん」

「わかりましたよ」

「とりあえず家に帰ってばれない範囲で家から持ってきます。カップラーメンはその後になりますがよろしいでしょうか?」

「よろしいでーす」

そういい残して俺は木葉の家を去っていった。

今回もいかがだったでしょうか。

この話はよくある、主人公最強にしたいのですが、あまり最強すぎると主人公がバランスブレイカーになり兼ねないので、ふつうぐらいにプロットしていきます。

そういえば、小説の#1をところどころ修正しています。昔メモ帳で文章を打っていたせいで、第一章とか入っちゃってたので消しました。ほかのところも修正してあります。(たぶん、修正しても見る人いないだろうけど...)

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