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人を好きになる理由  作者: はすみ
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第35話:周りの反応

男子嫌いで鈍感な女子高生、蓮花はいつも遠くからさり気なく助けてくれる中学の同級生田中とは安心して会話ができるようになった。高校に進学し、田中とは真逆のタイプの瀬野と出会い・・・続きは本編でどうぞ・・・。


翌日―


瀬野は朝、靴箱で田中とサッカー部のマネージャー谷口に遭遇した。



瀬野:おっす。


田中:おお。


瀬野:・・・・あれから、蓮花と付き合う事になった。


田中:・・・そっか。


瀬野:・・・サンキュ、昨日。


田中:いや、別にー、俺スキあったら割って入るかもよ、お前鈍感だしなぁ~。


瀬野:!!何のスキだよ!!余計な事すんなよっ。


田中:アハハ!


谷口:田中くん!


田中:?


谷口:田中くんそろそろ他も見て!


田中:・・・・。


瀬野:お前も大概鈍感だろーが・・・。


田中:え?




教室―



美里:そっかぁ良かった良かったぁ(*^_^*)


蓮花:・・うん、ありがとね美里。


美里:なぁにが!あっ!彼氏の登場だよぉ♪


高橋:え!!お前ら付き合う事になったのかー!!??


瀬野:お前はギャァギャァうるせぇんだよっ、そっとしとけよっ!


蓮花:アハハ。


瀬野:!おはよ!


蓮花:ハハ、おはよー。


高橋:だから逆だっつったろぉ?


瀬野:?


高橋:木内こいつ昨日超暗くてさぁ、距離置かれてるだのなんだ・・・んぐぐっ!!!



瀬野は高橋の口を慌てて塞いだ。



美里:・・・ったく・・・。


高橋:何だよっ、俺合ってただろ~(`^´)


瀬野:わかったから黙れよ!!


美里:・・・・まぁ・・良かった。


高橋:美里、俺らも付き合うか?


美里:SHRの後、現国だねぇ、用意しなくちゃぁ~♪


高橋:無視かーっ(T_T)


瀬野:・・・。


蓮花:瀬野、お家は?


瀬野:あれから親父と会ってねぇんだわ・・・。


蓮花:・・・そか。


瀬野:けど、お前が大分クッション変りになってるよ。サンキュー。


蓮花:あたし何にもしてないしっ。


瀬野:何もしなくていんだよっ、側にいてくれりゃ。


蓮花:!!照れる!!


瀬野:ほんとの事だし(笑)。夢みたい。


蓮花:っっ!!




それから数日、瀬野と蓮花は一緒にいる時間も増え、校内でも度々その様子が目撃されだしていた。




他クラス女子:ねぇねぇ、あの2人って最近かなり一緒にいない?


他クラス女子:3組の子に聞いたらやっぱ付き合ってるらしい・・・。


他クラス女子:え~!ショック!あたし瀬野くんのファンだったのにぃ(T_T)!


他クラス女子:けど・・・相手が木内さんじゃ何も言えないかも・・・美男美女・・・木内さん男子苦手って聞いてたけど瀬野くんは大丈夫だったのかな・・・。




瞬く間に2人の噂が広がっていった。




高橋:瀬野、お前らの事すげー聞かれるぞ。特に女子から。


瀬野:良い事だな。変な虫もつかねぇし俺にも寄ってこねぇ。


美里:あんたら目立つよね。


蓮花:瀬野ファンの視線が最近痛いです・・・。


瀬野:お前・・・そん何で嫌になったとか言い出すなよっ。


蓮花:まさかっならないよ。ただ・・・一時前はあたしも瀬野に好きな子いると思ってたから、そん時のあたしと同じ気持ちかと思うとね・・・。


美里:そんな仕方の無い事考えんなっつぅの!瀬野はあんたが好きなの!その気持を大事にすればいいの!!


瀬野:お前は本当にいい奴だな・・・。


美里:だから・・


瀬尾:いい女って言ってよねっだろ?


美里:アハハっ!そう!



そこへ4組から田中のクラスメイト佐藤が入ってきた。



佐藤:ねぇねぇ、2人付き合う事になったんだねぇ~。


瀬野:そうだよ・・・何だお前は苦情か・・・?


佐藤:まさかぁ、瀬野は俺に冷たいよなぁ祝福してるよぉ~。


瀬野:嘘つけっ何の用だっ。


佐藤:美里ちゃんさぁ、今週の土曜暇ぁ?


美里:?バイトです。


佐藤:やー友達から映画のチケット貰ったから一緒行かないかなぁと思ってぇ。


美里:何であたし?


佐藤:おれ美里ちゃん一筋なんだけど~?


美里:いつから?


佐藤:大分前ー。


美里:あたし大人男子が好みなの。ごめんなさいね。(即答)


佐藤:美里ちゃん辛口だなぁ~まいいやぁ、俺また誘うし~、あ、来週の土曜はあけといてねぇ~!


美里:ちょっ!!


佐藤:じゃぁねぇ~。



佐藤は手を振りながら笑顔で去って行った。



美里:行くって言ってなぁい!!


蓮花:アハハ。行ってきなよ美里。


美里:え゛ー!何なのあのチャランチャランした感じはー!!


蓮花:佐藤くんあれキャラじゃないの?サッカーん時すごい顔真剣だったしね。いい人そう。


瀬野:おい!!俺以外の男子をむやみに褒めるな!!お前に関しては俺は相当嫉妬深いぞ。


蓮花:えー・・嫉妬深い男って何か嫌ー。


瀬野:え゛!!


美里:・・・・ここもコントだな・・・お似合い、ふふっ。



放課後―



瀬野:蓮花~帰るぞ。


蓮花:うん、美里、また明日ね!


美里:はいはぁいまた明日ぁ~!



2人は教室を後にした。



瀬野:お前土曜あいてる?


蓮花:うん。


瀬野:どっか行こうか。


蓮花:じゃぁ映画!あと1本観たいのある!


瀬野:良し決まり!



蓮花は下を見ながらニコニコしていた。



瀬野:・・・嬉しそう。


蓮花:え?そりゃ嬉しいでしょっ。映画観れるし!


瀬野:そっか!(笑)


蓮花:マックも行けるかな?


瀬野:行ける!(笑)


蓮花:・・・あと瀬野といれるし。


瀬野:!!・・・・・・もう1回言って。


蓮花:言わない!!(`^´)


瀬野:え゛ー・・(´3`)



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