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人を好きになる理由  作者: はすみ
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第18話:それぞれの思い

男子嫌いで鈍感な女子高生、蓮花はいつも遠くからさり気なく助けてくれる中学の同級生田中とは安心して会話ができるようになった。高校に進学し、田中とは真逆のタイプの瀬野と出会い・・・続きは本編でどうぞ・・・。

美里:蓮花昨日ありがとねぇ!衣装。大丈夫だった?


蓮花:うん、大丈夫だったよ。ちゃんと全部あったから良かった。



2人が廊下で話をしていると、田中と佐藤が話かけてきた。



田中:おっす。


美里:お~っす!コスプレの衣装借りたよ昨日!当日楽しみにしててねぇ!


田中:お~まじか!加藤、こいつ佐藤な。木内は2度目だよな?


蓮花:確か垂れ幕作成の時に・・・


美里:あたし美里!加藤でも美里でもどっちでもいいよ!宜しくね!


佐藤:じゃぁ、美里ちゃんで!3組メイドカフェだって?楽しみだなぁ♪


美里:ううん、メイド・ボーイズカフェね・・・。


佐藤:あ、そっかぁ、ボーイズもあったねぇ(笑)。そういえば、蓮花ちゃんさ、昨日3組のイケメンくんと一緒に帰ってたね。部活してたら見かけてさぁ、蓮花ちゃん男子苦手って噂で聞いてたのに珍しいなぁと思ったんだよねぇ。あ、俺も男子なんだけどね(笑)。


蓮花:(蓮花ちゃん・・・)・・・・・あの・・衣装を借りに・・・。


美里:・・・私の代理ぃ(^◇^)♪バイトだったんだもん♪頼んじゃったの~!


田中:・・・だから昨日瀬野と帰ってたのか・・・。



尾崎(4組の担任):田中~!ちょっといいかぁ?



田中が担任の尾崎から呼ばれた。



田中:あぁ、ハイ!・・じゃ、またな!



そう言うと田中は尾崎の方へ走っていった。


美里:佐藤くんって人懐っこいね。


佐藤:佐藤でいいよ~。ていうか2人ともかわいいよねぇ。


美里:あ・・・ありがと。


蓮花:・・・。



3人がそのまま話をしていると、女子が蓮花を呼んだ。蓮花がその女子の方を見ると、瀬野に思いを寄せている2組の女子、矢野美咲とその友達、安藤美香だった。



矢野:あの、木内さん、ちょっといいかな・・・。


蓮花:・・・ハイ・・・。


美里:・・・・。


蓮花:美里、あたしちょっと行ってくんね。


美里:・・・・解った。



すると美里は教室にいた瀬野と目があった。瀬野は教室からでてきて美里に聞いた。


瀬野:おい、なんだ今のは?


美里:蓮花が呼ばれた・・・多分、あの子の事だから大丈夫だとは思う。


瀬野:そっか。



そういうと瀬野は蓮花達が行った方へ歩いて行った。



美里:・・・。


佐藤:美里ちゃんも大変だねぇ、色々と。


美里:え?


佐藤:いいやぁ、こっちの話だけど・・・。



渡り廊下―



矢野:あの・・・木内さんて・・・昨日、瀬野くんと帰る所見たんだけど、2人は付き合ってるのかな!?


蓮花:は!?いや・・付き合ってないけれど・・・昨日は文化祭の貸衣装を取りに行ったけど・・・。

矢野:あ、そうなんだ!あの、ごめんなさい、急に!



蓮花はなんとなく自分が呼ばれた理由が解ってきた。



蓮花:あの、あたし、こういうのよく解んないけど・・・直接本人に聞いた方がいいと思う。


矢野:・・・・・。


蓮花:あいつ、聞けばちゃんと応えると思う。


矢野:だけどあたし、もう2度振られてて、なんか聞けなくてっ!


蓮花:事情は知らないけど、瀬野は・・・こういうの嫌いだと思う・・・もう行っていい?


矢野:・・・うん・・・あの!!


蓮花:?


矢野:木内さんは瀬野くんの事好きなのかな!?


蓮花:・・・・・。



その時、瀬野は渡廊下で壁越しに話を聞いていた。なんとなく動けずにいたが2人に話掛けた。



瀬野:あれ~?木内こんな所にいたのかぁ。美里呼んでたぞ。


蓮花:瀬野・・・美里が?


矢野、安藤:・・・・・!!


瀬野:行くぞ、木内。


蓮花:あ・・・うん・・・。



瀬野は先に歩き出した。



蓮花:この事は言わない・・・。



蓮花は2人にこう言い残して瀬野の方へ向かった。



瀬野と蓮花は3組へ向かった。蓮花はさっきの質問が頭にずっと浮かんでいた。



美里:あ!帰ってきた!


蓮花:美里、呼んでたって?


美里:は?(はっ!!)あー・・・そうそう!呼んでたのよぉ!呼んでた!


蓮花:?どうした?

美里:ええっと、もう忘れちゃった!


蓮花:なにそれぇ!(笑)あたしトイレ行ってくるねぇ!


美里:うん!いってらっしゃい!



美里は瀬野の顔を見て、察してそう答えた。



瀬野:・・・・あいつ多分俺に言わねぇよな・・・。


美里:言わないだろうね。あたしが蓮花でも言わないもん。モテる男はつらいねぇ・・・。


瀬野:俺が周りにいて、あいつに迷惑かかるのか・・・?


美里:ねぇ、あんたズレてるよ。そう思うかどうかは蓮花が決める事だし、あんたが蓮花のそばに居たいと思うんなら居ればいいと思うけど?勝手に妄想して勝手に決められたら蓮花の気持ちは無視じゃん。大体あんたでしょ?思った事は全部言えっていったのは。蓮花はそういう約束破る子じゃないよ。あんたが真っ直ぐぶつかった分、真っ直ぐ返すよ。らしくないわねぇ~どうしたのよ!!


瀬野:・・・お前・・・いい奴な・・・。


美里:どうせなら、いい女って言ってくれない!!


瀬野:・・・・・。


美里:言葉に詰まるんじゃないわよ!!


瀬野:アハハ!サンキューな!!



女子トイレ―



蓮花:((矢野:木内さんは瀬野くんの事好きなのかな!?)・・・答えそびれたな・・・考えた事もないけど・・・)


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