理解が追いつきません!
初めての小説投稿なので至らないことがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
鳥の囀りが聞こえる。
草木が揺れている音、水がさらさらと流れている音が聞こえる。
ここは何処だろうか。俺の住んでいた家の近くでは、そんな音聞こえないはずなんだが。
俺は、ある男女の声で目が覚めた。
「ほらあなた、元気な男の子ですよ!」
「本当だ。君に似てとても可愛い」
俺は、一瞬何が起きたのか分からなかった。
目を開けると、そこには俺を見つめる男女がいた。
おそらく夫婦なんだろう。いや、そんなことはとりあえずどうでもいい。
何がなんだか全く理解できない。
理解が追い付かない俺は、周りを見渡して驚いた。
ここは俺が知っている世界じゃないことに。だって、ゲームでしか見たことない大きなクリスタルのようなものが、宙に浮いていたからだ。重力どうなってんだあれ。
「ねえあなた、赤ちゃんが固まっちゃったわ」
「おやおや、どうしたのかな」
(ここは何処だ?俺は夢を見ているのだろうか。それにしては音とか感触がやけにリアルだな)
俺は、とりあえず目の前の夫婦に話を聞こうと声をかけた。
しかし、口がまだ発達していないのか、上手く発音できない。
(やっぱり俺赤ちゃんになってるんだな。しかしどうしたものか。これでは、この世界について話を聞けない。というか、さっきから眠気が……)
産まれたあとすぐに頭を使ったからだろうか。
俺は、沈むように意識を失った。
読んでくださりありがとうございました。何かありましたらコメントください!感想だけでもいいので何か送ってくださると幸いです!