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乾燥肌のあなたにもってこいなモノ。

作者: 七瀬





___いつの間にか? 秋から冬へ変わりゆく。

木枯らしが吹き荒れる季節になって来たわ!

赤く頬を染めた枯れ葉たちが風で舞うように降りてくるのよ。



___そんな私も、風がビュービューと吹くたびに肌の皮膚が

カサカサと乾燥肌に、、、!


・・・気が付けば、、、?

布団の中で、知らず知らずのうちにかきむしっているわ。


___痒いのと痛いのとで。

赤く腫れた肌に、プルンプルンの乾燥肌に効く薬を肌に塗り込むのだけど?

あまり、効果はなさそうだわ!



皮膚からは、ボロボロと皮がむけるのか?

痒い! 痛い! ・・・でもかくのはやめられない!


・・・どうにかしてくれないかな?


___そう、誰もが悩む肌のトラブルにこんなにいいモノが、、、!?

乾燥肌のあなたに持ってこいの、肌がプルンプルンになる装置をここに

置いておきますので! ご自由にどうぞ!


【___えぇ!?】



___それが、何時も行く私の銭湯に置いてあったの!

しかも!? 聞けば、女湯だけにあるんだって!


___男湯には、いらないらしいわ!

・・・まあ、男性は肌の事なんか気にしないだろうし、、、! 

乾燥肌でも気にならないんだろうと思うの。

・・・それに、お年寄りが多いしね!




___それを言えば?

女湯も、お年寄りの女性が多いのだけど?

たまに、私みたいに20代の女の子もいるのよね!

・・・だから、置いてくれたのかもしれないわ!






___私は、早速! お風呂上りにそのヘンテコな機械の中に素っ裸

で入って、顔だけ出して潤い装置のボタンを押したら?


【ガタンガタン・ プブブブブーーーーーーー!】

『___えぇ!?』


___左右に上下に、機械が動き出したの!

機械の中では、身体中に何か液体のようなドロッとしたモノが吹きかけ

られているわ。


私は、されるがままに機械の動きに合わせて目も動いているの!

機械の中に、15分ほど入っていると。

・・・10秒前からカウントされて、終わると【ピー】と音がなって

機械の上が開いたの!


・・・その中から、私が出ると?

私の肌は、プルンプルンの肌になっていて、周りにいた女湯のお客さん

も、私の体を見て! ビックリしていたわ。


『___えぇ!? お姉ちゃん、凄い! 肌がプルンプルンじゃないの?』

『ワタシも、やってみたいわ~!』

『変な機械に入る前は、かさついてた肌もこんなにプルンプルンになるのねぇ~』

『___ホンマ! 凄いわ~』




___確かに! 私のかさついた肌はプルンプルンになっていたのよ!

私も、自分の体を見て! ビックリしたぐらい!


毛穴も見えないぐらい、瑞々しい肌に。

___うっとり、潤っているわ!




___でも? 1週間もすれば、またカサカサな肌に。

静電気も起きるし! 指先も肌全体がハリネズミみたいに

セーターに絡みつくのよ。


バリバリと肌を掻けば、白い粉が皮膚から落ちてくる。

嫌だ嫌だ! 乾燥肌!!!




___仕方がない! 今日も、あの機械で肌をプルンプルンに!

・・・ただ、この機会を使う時は、、、?

かなり勇気がいるのよ。


女性とは言え! 真っ裸で機械の中に入らないといけないから。

みんなに見られているし!


恥ずかしくて、顔から火が噴きそう。

それぐらい、恥ずかしいのよ。


・・・まあ、完全に気にしないように一人の世界に入りながら機械の

中に入れば、気にならないと私は思っているのよ。


___気を紛らわす。

これって? 大事よね!




___今日の私は真っ裸で、【ラッパー風】。


私は、ヘンテコ、てこてこ、機械に入るぜー!

しかも? 真っ裸、マッパーうーいえーい!

肌に潤いー心も潤う!


・・・機会の中に入ると?

また、あの時の感触。


ドロッとなんだか分からない液体が体全体に馴染んでいく。


『___今日も、潤うわよ!』

___最高の、ひと時。






最後までお読みいただきありがとうございます。

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