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ステ振りを間違えた最強な"ぼく"  作者: ほりこん
駆け出しの冒険者
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魔獣との戦い

 町を出て目的地に向かって歩いた。初めての魔獣との戦闘で、ライラとエミルとの会話が全然頭に入ってこない。まぁステータスはかなり高いし・・死ぬことはないはず。



「拓海さんそろそろ目的地に着きますよ。」

「え、もう着くの?」

「もうってそろそろ一時間くらい歩いているわ。拓海大丈夫??」



2人が心配そうな目でこっちを見てくる。やばい気を引き締めないとな。



「前方からダークウルフきます。」


ライラの声の合図でそれぞれ武器を構えた。ライラは魔法が使えるみたいなので後衛、エミルは剣術が得意みたいなので遊撃、そしてぼくは盾をもって敵の注意をひく前衛だ。茂みの中から黒い毛並みの大きな狼みたいな魔獣が4匹出てきた。思っていたより強そうだな。ぼくにダークウルフが襲い掛かってきた。それを盾で防いで、押し返した。あら?ダークウルフが吹き飛んで、木に当たって気絶してしまった。



「拓海やるわね、私も負けてられないわ。」

「サンダーアロー。」

エミルが前に出て、ダークウルフを切り裂く。エミルは雷の矢を発生させて、ダークウルフを倒していた。ぼくはダークウルフの攻撃を受けてめてから、次は剣を使って倒した。


「ふう、これで依頼これで依頼完了かな。」

「そうですね、この魔獣をギルドに提出しましょう。」

「え?これをもっていくの?どうやって?」

「どうやってって。これに入れるんでしょ?」

そういってライラが取り出したのは、小さな箱のようなものだった。そんな小さな箱にダークウルフが入るわけないだろうと、不思議な顔をしていると。



「ダークウルフ収納!」

声と同時にエミルの持っている小さな箱の中にダークウルフが一匹吸い込まれていった。これは驚いた、どういう仕組みになっているんだろうか?


「そんな顔をしているということは本当に知らないみたいね、ジパンにもあるとおもうんだけどなぁ。」

「ははっ、すごい田舎にいたからね。」

苦笑いを浮かべていると、エミルにすごい怪しまれた。



「まぁ簡単に説明しますと、これはストレージボックスと言って自分の所有物を収納できるものです。ですのでエミル収納するものを指定しても、自分の盗伐したダークウルフしか収納されません。どのグレードを買うかによりますが、たいていダークウルフ10匹くらいは入ると思います。」

「え、じゃあ僕の盗伐したダークウルフは運べないな。」

「いえ、大丈夫です。ダークウルフの権利を譲っていただければ、ダークウルフもらってもいいですか?」

「もちろんいいけど、どうやって権利なんて譲渡するんだい?」

「もうこれで権利は譲渡されたと思います。心の中で拓海さんが渡したくないと思っていれば譲渡されませんが。ダークウルフ収納。」



残りの三匹のダークウルフがライラのストレージボックスに吸い込まれていく。ほんとに便利だなそれ、どおりで町の人は誰もかばんを持っていないわけだ、町に帰ったら購入しよう。



「さっさと報告に行きましょう、お腹がすいたわ。」

「そうだね、町に戻ろうか。」

初のクエストを無事にこなすことが出来てよかった。この武器もだいぶ役に立ちそうだし。そんなことを考えながら町に帰った。


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