武器の選択
「いらっしゃい、どんな武器をお探しだい?」
「えーと、まだ決まっていないんで、適当に見て回ります。」
ん~武器選びは重要だな。まず遠距離の武器は先制攻撃が出来ないから、論外だしかと言って剣もな~。銅やアニメでしか見たことがないからな。悩ましい。
「ね~ね拓海こんなのはどう?」
「ん~それはちょっと、格闘はあまり得意じゃないから。」
エミルが進めてきたのは、腕に装着するタイプの装備だった。武術の心得があるわけじゃないからな。
「拓海さんこれならどうですか?」
「ごめん、射撃もあんまり得意じゃないから」
ライラが進めてきたのは。銃の先に剣のついた銃剣タイプの武器だった。射撃もお祭りで射的をするくらいしかしたことがないからな、あまりうまくないし。
「では、なんだったら出来るんですか?魔法が使えるとか?」
「それも今のところはできないかな。」
いやそんな期待外れみたいな目で見ないでよ。神様に一度見たものは何でもすぐに出来るようになるスキルを付けてもらったから、多分いずれいろいろできるようになるから。さて、どうしようか何かいい武器ないかな。お、これなんかよさそうだ、相手の攻撃を受けてその後反撃しやすそうな武器だ。これにしよう。
「これに決めました。」
「え?拓海さんほんとにそれにするんですか?」
「あんちゃん悪いことは言わねえから、それはやめておいたほうがいいぜ。そんな体つきじゃあとてもじゃないが扱えないぞ。」
「ぼくこう見えてかなり力持ちなんですよ?」
ぼくが選んだ武器は、一メートルくらいの盾と内側に剣のが収納されているものだ。確かに重そうだし筋肉質な人が使う人向けな武器な気がする。モンスターや魔獣の攻撃を受け止めないといけないわけだし。まぁステータス的にも大丈夫だとおもうし、これほどピッタリぼくのステータスにあった武器はないだろう。
「そこまで言うなら分かったよ、少し負けといてやる銀貨三枚な。使えなかったら返品してくれていいぞ。まぁすぐに来ることになるだろうがな。ガハハハハァ」
「ありがとうございます、では、また。」
「おう、きをつけてな」
店主の人とあいさつをして店をでた。いよいよダークウルフとの戦闘だ、やばい緊張してきた。頑張らないとな。