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第6話‐試練2‐

シュウに剣の構えと基礎。応用を教えてもらった。

技は基本中の基本の技を教えてもらった。技の名前は【真空刃】と言い、少量の魔力を剣に送り、その魔力により特別な剣圧を相手に飛ばすという本当に簡単な技だ。

俺は数分でこれを自分の物にできた。

そして次に魔法を教わった。

と言っても回復魔法の基本と炎攻撃魔法の基本の二つだけだ。



そしてこの基礎を全て覚えたため今から第2の試練が始まる所だ。

どうやら基礎が出来ていなければクリアーは難しいらしい。


「では今から第2の試練を受けてもらう…」



と言い、シュウは祭壇へ再び歩きだし手を高々とあげる。

すると今度は黒い霧みたいなものだ出てきた。

すると霧は徐々に生き物の姿に変わっていく。



「お…おいシュウ…なんだよこいつ…」



クラウスの目の前には犬のような形をした生き物が現れた。牙が異様にでかく、爪も鋭い。



「貴様には今からこいつを倒してもらう」



「はい!?んな急に無理だし!!」



「無理ではない。なんの為に剣術の基礎、応用を教えてやったんだ?貴様はもう応用も出来ているから倒せるはず」


シュウが言い終わると同時に魔物はクラウス目掛けて飛び掛かってきた。

クラウスは瞬時にかわす。


「くそっ!やるしかないのかよ!!」



クラウスは剣を構える。

初の魔物との戦闘の緊張で自然と剣を持つ手に力が入る。



『ギャォオオオ!』



魔物は吠えながらクラウスに飛び掛かる。

クラウスは魔物の頭を手で押さえ右へ払いのける。そこですかさず飛び膝蹴りを放つ。

魔物は勢いよく吹き飛んだ。

元々運動神経がよいクラウス。そのクラウスに実は軽く基礎中の基礎中の基礎の武術をシュウは教えていたのだ。



「まさかこんな所で武術が役に立つとはな…教えてもらっといてよかった」



そう呟いた瞬間倒れていた魔物が起き上がった。

が起き上がるもフラフラしている。魔物を倒せるまで時間の問題だなとクラウスは思った。




「次の一手で決める!」


クラウスは地面を蹴り素早く魔物との距離を縮める。


だがまだ距離が足りないと思い再び地面を蹴る。

すると移動するスピードが予想以上に上がった。

この予期せぬ出来事に一瞬戸惑ったがすぐ冷静になり魔物の真横に来た瞬間、剣を軽く地面に刺しスピードを殺す。

そして魔物の後ろへ移動し体をひねり一回転させ

回転させた勢いで魔物を剣で横からきりつけた。

魔物は一瞬の出来事で混乱したまま絶命した。



「シュウ、これでいいだろ?」



クラウスは満足顔で言った。



「あぁ、クリアーだ」



「ところでこれはなにがわかる試練なんだ?」




「貴様の運動神経だ。どうやら貴様は運動神経は以上に高いみたいだな。剣術とかもすぐ飲み込んでいたしな…」



クラウスは照れながら

「当たり前だろ〜?」

と頭をかきながら言った。



「さて…次が最後だ…」




「おっ、最後か!んでどんな試練だ!?」



クラウスはワクワクしながらシュウに聞く。だがシュウは下を向いたまま黙っている。

その手には剣が握られていた。




そしてゆっくりと顔を上げた。




「最後は我と戦ってもらう…」




「…えっ!?」







‐続く‐

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