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「嘘」

 しかし怠惰で平和でいられたのもここまでだった。

 思えば、奴も一族てあるからには行動範囲がかぶるもの。

「……あ」

「嘘」

 何と休日にもかかわらず天敵ともいえる奴と遭遇してしまったのである。

 慌ててバッグの中からお札を出しかけたが、

「またな」

と言い残すなり相手は文字通り消え去ってしまった。

「どういうこと……?」

 後には身構えながらも困惑する私のみ。とにかく冷静さを取り戻さなければと私は構えていた体から余分な力を抜いて大きく息を吐き、携帯電話を取り出してバッグの口を閉じた。

 ……念のためさぐっておいた感触からすると隠しポケットの中のお札は3枚。

 対峙した時に使うのは4枚強だから本当にギリギリだった。

 向こうから退かれて助かった、が……。

「奴の方でもニアミスっぽかったわよね?」

 わずかの間ながらも奴の様子を思い出し、分析する。

 少し迷いながらも上司に報告することに決め、私は彼の番号を携帯電話のアドレス帳から呼び出した。

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