駅の海洋生物
朝、駅のホーム
翔「れ~ん」
蓮「おう」
翔「今日お前んち行っていい?」
蓮「お前本当に家帰ってる?」
翔「俺帰ってるじゃん」
蓮「いや、俺んちから帰ってまた別の家に帰ってるのかと思って」
翔、泣きまねをして
翔「そんな人を家無き子みたいな」
蓮「どっちかっていうとヤドカリ?」
翔「そんな人を海洋生物みたいに」
蓮「ヤドカリで海洋生物を名乗るな、主語がでかいぞ」
翔「じゃあなんて言えばいいんだよ」
蓮、少し悩んで
蓮「うーん、ギリ甲殻類?」
翔、喜々として
翔「じゃあ俺カニじゃん!」
蓮「朝から駅のホームでカニ宣言やめな?」
翔「カニならまだ許せるでしょ」
蓮「誰もカニとは言ってないけどな?」
翔、とても納得しながら
翔「そうか、そうか、俺はカニか…俺は人気者だな」
蓮「人気者?」
翔「だってカニみんな好きだろ?今日の晩御飯カニだよーって言われたらうれしいやん!」
蓮「まぁカニが食事に出てきたらうれしいけどな」
翔、意気揚々と
翔「だろ!?だから俺は人気者ってことなんだよ!こりゃ引っ張りだこだな」
蓮「カニなんだかタコなんだか」
翔「…?カニだろ?」
蓮「うん、大丈夫、俺がちょっと優秀なだけだっただけだ」
蓮、続けて
蓮「まぁカニだとすればお前は食われるんだけどな?」
翔「あーそうか、じゃあ海にいた方がいいか」
蓮「海にいるカニって人気者なのか?」
翔「どうなんだろうな、強そうだけどな」
蓮「強いと人気は同義か?」
翔「まぁそうなんじゃね?」
蓮「急にはしご外されたんだけど?」
翔「そんなの俺が考えてもわかるわけないだろ」
蓮、あきれながら
蓮「…お前が言い出したんだろ」
翔「とりあえず俺はカニ、人気者、それでおっけー!」
蓮「カニはいいのかよ…」
電車が到着する
翔「とりあえず夕方お前のとこいくから、じゃあな!」
蓮「じゃあなじゃないんだよ、行くとこ一緒なんだよ」
翔「お前おもしろいな」
蓮「どっちかっていうとお前だよおもしろいの」
電車の扉しまる電車出発する




