眩(まばゆ)き光(ひかり)
ストーリ0なる「零の世界線」から闇の融合に至るまで。
・・・初めまして、そしてようこそ・・・
――初めまして、どうぞ宜しくお願いします――
まず、君の事を聞くよ。
この宇宙へ紹介してくれないかな?
――――はい、理解しました――
“ コォ―・・ン ”
――そこは母胎で僕は“袋”と呼んでいた――
遠ざかり外れますと
“僕は始創、只の点”
でした。
<<<そこが卵のツルツルした膜だった事も――!>>>
周りは模様でした、、、
僕という点が小さすぎて、、、出たいと願い、、、
でも、、、自身が無かったのです、、、
でもね!そこは温かく、けれど――ッ
分からなかった――
小さく弾いた、跳んでは跳ねた
勢い、そこが不安定で落着きなくて、、、
――ポォン――
ガマンできずに遊んだのです!
そこで、、、手加減も覚えた、、、んだ、、、
――ヒュンッ――
けど、速くて止められず
一瞬で――、“辿り着いた”のです!
置かれた言葉
を、
拾った・・・のです。
――トッ――
この跳ね返ったその“知”に足を着けた
僕は遂に疲れを感じるのに
そこへと流れていた
――トク、トクンッ――
その意味のない“輪”と呼ばれるトコロから!
何故か・・・出られたん、だよ?
――ドック、ドク、ト、ト―ッ――
君はそう!
「吸ってごらん?息を吐いて、しまうんだ」
と、だけ応えてくれた――ッ?
――タッ――
だから・・・もう嬉しくて
“今のボクには太陽がありません”
と、伝えられたの!
――カッ――
<<<こんな僕でよければ、聞くよ>>>
君という意志を教えてくれないか、と――、、、
私に何を訴えたのか、を。。。
すると――、宇宙に漂う霧が晴れた。
“闇の太陽”はこのように訴える。
「待ち詫びてきたソレを、頼りにしていたのだ!」
と。
――――そうだったのだね?
――そう、頼りにしたのです、、、そう願っていたぁ・・・
―でも“だからこそ!”と言いました。
そしたら!・・・涙にあふれたんです・・・ッ
首を長くしてこの蒼黒い宇宙を漂ってきた事を!
君だけには「私の奥底に光がない」という事を・・・
僕はァ~、僕は・・・ッ随分と待っていたぁ――。
どうか、、、聞かせてほしい、、、と自ら訴えていた、その事もっ。。。
。。。誰も。。。振り向いてくれもしなかった事を―――!
ただ、そこに<魂>が宿るのかずっと、聞いてみたかったんだ。
その“感情”をも!
<<<ッタマシイッ>>>
・・・
確かに“魂”だと言ったのだね?
はい。
――――
そこは気付けば油乱模様、赤や青、黄から緑へと揺らいでいました。
そこは冷たくて宇宙たる“肺”が詰まりそうでした。凍えそうでした、灯さえも小玉にしか見えない程に、擦れてきたのです。
何かが誰で、“誰かに呼ばれないか”を期待していた頃でした。
呼んでくれたのです「こちら側へ来ないか」と。
膨らみ、拡張をする“再生たる由縁”とは、そこが原点だったと答えた!
我はモノゴトリーで「これは“僕の魂”だ」と、そう答えていたのです。
そのような空間干渉を起こし、分裂すれば繋がりを求めます。
断ろうと思い、怖くなって、離れようとしました!
ですが、それが世界線をも超えて尚も追いかけて来るのです!
その魂が「もう、“幾度と離さないで”ほしい!」とも、、、
そうか、、、
それが“亀裂たる訳”なのだな、、、
――――教えねばなるまいか――――
そこには“魂”という「シースペイン・アイン」がやってきた。
彼は我が成るまでの礎であり、身動きすらとれぬ自らが声を挙げ、ただの点と点を合わせて成長を遂げると母胎から突き抜ける、大いなる意志の前触れを萌したのだ。それ等の点から広い宇宙空域へと現れ「到達点を終える」と、その姿を象り始めた。
全ての宇宙に漂う線と同調を始めると、一つの礫となり仲間をも集め始めた。それ等の「未確認光線による波音」により複数たる線を飛び越えさせた。
蒼黒であるのに、その動きの速さと言ったら周辺の泡をも星へと変えていったのだ。
その「星々の誕生により生命が誕生」した。
星は拡大と変則を始めだすと彼等は“意志”を灯し始める。
大地に芽を張り、地を歪め、苔から緑へと脈息始めると不揃いな整列を始めるし、鼓動を解き放ったのである。新たな鏡を割り始める意志等によって神が誕生したのだ。それが私であり、「最初の“光”を受継ぐ存在」なのだ。
※脈息=不整脈
“シャン”
さあ、踊れ各々の星へ潜む生命達よ!意志たる意志が我を崇め、空間に歪を満たすよう、錫杖を慣らし音で貫くよう、声を挙げて往け!喜びと涙という感情を打ち称えるのだ!
アブソープト・ゼロを経て――、動けよ「闇たる太陽」よ!
すると、闇から内に潜む太陽が、光の“音”を“声”として超越する。
キュウウウゥウアアアァ――――
声という意志によって、それ等光の礫が集まり結合を始めてゆく。
―――“キィンッ”――・・・
瞬間「眩しい」と星へ棲む生命達が声を挙げ意志を貫いた。
それは宇宙に漂い見守る神をも貫いた。闇は太陽と合わさったのだ!
闇の太陽は「自身の奥底へ“光”が灯る」事をようやく理解したのである。
解読するかの様に、それ自体が“約束”だった事と神へと告げる。
神は答える。ようやく「更なる輝きを始める」ことを約束するのだった―――。
「ああ、黒が白となる・・・」
「皆、集まれッ、皆、崇めよォ――ッ」
意志よ、君達は示した。
君達は私を宇宙成る神とも崇めた。
そして名を授けること数億年の時が流れる。
身近には“細胞”と呼ぶまでにしたよ。
“コオォ・・・ン”
永き君は、ようやく答えを見つけたらしい。
このようにして闇の太陽と「融合を、果たした」のである、と―――!




