主人公のメンタルって強いよね。だから、主人公なのか。
「この無能め! お前は追放だ!」
ここ最近の流行ですよね、追放もの。
結構好きで読んでますけど、ちょっと食傷気味でもあります。
新しい流行が来ないかな、とこっそりと思っています。
まぁ、それはともかくとして。
こうして追放される(あるいは虐げられる)主人公って、メンタル鬼強だよね、って話です。
能力あるけど、周囲の見る目がない、ってパターンはどうでもいい。
標的としているのは、その時点において本当に無能な主人公です。
追放された後、何らかのキッカケで覚醒し、見返したり復讐したりする主人公。
いや、すげーわ。
何がって、こいつら、散々馬鹿にされて、無能だなんだと言われ続けてんのに、それでも同じ道を諦めずに歩き続けてんですよ?
結果的に覚醒してんだから、その選択は間違ってなかったんでしょうけど、常人には出来ませんよね、そんな事。
絶対に何処かで心折れて、違う道に進むと思うんですよ、普通は。
自分には才能がないんだ、って、諦めるもんでしょ。
にもかかわらず、こいつらってば、どれだけ馬鹿にされようと、どれだけ生活に困窮しようと、一心不乱に同じ道を邁進していくんですぜ?
別の道に進もうとか、全く考えずに。
自分は神に選ばれた天才だって、確信しているとしか思えない。
自信過剰ですか。
それとも、厨二病発動中ですか。
でも、まぁ、実際、そうなんですけど。
神に愛された主人公様なんですけど。
それを何の根拠なく何年も何年も信じられているあやつらの精神は、もう狂気の領域に入っていると思います。
マジすげーわ。
感心するわ。
真似しようとは全く思えないけど。