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合っ!!

異世界/転生日刊ランク55位にランクインしてました。皆様ありがとうございます。

予定の時間より早いけど、クラスに戻る事にしました。


ほぼ早足で歩きまわっただけで終わりましたね。


地球と違って、足が疲れても事故修復が出来る便利な世界ですからね。気兼ねなく歩き回れるってもんです。


叩き買いした一山いくらのキュウリは、谷間に仕舞った(悦)警備隊から支給されてる魔法袋にドーンしてあります。

本来は魔法薬とか入れとく為のもんだけど楽勝で入ったから助かった。


大量のキュウリ抱えて帰ったら何事かと笑われちゃいますからね。


「ただいまで『遅いっ!!』ぐふぅっ!?」



扉を開けたら鳩尾にエリックがドーンして来た。


エリックは私を女子だと認識してくれないのだろうか…。

しかも、痛いお腹を押さえようとしたら、そのまま抱きついて来てたから私がエリックに覆い被さる形になる。

エリックが邪魔してお腹押さえられない!足元超グロッキーなのに倒れるに倒れるられん。


谷間悦っただけでこの仕打ちとか世界は私に厳し過ぎないかっ!?


やべ意識が…。




「あ、知ってる天井だ…」


再び意識が戻ったのは、学園時代の不摂生のせいで何度かお世話になった保健室でした。


上着を脱がされ、着ているブラウス下のお腹には湿布が貼られていた。


意識を失って看病されてたみたいですね。


回復魔法も普通はポンポン使えるもんじゃないから、アナログな手段になったみたいです。


ポーションとかもあるだろうけど、学園内は自給自足で生徒の小遣い稼ぎがてら補充されますから、ポーションは意識がない時には使わない方針ですからね。


偶に不良品あるとかなんとか…。



「ああ、目をさましたかね。アティア君」


「ぽあっ!!?」


シャッと仕切りのカーテンを開いて顔を覗かせたのは意外な人物だった。


―付き添いが何故か教頭なんだけどどどどっ!?


「…ふむ、だいぶ驚いてるようだね」


驚く所か身の危険しか感じねぇんですが!?


「安心してしばらく横になっているといい」


無理っす。


「…後は、驚いた時は大声で悲鳴くらいあげても構わないがね」


「…本当に驚いてると悲鳴なんか出せませんよ」


あん時のアサシンもとい法律家さんとやらとの対面も悲鳴なんか上げられんかったわ。


「言いたい事もあるだろうが、その前に驚いたなら大声で悲鳴上げてくれて構わないぞ」


「人間本当に驚いた過ぎると悲鳴なんか上げられ無いんですよ」


口には出さないど、アサシン紛いの法律家だかの時は、ご丁寧に口まで抑えられたもんだから、呼吸的な意味も含め心臓が止まるかと思いましたよ。


「ワシも先ほど目を覚ましたばかりでな。あまり人様の前に出られる格好でないから、そう気にする必要もあるまいて」


なんか、年相応っつうかやたら人当たり良くなってるみたいに感じるけど、ブーメランパンツ一丁だから顔だけ出してるって事っすか。


ブーメランパンツ一丁の爺と同じ部屋に放置とか私の扱いがいよいよ末期症状。


なに、学園内で殺されてても揉み消されるだけかも知れないけど、本気で寝てる間に殺されるとかされてても仕方ないで終わりかねない事態なんだけど、


「真面目な話、私と教頭先生のやり取りは知らない教師って居ませんよね?」


「教師なら、知らない訳ないだろうの」


「その上で、見張り役がいないとかどうなってるんですか」


「…しばらく前まではワシの方にも一人付き添いがおったんじゃよ」


うん、今いませんけどその人どこさ、肥後(比護)でも行った?ここにゃ、熊本もないし、目の下の熊もいない美少女しかおらんぞ。


「なんと言うか、アティア君が運ばれて来たと知って嬉しそうにキミの世話まで引き受けたんじゃが…」


わざわざこの仕切りのカーテン広げて“ごゆっくりどうぞなんて”耳元で話してどっかいってしまったもよう。


で、教師先生その時にはあんま意識がはっきりしてなくて、女生徒がいなくなってしばらくしてから正気に戻ったんだと。


で、そこで仕切りのカーテン閉めて色々考え事をしていたらしい。


どうも隣の人は、シーツ一枚の全裸らしいです。


最終的にパンツすらなくしたとか…。


「なんて無責任な。その人任されたんじゃないんですか?」


「善意で任された者が無防備に眠る君が見えるようにしていくと思うかね?」


一応さっきから小声で話ししてますけど、教頭先生も困っているようです。


彼女が普段から一緒にいるのが、事情を知る一部の生徒らしいから、これはどうも互いに嵌められそうになったって事ですか。

意識混濁した教頭の近くに恨みの対象を放置するとかタチ悪くない?


教頭が今こうだから何事もなく済んでるけど、“知らなかった”から席を外した訳ではないって事じゃないみたいで、あの事情を知った上で、“お膳立て”してから席を外し、問題があれば被害者面して騒いで人を呼べばいいし、何も起こってなければ、素知らぬ顔して戻ればいいだけですからね。


教頭先生が言うには、廊下に出て直ぐの所に、動かないでいるらしい。


事案待機っすか。


えらい暇な奴が居たもんだ。



「…よく、悩み事があるなら相談に乗りますなんて言うから、面倒見のいい優しい生徒じゃとばかり思っておったんだがの」


「ジャリの優しさなんて計算づくに決まってるじゃないですか。エリックとベタベタしてるから気に入らなかったんじゃないですかね」


「お前さん、口悪くなってしまったのぅ」


私は元々こうなんで教頭先生は気にしないでいっすよ?

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