ファンファーレ
プップププップ、プッププッププップー!!
コレは突撃ラッパだけど心がたぎる。
ファンファーレは著作権入るんじゃないかと思われるから頭ん中だけにしといて下さい。
しかし、ピンク君しつこいねー。
「とにかく、“病気療養”で休学していた彼女から目を離さない事を条件がある以上、学園祭最中は絶対に離れる訳にはいかんのだ」
ギュギュウッ!とエリックが私服の裾掴んできた。
私が病弱云々はともかく、この土壇場でエリックは新技を披露ですか。
腕を掴むより遥かに年下ポイントが高いですね。
正面からやられたら、世の女性の何割かは落ちそうじゃありませんか。
「ではっ!代わりにボクが彼女を案内致します!それで如何ですかっ!?」
でも、ピンク君には通用しなかった?!
敵撤退?とりあえず突撃ー!!
みたいな?
裏を読まない人に案内されたくないな。
お姉さん大好き人間とかって、それ以外の女性はカスとか考えてる設定多いし、エリックが離れた途端に“穢らわしい”とか“ゴミの癖に姉様の邪魔をするな”とか言って首締めにきたりするんだろうね。
「「……………」」
おや、いつの間にやら二人して俯いてますけど、何かありました?
「あの、エリック様。決してボクはそんなつもりで誘った訳では…」
「アティの言う事はあまり気にするな」
なんか分かり合ってますけど、私考え事してただけじゃなくて全部口から漏れてましたか。
でもまぁ、ピーター君も冷静になったみたいだから結果オーライ。
「殊勝な事言う子ほど、本人いない所で結構な悪口言ったりするんだよね」
「そ、そんな事はないで…す」
私の言葉に更にうなだれてしまったピーター君。
―後一押しか?
いや、別にピーター君悪い子だとは思わないけど、エリックの支援するにはピーター君落ち着かせた方がいいからね。
しかしそんな中エリックは、“大丈夫誰も君をそんな風な人間だとは思ってないから”と慰めている。
あんましイジメ過ぎて人間関係悪くしてもあれだから仕方ないけど、復活したらまたお姉さん勧められますよ。
「アティは、もう少し年下の純粋さと言う物を考えてみてくれないか?アティみたいな年上の美人に面と向かって言われると結構つらいのだからな」
エリックが私の顔を誉めるのは珍しいが状況的に色恋はないね。
「違うよ。ちょっとそうした状況に期待しただけでピーター君がそうだなんて思ってる訳じゃないんだよ」
エリックの言いたい事は分かるので私もピーター君の頭を撫でて慰める。
いや、頭なでたら更に落ち込んでしまったんだけど?
「…アティはもう何も言わなくていい」
しかもエリックにピーター君の頭を撫でていた手を払われた。
ピーター君撃沈。大丈夫大丈夫とエリックが慰める。
どうやら、子供扱いはマズかったか?
難しい年頃なんだね。
オッサン可愛くなかったから、美人に責められた事もないし、大して落ち込む事もなかったから友達に慰められた経験もないわ羨ましい。
いや、羨ましいはおかしいかと思ったら大きな間違いだろうが、これぞ青春って感じがする。
―そう言う事だろ?
じゃん




