第1章 プロローグ
20XX年、某日。
その日は「東京で原因不明の消失事件続出!」というニュースが大きく一面を飾っていた。
『一人の若者が突然宙に浮かび上がり、そのままパッと姿を消した』『若者は必死に抵抗するも、成す術なく消えていったという』『その後、東京各地で全く同じ消失事件が多発している』『何故このようなことになったのか原因は未だ解らず。警察は原因解明に努めている』
などなど、新聞やらテレビやらで様々な情報が飛び交っている。テレビでは実際の事件の様子も報道されていたが、確かに前述の通り、何もないはずなのに通行人が突然浮かんで、消える。
オカルトか何かの類なのだろうか、意図的な計画犯罪なのでは、憶測を語るジャーナリストは後を絶たず、ついにはカメラを持って自分自身が浮かび上がって原因を突き止めてやろう!という輩まで現れる始末だったらしい。
しかし、結局何も解らないまま、謎は深まるばかりの事件だった。
「僕」がそれを知ったのは、翌日の朝。なんとなくつけていたテレビでやっていたニュース番組からだった。
食卓に並んだ朝食をまだはっきりしない意識の中適当に頬張っていた僕は、画面に飛び込んでくる異様な光景を理解できるわけもなく、最近のテレビはこんなこともやるんだなあとただそんなことを思うだけだった。
そう、その時の僕は、あの事件を明らかに軽視していた。
僕が……「僕達」があの事件に真っ向から立ち向かうことになるなんて、想像できるはずもなかったのだから。
双流です なろう初投稿です
とりあえず奮い立たせるためにプロローグだけぶん投げときます
下手すると一年に一話とかなりそうだけどそうならないように頑張ります。




