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36羽

 腕の中で抱かれるウサギたんを見ると――はあはあ……。

「やだ、ぜったい病院いかないもん」

 むすっと顔を膨らませて子どものように言うウサギたん。

 え、なにこの可愛さ。シェコムしてても心の中に侵入されちゃうんですけど、なんですかこれ。新しい兵器ですか。

「おっちー」

「なんだい、新しい水爆ちゃん」

「え」

 少女漫画に出てくる男子のように目をキラキラさせて言ったら引かれた。実質、可愛さの超特急に轢かれたのは僕だけどねっ♪

「あ、ごめんごめん。あまりにも目の前が幸せすぎてどうかしてたよ」

「まあ、いつもどうかしてるから別にいいけど」

 さすがウサギたん。僕がいくら傷付いても恐れずに傷つけてくる。

「そ、それで、どうして病院嫌なの?」

「え、だって……」

 もじもじと言いにくそうにするウサギたん。

 もじもじキタ―――――!

 もう一度言おう。

 もじもじキタ―――――! ハアハア……。

「うおっ」

 可愛いウサギたんを見れないのが残念、非常に残念だけど鼻をつまんで上を向く。

 危ない、もう少しで少ない血液の一部がまた飛び出すところだったよ。そして血濡れの天使が誕生するところだったよ。

「急にどうしたんだよおっちー」

「いや、究極完全体プリティーラビットが――」

 シャキンと爪を立てるウサギたんに言葉が詰まった。ゴクリ……。

「何言ってるかよく分かんねえがライフ0にしていいのか?」

「ごめ、いや、すみませんでした。ただ、その返事は多分分かって言ってるよね? ドローするタイプのやつだよね?」

「いや、知らんがな」

 蔑みの目で下から見つめるウサギたんもまたイイね!

「んじゃ、行こうか」

「あぁん?」

 獲物を狩る目してる! 目が「駆逐してやるぞ」って言ってる!

「……今日はもう寝ようか」

「おっしゃぁ! よく俺が病院嫌だって分かったな!」

 遠い目で言った僕の言葉に大賛成のウサギたん。

 いや、分からない方がおかしいと思うんだけど、そのことは心の桐箪笥にでもしまっておこう。         (バ)

 リレー小説これで18往復と思うと進んでるのか進んでないのか微妙なところ……(笑)。長い間放置ですみませんでしたぁあorz

 えっと、バー先はふらりふらりと目の前の道しか見ないので小さいことは気にしないですっ。

 楽しく気ままに、可愛いは作れるっ!

 

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