表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/16

日常の話

少女の日常。

「みーづきっ!帰ろうー!」

幼馴染の山口日陽やまぐち ひよに声をかけられて美月は鞄に教科書を詰める手を早めた。

「ひよちゃん、今日は生徒会も、部活もお休みなん?」

山口日陽やまぐち ひよは生徒会長を務め、弓道部でも部内NO.1の実力者である。文武両道の幼馴染を美月はとても尊敬していた。

「そう。だからさ、久々に放課後遊びに行こうよ!(さくら)真理(まり)も時間あるらしいから四人で!」

桜と真理と日陽、そして美月の四人は小学校からの仲良し四人組である。

桜と真理は書道部で、書道パフォーマンスで全国大会に出場したりしている。

2人は双子で、性格も顔も可愛い為、皆の人気者だ。

「いいね、それ。行く行く!」


校門で待ち合わせをして、地元のショッピングセンターでファストフード店に入って近況を報告。

やっぱりこの四人で居ると気が和む。

帰りにプリクラもとって、それぞれの家に帰る。


美月の家がある住宅街は商店街から程よく離れた場所にある。家に帰るといつもと同じように母の手作りの晩御飯を食べ、いつもと同じように宿題をして、いつもと同じ11:00に眠りについた。


そして、いつもと同じ6:30に目を覚ます。


けれど、その日こそが美月の運命の日だったのだ。




誰にでも、曲がり角は訪れる。願っていてもいなくても。





日常は容易く終わりを告げた。

ファンタジーは誰にでも訪れる。

願っていても、いなくても。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ