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睡眠男子の異世界行脚 ~眠りあれ~  作者: えいてぃ
第1部 新たな英雄
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黒い天使ちゃんはぺろぺろできない


「ですよねー」


 目を開けると教室――じゃ、なかった。 


 わかってた、わかってたよ。あの爺さんが神様で、あれが現実だったってことは。

 信じたく……なかったけど。


「というわけで、さようなら元世界。そして、こんにちは異世界――いやいやいや、キレていいよなこれ?」


 まあとりあえず、突然死はなさそうな状況ではある。

 魔物の前とか超高度から落下中とかよりは確実にマシだろう。


 だが。


 一面、砂。

 見渡す限り、砂。

 地平線の果てまで、砂。

 砂、砂、砂――完ッ璧な砂漠だ。


 俺は砂漠のど真ん中に制服姿で突っ立っているのだ。


「砂の惑星だったりしたら笑えねー」


 平和ですよ、生き物がいないから、とかシャレにもならんよ。


 まあ、まともに考えるなら騒ぎにならないよう配慮した場所なのだろう。

 ……野垂れ死ねと言われているような気もするけどなっ。


 砂漠では水が期待できない。これは装備ゼロの人間にとってかなり致命的な事実だ。


「サボテンから水が取れたりするんだっけ? まあ見当たらないから意味ないけど」


 見回していると、少し体に違和感を感じた。


「そういや、砂漠って暑いはずだよな?」


 頭上に太陽の存在を感じるこの真っ昼間なら、体感50度は軽くいきそうだ。

 しかも俺が着てる制服は冬用――なのに。


 あまり暑さを感じない。


 感覚的には、気持ちよく寝られそうな春のぽかぽか陽気程度。


 異世界だからか、英雄の素質ってやつのせいか。


 まあ今はそんなことより。

 俺は目を凝らし、あらためて周囲を確認する。


「……やっぱり、360度地平線だ」


 地球で地平線と言うと、何キロだっけ?

 よく覚えていないが、キロ単位のはずだ。


「サハラ砂漠は日本より余裕で広いよな。日本は38万平方キロだから……600キロ×600キロ以上の砂漠は世の中に楽勝で存在するってことか」


 女神の性格がそこまで終わってないことを祈るしかない。


「あー……女神といえば、こっちに来たら女神から説明があるんじゃなかったか?」


 英雄いらないから、そのままほっぽり出したってことか?

 だったらやばい、人里が近くにあるとか期待できないかもしれない。


「とにかく、高台目指すか……」


 目線より高い位置で、周囲を確認する。


 もし、それで砂以外のモノが見つからなかったら仕方ない――寝よう。


 俺の能力的に――あの爺さんを信じるならだけど――寝てればとりあえず安全なはずだ。

 夜になれば状況の変化があるかもしれない。……明かりが見えたりとか。


「――……で、肝心の高台ってどこよ?」


 砂の大地はまんべんなく広がっている。高低などどこにもありはしない。


 それに……波模様も見当たらない。

 もしかしてこの砂漠、風がまったく吹いてないんじゃなかろうか。


「やっぱり夜まで待つのが定石か……」


 腰を下ろすと、パウダー状の砂が舞った。

 これだけ細かいのに砂塵がどこにも見当たらないのだから、やはり風は吹かないと考えていい。


 寝ていて砂に埋もれることはないだろう。


 俺はそのまま仰向けに転がった。


 どこでもどんな状況でも寝られるのが俺の特技だ。

 都合の悪いことがあると眠る癖があると小学校の通知表に書かれたくらいだからなー。


 寝入る前、鳥が羽ばたくような音が聞こえた気がした。


 * * *


 瞼を持ち上げると、白い光が目に入ってきた。


 闇を照らすように輝いているそれは細長く、先端が尖っている。


 その形状は槍――だろうか?


 誰かがそれを振りかぶっている。俺に向けて。


「――うどわああぁぁぁっ!?」


 攻撃されかけていることを認識し、俺は転がって避けようとした。

 だが振り回した手足には大地の感触がなく、感じたのは浮遊感――というより、落下感だった。


「なな、なんだぁぁぁっ!?」


 光の槍から俺は離れていく。

 下方向に、だ。


 砂の上で寝ていたはずなのに、いつの間にか浮いていたのか?


「ごふっ!」


 ほどなく背中に衝撃。

 落下したのも砂の上だったためか、さほどダメージはなかった。気がする。


 立ち上がり様子を確かめると、どうやら半球状の大穴の底のようだ。


「ようやくお目覚めになられましたか」


 光の槍を持った女がふわりと目の前に降りてきた。


「だだ、誰だお前っ!」


 いきなり攻撃されそうになったのだ、俺は当然身構える。


「お初にお目にかかります、アカイシアカシ様。私はこの世界の女神――ゾネ様に仕える天使がひとり、リーンと申します」

「……女神?」


 ってことは、派遣されてきたのか。


「攻撃しようとしてたのは、どういう了見だ?」

「それはかなり今さらの話ですが……」


 天使は呆れたように言うと、手に持っていた光の槍を消した。


「とりあえず、ここから出ましょう。お手を」


 差し出された白い手に、なんとなしに手を重ねる。


「では、参りましょう」


 一対の白い翼が彼女の背に広がり――俺は天使に連れられ空へ舞い上がる。


「うお、ひでえな……」


 空を飛ぶ驚きと感動の前に、惨状が目に入る。

 眼下の大穴は予想より大きく、直径20メートルほどはあった。


「アカシ様が何をしてもお目覚めにならないので、攻撃魔法をいくつか試しに撃ち込んだのです」

「何してくれてんだっ!?」

「段階は踏みました。体を揺すり頬を張り、踏みつけた後に蹴って、それでも起きてはいただけませんでしたので――」


 このリーンとかいう天使の行動はさておき、どうやら睡眠を邪魔されない能力はきちんと発動していたようだ。


 穴から離れたところに降りると、天使は膝をついた。


「改めて自己紹介を。リーンと申します。この度はこのような事態を引き起こしてしまい、誠に申し訳ありませんでした」

「ん……?」


 事態を引き起こして?


「ほう、つまり貴様が諸悪の根源だと?」

「……アカシ様の望むがまま如何様にでもこの身をご処断下さい」

「いや、処断とか……」


 そんなこと言われても困るぞ。


「もしお許しをいただけるのであれば、この世界の案内人をするようにと言いつかっております」

「案内人ねぇ……」


 そりゃ、いないよりいた方がいいだろうな。

 少なくとも、彼女がいればこの砂漠を簡単に越えられると思うし。


 ただ、了承する前に。


「とりあえず案内人として質問に答えてもらおうかな」

「何なりと」

「――女神はいつぶりに下界を覗いたんだ?」

「それは……」

「女神がいるところも『この世界』には違いない、だろ? 知らない? それとも、言えない?」

「――前者です。私は天使として若く、地位も低いのです。仕事は<鏡>の警備」


 <鏡>――爺さんが言ってたテレビか。


「その仕事に就いている間、女神は一度も来なかった?」

「はい」

「警備態勢は? 交代で1日中とか?」

「……はい。1日の3分の1を交代で」

「君が仕事を始めたのは、いつから?」

「3年ほど前、でしょうか。3年を日に直すと1080日です」

「同僚から女神が来たという話は?」

「聞いてはおりません」


 となると、女神は最低でも3年間は<鏡>とやらを使っていなかったと考えていいだろう。


 女神め――有罪だ。

 彼女の世界に来たけど、やっぱり信仰する気にはなれない。


 あと知りたいのは、だ。


「<鏡>とやらを君が使うのは業務的には?」

「……違反です」

「君はそれを退屈だというような理由で使った?」

「……はい」

「誰でもやっていることかな?」

「いえ。おそらくはしていないと思います」

「ちなみに、なんでそんな古い映像を見てたんだ?」

「内容はご存じですか?」

「天使と悪魔の戦争だとか聞いてるけど?」

「はい。正しくは、英雄の降臨です」

「ああ……」


 天使が不利で、人間に被害が及んでいる状況。


 そこで何が起きたか?

 今回、女神がやろうとしたことだ。


 俺も降臨したハズなんだが……目を開ける前には何かあったのか?

 俺はこっちの女神からは力もらってないっぽいし、違いはあるだろうな。見栄え的に。


「たまたま見てたのか? それとも、そのシーンはよく見るのか?」

「後者です」

「ふうむ……映像の再生についてだが、記録されている中から見たい映像をセットして、再生すれば見れるということかな?」

「仰る通りです」


 俺を見上げる天使は少し驚いたような気配を滲ませている。


「博識でいらっしゃいますね。この世界では天界にしか存在しない装置なのですが。アカシ様の世界では地上の方も似たような道具をご使用に?」

「まあね。君が<鏡>を使えたということは似たような装置が天界にはあるってことかな?」

「ゾネ様の主城にあるのはオリジナルで、天使の住居にそのレプリカが存在しています」

「使用法は似ているとして、機能に違いは?」

「レプリカには下界を自由に覗く機能はありません」

「自由にできるのは映像の再生だけ、と。下界を自由に見れないというと、どこか定点を見てる?」

「封印されている各悪魔です」

「封印……倒したんじゃなく?」

「あえての封印だったと聞いています」

「それを、封印に視点を固定して監視していると」

「天使の朝晩の日課となっております」


 チャンネルを切り替えて、異常なしを確かめる程度か。


「他の時間は映像を見てるってこと?」

「世界の膨大な記録映像を収めた施設がありまして、映像の複製データを借りることができます」


 それ、見てて楽しいのだろうか。環境ビデオとほとんど変わらない気がするが。

 まあ衛星写真やら、道路から撮影したプライバシー侵害写真を眺めてるだけでも楽しいから、おかしくはないのかもしれないが。


「で、だ。再生していたのを止めて、次に再生した場合――再生される映像は、止めたときの続きからになるのか? それとも、その映像の始めからか?」

「動力を切れば始めからになりますが、基本的に動力は常時通っていますので、止めて再生という手順ですと続きからになります。……それが何か?」


 正直者なのか、そういう枷でも女神につけられているのか。

 何にしても彼女の答えに嘘はなさそうだ。


 おかげで概ね、確信を持つことができた。


「君は、映像のコピーを記録した何かを取り出すのをうっかり忘れた?」

「……面目ございません」

「いやいや、仕方ないよ。誰にでもうっかりはあるもんだ、うっかりは」

「はい……」


 白銀の瞳を瞬かせる天使はどこか不安そうな表情をしている。


「その日、君が映像を取り出すのをたまたま忘れて、たまたまやってきた女神がその映像を見た。その映像はたまたま女神が危機感を覚えるような場面から始まった」

「……はい」

「でもさ、偶然って3回続くとそれはもう必然だよね?」

「あの……仰る意味が……」

「とある天使は! インパクトのある場面で故意に再生を止め、取り出すのを忘れたのではなく故意に映像を残しておいたんだ。その日だけじゃなく、思いついてから毎日!」

「…………」

「つまり、とある天使は! いつか訪れる女神がその映像を見るように仕向けたわけだ!」

「……………………」

「映像を見た女神は慌てて状況を好転させようとする。すなわち、新しい英雄を自分の世界へ呼ぼうとする。ああ女神を操るとはすばらしいっ。すばらしい黒さだ、とある天使っ!」

「――い、言いがかりです、誤解ですっ!」

「何が?」

「全てですっ。そもそも、動機がありませんっ」


 動機がない、確かに?


「英雄は戦争が起こっているからこそ必要で、輝くのです。現在、天使と悪魔の間に戦争など起きていません。今この世界には英雄は必要ないのですっ」

「そうか、わかった」

「ご理解いただけて幸いです」

「女神に報告しよう。こうこうこのように私はとある天使の故意を疑っている。誤解らしいが疑惑は晴れない。問いただし真偽を確かめられたし――女神に直接直球で聞かれて、否定しちゃう? できちゃう?」

「……う」


 視線を逸らし呻く天使。


 やっぱりこいつ、わざとだな。


 だいたい今回のケースで『動機がない』というのは反証として、弱い。

 疑いをかけている俺がその有無を調べようがないからだ。


 反論するなら、『できない』か『やっていない』を証明するべきだ。

 それをしようとしない時点で、犯行自体が可能だったと認めている。

 

 この天使も――有罪だ。


 俺は溜息をつきながら地面に腰を下ろす。


「どーしてそんなことをしたのかな?」

「それは……」


 天使はうなだれ、諦めたように口を開く。


「……退屈だったのです。死ぬほど退屈だったのです」

「…………」

「天使と悪魔の戦争の原因は、天使の側にあると言えるでしょう。悪魔と悪魔の眷属への迫害が原因だと私は考えます。現在がそうであるように、知恵ある種族は互いを尊重すれば共存できるのですから」

「ごもっとも」

「故に、英雄と共に悪魔を封印した後、下界への影響力を弱めるために天使は天界へと呼ばれました。ゾネ様がその方が良いだろう、と」


 そのときは仕事したんだな、女神ゾネ。

 いや、そもそもそのときの対応の遅れを反省して、今回は迅速に、だったのか?


「それが1000年前のことであり、天使はゾネ様の仕事の一部を手伝いながら現在に至るのですが――」

「……天界はヒマ、だと?」

「はい」


 天使は力強く頷いた。


「天界は腐っています」

「おおっ、女神が腐っていると!?」

「だ、誰もそんなことは言っておりませんっ! ゾネ様は確かにさぼりがちで、そのくせそそっかしいお方ですがっ! 創造主としての役目は全うしていらっしゃいますっ!」

「そ・れ・は・ほ・ん・と・う・か?」

「いえ、その……とにかくっ! 私たち天使は、元は下界に住む一種族に過ぎません。天使も悪魔も後付けの名。下界に住む数多の種族を上回る魔力を持ち得て、支配者気取りでいただけの地上の住人。この身も精神も神ならぬもの。ですから、あのような刺激に乏しい場所にいると腐ってしまうのです!」

「だから今回の計画を?」

「天界――神域にいる以上、私たちはゾネ様の影響を強く受けます。ゾネ様の動揺を受けて天界は久しぶりに慌ただしくなり、なかなか愉快でした」


 いい性格してやがる。


「しかし――……正直に申し上げれば、異世界から英雄を、という話になる前に錯誤に気づくものだと思っておりました」

「はあ……オレオレ詐欺に簡単に引っかかりそうだな、ここの女神」

「……は?」

「いや、なんでも」


 とりあえず、今回の件で聞きたいことはなくなった――か?


 処罰は……まあいいか。少しいびれたし。


「それで、案内人だっけ?」

「はい、いかがでしょう。同行をお許しいただけないでしょうか」


 天使の真剣な声音にピンと来るものがある。


 この天使は策を弄した。何のために?

 天界を慌ただしくさせるため――それだけか?


 英雄の召喚の前に女神が気づくと思っていた、と天使は言っていた。

 が、女神が気づかない――今回のように事が進む可能性も低い確率として存在した。考慮はできたはずだ。


 そして、天界に刺激がないというのなら、彼女が望む刺激はどこにあるのか。


「諸悪の根源への嫌がらせには断るのがベストだな……」


 罰として嫌がらせを追加する。


「こう見えて私は博学です。護衛も可能ですし、アカシ様が見知らぬこの異世界で生きていく上で非常に便利だと思いますよ」

「俺ってなんか女神の次に強いらしいんだよね。だってほら、英雄候補だったわけだし? なんか苦労なんてしそうにないんだよなぁ、ひとりでも?」

「……アカシ様がそう仰るならば仕方ありません」


 膝をついていた天使が静かに立ち上がり、背中を向ける。

 溜飲も下がったことだし、そろそろ素直に同行を求めようかな。

 このまま飛んで行かれたりしたら困るのは俺なのだ。


 そう考えていると、天使が振り返った――その顔に、薄く笑みをたたえて。


「取引と参りましょう」

「ん……?」

「あまり言いたくはありませんでしたが……私の案内を断った場合、頭上から常時監視されることをお覚悟下さい」

「なぬっ!?」

「私がアカシ様の側におりますれば、ゾネ様からの干渉は私に求められる定期報告のみ。ああもしも私がその定期報告にて、この世界にとってあなた様が有害だという報告をすればどうなるでしょう――ふふっ」


 どうやらやぶ蛇だったらしい。


「自分の立場を忘れてないか? 女神をハメたことが知られれば、報告なんて信用されないぞ」

「ゾネ様のお人柄に判断をお任せするというのであればどうぞご随意に?」

「ぐっ……」


 拙速極まりない女神が報告を受けてどんな判断を下す?

 いや、二度目だしさすがに……とは思うが。

 それに俺ももうこの世界の住人だし、直接手出ししてくることはないはずで……。


「無用なリスクかと存じますが?」

「っのやろう……」

「私が供にいることでアカシ様は行動を束縛されない。私は案内を口実にして地上に残り旅をすることができる――誰も損はしないではありませんか」


 黒い――この天使ちゃん黒いよっ!


 真面目一辺倒の案内人よりはずっといいけどもっ。


「ふう……わかったよ、ウインウインの関係ってことで、これからよろしく頼む」

「かしこまりました」


 天使は胸に手を当て、優雅に会釈した。




「アカイシアカシ様――」

「zzz~……」

「起きて下さい」


 ユサユサ。


「起きて下さい」


 パシッ、ペシッ。


「起きて下さい」


 ゲシゲシッ。ガンガンッ。


「起きて下さい」


 ドカァァンッ!!


「zzz~……」


 ……待つしかないようですね。

 私は空中に浮かぶ英雄様のお腹の上に座った。


 * * *


 英雄様の瞼が動く。そろそろお目覚めの様子――。

 ずいぶん待たされたお礼として、私は光の魔法を英雄様へ向けたのだった。



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