表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かつて存在した英雄たちへ ――ショートストーリー――  作者: Oとうふ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/2

『友達になってください』東雲凪

※時系列 (旧)ハンター② (新)なるべくして成ったもの 

「――私と友達になってください」


 キッカケは結乃の唐突な友達になってください宣言だった。

 思わず思考が停止し、じっと彼女の顔を見つめてしまう。


「…あの、ダメですか?」

「え、あっ、いや別に大丈夫なんだけど…え?本当にそれでいいの?」


 正直、裏が絶対にあるという確信があった。

 完全にクラスで浮いた俺に、わざわざ接触するというのは悪目立ちをするだけだから。

 いや、どのみち結乃も浮いているほうだから関係ない?


「ふぅ…あの…もしかしてなんだけど、何か裏が――」


 そう発言しそうになったところ、部屋の扉から物音がした。

 咄嗟に視線をそちらへ向けると、少しだけ開けられた扉からこちらの覗く影が二つ…


「……」

「……」

「……」


 興味津々な様子の時雨と舞花と目が合った。


「…彼女だ」

「……お兄…」


 そっと閉められる扉。

 目の前にいた結乃は、どこか申し訳なさそうにこちらを見ている。

 判断は一瞬だった。

 

「ちょっと、説明してくるな」


 結乃にそう言い残し、俺は時雨と舞花を追う。

 俺だけならまだしも、結乃に変な勘違いで迷惑はかけれない。

 しっかり言い聞かせなければ。

 そうして、意味があるかわからない説明をした後、部屋に戻る。


「あ」

「…何を?」


 結乃は俺の部屋を散策していた。

 明らかに何か調べていたような…


「何――」

「――すいません、自分以外の部屋が新鮮で見て回っていました」

「え?いやでも、明らかに――」

「東雲君、喉が渇きました」

「……」

「……」


 本当にこの人と友達という関係を築いていいのか、今一度考え直す必要があるかもしれない…。

 まあ、未遂で終わってそうなのが救いか。

 …救いか?


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ