表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハッピーエンドの未来を目指して  作者: 池崎数也
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/221

第80話:東部の若き英雄

 『魔王の影』リンネ――そう名乗る少女との戦いを切り抜けた俺だったが、むしろ終わった後の方が大変だった。


 俺は攻撃魔法がほとんど使えないため物的被害はなく、王都の建物や石畳はほぼ無事で、人的被害に関しても俺が一番重傷だったぐらいで他の被害はない。


 石畳がほぼ無事というのも、『瞬伐悠剣』を使って『二の太刀』を繰り出した際、踏み込んだ石畳が右足の形にひび割れていたからだ。そりゃ石畳がひび割れる勢いで踏み込んだら右足首も砕けるよな、なんて思う。


 俺とカリンを護衛していたゲラルド達は突如俺達が姿を消した――こちらから見ればゲラルド達が姿を消したわけだが、馬車の中や周辺を捜索していたらしい。ただし、俺達を捜索していたという記憶はあっても詳細は覚えておらず、一様に首を傾げていた。


 他にも王都の兵士にこの場所で戦闘があったことを報告し、相手が『魔王の影』を名乗る存在だったこと、相手は撤退したが王都からいなくなったかはわからないため警戒をすること、これらの情報を王城だけでなくオレア教の教主オリヴィアにも届けるよう頼む。

 オリヴィアなら話を聞けばすぐに動き出すだろう。


「せっかくの外出がこんなことになるなんてな……すまない、カリン。怪我はないか?」


 そして一通りの報告を終えて落ち着きを取り戻した俺は、突然戦いの場に放り込まれることとなったカリンを改めて労わる。


 俺みたいに戦いに関して本格的に学んだわけもなく、初陣も経験していないカリンにとっては肉体的にも精神的にも疲労が大きいだろう。同じく初陣だったはずなのに、アレクは冷静かつ的確に行動していたが……まあ、アレクだしな。さすがは姉貴兄貴アネニキだ。


「いえ……その、ミナト様が守ってくださいました、から」


 そんな俺の言葉に対し、カリンは疲れを隠しきれないものの控えめに微笑んで返してくれる。たしかにリンネが斬りかかった際も全て俺が防いだし、場合によっては体を盾にしてでも守り切った。その甲斐もあってカリンの肌には傷一つついていない。


(……リンネが本気で殺す気だったらやばかったけどな)


 途中で一度別れた際、別動隊を用意されていたらどうなっていたことか。


「アレクも助かったよ……うん、本当に助かった。ありがとう」


 俺はアレクに対して頭を下げる――と、その直前で肩を掴まれ、押し留められた。


「アタシがしたことは高が知れているし、その言葉が聞けただけで十分よ。お友達……なんでしょ?」


 そう言ってウインクを向けてくるアレク。それを見た俺は口の端を緩めて笑う。


「ああ……そうだな、我が友よ。しかし君の助けがなければ死んでいたが……初陣の相手が『魔王の影』だなんて、一生自慢ができるぞ」


 俺は軽口を叩くように言うが、本当にありがたい援護だった。だが、それとは別として、聞かなければならないことがある。


「それで、だ。こんな会話をした後に聞くのは心苦しいんだが、君はどうして駆け付けることができたんだ?」


 それは戦闘中には聞けなかったことである。結局アレク以外は駆け付けることができず、リンネが姿を消すまで誰一人として近付いてくることもなかった。


 俺は『魔王の影』がアレクに化けているのでは、なんて疑いもしたが、『召喚器』が本物だったから確認は取れている。しかしそうなるとどうやって駆け付けたのかが謎なわけで。


 アレクは俺の質問を予想していたのか、平然としている。しかし道化師メイクの顔に僅かな戸惑いの色が混ざったように見えた。


「うーん……疑いを招く答えになってしまうのだけど、()()()()()()のよね。さっき話した通り、空に火球が飛んでいるのを見て駆け付けただけ。特別な何かをしたわけじゃないわ」

「そう、か……」


 どことなく申し訳なさそうに話すアレクに対し、俺は頷きを返す。


(俺と一緒にいたカリンは当然として、アレクも駆け付けることができた……リンネが選別して通したにしては反応が妙だったし、『花コン』のメインキャラだからか?)


 他に適当な理由が思いつかんぞ。アレクのことだから鋭い観察眼や知性で違和感を見抜き、強引に突破してきたのかとも思ったが、本人の様子を見る限り本当に理由がわからないらしい。


 アレクに援護してもらって助かったのは事実だが、その点が腑に落ちないのもまた事実で。


(とりあえず父さんに報告して、そこから国王陛下やオリヴィアさんと情報共有をしないとな)


 まずは王都に『魔王の影』が侵入していたという部分に関して手を打とう。俺はアレクと言葉を交わしつつ、そう判断するのだった。






 王都に『魔王の影』が侵入していた。


 その一報は『魔王の影』を知る者からすればこの上ない脅威であり、俺達が襲われた程度で大きな被害もなく撤退したことは大きな僥倖でもあった。


 話を聞いたレオンさんからは呆れ半分、心配半分といった様子で『厄介事を招き寄せる才能でもあるのか?』と言われたが、俺の方が聞きたい。そんな才能よりも剣術の才能の方が欲しいよ、切実に。


 それでもすぐさま王城、ひいては国王陛下に情報の共有が行われ、その流れでオレア教にも情報が伝わった。その速度は大したもので、リンネが撤退してから二時間と経たない内に王都の主要な人物、場所に情報が伝わったほどである。


 二時間は長いようにも思えるが、電話もメールもないこの世界では迅速な情報共有と言えるだろう。俺から詳細を確認しつつ、第一報として『魔王の影』が王都に侵入していたことと警戒を促すよう指示が飛び、王都の各地でピリついた空気が流れることとなった。


 まあ、それも当然かつ仕方がないことだろう。俺が戦ったリンネは『魔王の影』として考えるとかなり弱い部類だったが、それでも上級の援護魔法を使っていた。

 その点を基準として考えると同様に上級の攻撃魔法か、下手すると最上級の攻撃魔法を王都で撃たれていた可能性があったのだ。その際に発生する死傷者の数と負の感情の大きさを思えば、()()を知る者ほど顔色を真っ青に変えるに違いない。


 アレクから飲ませてもらったポーションと自前の中品質の回復ポーション、そして駆け付けた王都の兵士から回復魔法をかけてもらって自分の足で歩けるようになった俺は、諸々の報告を終えて一段落してから別邸でレオンさんと向き合っていた。


「……と、いうわけでして。俺にはリンネの目的が読めないのですが、父上なら何かわかったりしませんか?」


 リンネから得た情報、リンネとした会話。その全てをレオンさんへと報告し、何かわかることがないか尋ねる。話が話だけに部屋の中にいるのは俺とレオンさん、それと同行を頼んだアレクだけだ。


「ふむ……相手の目的がいまいち読めないな。お前を英雄に仕立て上げた後に殺すことで人間の負の感情を大量に得ようとしている、なんて可能性も考えたが……ミナト、()()()()()では時間的猶予は五年から六年程度だったな?」

「多少のズレはあると思いますが、それぐらいのはずです」

「うん。そうなるとその可能性は否定できるか。わざわざそんな真似をする意味も理由も見つからない……理由はないけど気が向いたからやった、なんてパターンはさすがにないと思うが……」


 さすがのレオンさんでもコレだ、という解答は導き出せないようで、眉間にしわを作っている。俺はレオンさんとアレクが一緒ということで二人に頭脳労働を任せるつもりだった。俺が考えるより正確かつ深いところまで答えを出してくれるよね、なんて。


「辺境伯閣下。アタシの私見ではありますが、リンネは『魔王の影』の割に幼い印象がありましたわ。だから、理由はないけど気が向いたからやった……その可能性も否定しないほうが良いかと」

「道化師たる君がそう思ったのならそうなのだろうね。常識やこちらの知識、認識で推し量るには向かない相手ということか。ミナト、お前の意見は?」

「俺ですか? 父上とアレクがいるんですし、逆さに振っても二人を超える答えは出てきませんよ」


 レオンさんに話を振られたが、肉体的にも精神的にも疲れたのもあって苦笑しながらそう答える。痛みは我慢できるが、激痛を我慢すると精神的にきついのだ。


「こういう時に頼りになる友人がいるんですし、べったりと頼らせてもらいます。実際、俺じゃあ思いつかないことまで思いついてくれますし、気付いてくれますし」


 そう言ってから、さすがに何も言わないのでは顔を突き合わせて話し合う意味もないか、と思い直す。いや、こういう状況ならアレクが頼りになるっていうのは心からの本音だけどね?


「んー……俺も私見ですが、俺、アレク、カリンで向けてくる反応が全然違ったのが気になるかな、と。俺に対してはお喋りでしたけど、アレクに対しては警戒していて、カリンに対しては……あー、怒り? 殺気? とにかく当たりがきつかったんですよね」


 リンネの反応を思い出しながらそう告げる。そしてなるべく軽く、今、思い浮かびましたと言わんばかりに一つ尋ねることにした。


「実は、俺が認識できていないだけで、俺が『魔王の影』や『魔王』だったり」

「ないな」

「ないわね」


 それならリンネが親しげだった理由も納得だよね、と言わんばかりに尋ねようとしたら途中でぶった切られた。その一刀両断ぶりに思わず二人の顔を交互に見るが、レオンさんは苦笑を浮かべ、アレクは真剣な顔をしている。


「その可能性は真っ先に検討したが、タイムリミットがあるのなら()()()()()()が見当たらない。たとえお前の知識が外れるとしても、オレア教の予測までは外れないだろうからな。それにもう、その点に関して俺はお前を疑わないと決めている」

「アタシとしてはミナト君が『魔王の影』や『魔王』だっていうより、リンネちゃんが『魔王の影』だっていう方を疑うわ。ただ、否定できる要素もないのよねぇ……アナタに関しては興味があったから会いに来た、って感じもしたけど」


 そう言って俺の言葉を否定してくれるレオンさんとアレク。そのことに感謝をしつつも、この二人でも読めないリンネの目的に頭を悩ませる俺だった。






 そして、リンネの襲撃から一週間ほど経った日のことである。


 朝から俺は新調した部分鎧や手甲、脚甲や外套を身に着け、剣帯に『瞬伐悠剣』を差し、更には別邸のメイドさん達の手で髪を整えられ、どこに出しても恥ずかしくない少年騎士、と言わんばかりに飾り立てられてから別邸を後にした。


 リンネの襲撃の件もあり、正の感情を少しでも得るべく予定されていた凱旋パレードと勲章の授与式が今日、行われることとなったのだ。


 トーグ村で復興作業に手を貸しているマーカス達を王都へと帰還させ、王都の外で合流して俺が軍を率いて王都へ到着。そのままパレードみたいに大通りを練り歩き、最後には王城で勲章の授与式を行って終了となる。


 要は見世物になるべく着飾った、というわけだ。『花コン』のミナトは割と悪人顔だったが、今の俺はまだ幼さが残っている。そのため手前味噌だが、表情を柔らかくするよう意識すれば赤髪の貴公子に見えないこともないのだ。

 つまり、馬に乗って軍を率いて先頭を進み、王都の民に顔を見せ、笑顔を振りまくのが今日のお仕事になる。


 作られた英雄、民を喜ばせるためのピエロ、民が騒ぐための理由作り。身も蓋もなく言えばそれらが俺に求められることだ。幸い、実績自体は本当に挙げているため、見かけ倒しのカカシ扱いは避けられるだろうが。


「こういうこともこなさなければならないとは……大変ですね」

「何を他人事みたいに言ってるんだよ。ゲラルドもほぼ先頭で歩くんだからな?」


 王都の外へ向かう途中でゲラルドが同情するように言ってきたため、俺は笑って返す。


 パレードでは先導する騎兵を除くと先頭が俺、続いてウィリアム、その後には防衛戦の要となったモリオン、騎士長のマーカス、俺の従者であるゲラルドと続く。そのためゲラルドもほぼ先頭という点に間違いはない。


 そんな会話をしつつ王都の外に出て、事前に知らせてあったため王都の傍で整列して待機していたマーカス達と合流。祖父であるジョージさんも別邸の兵士を率いて戻ってきているが、『王国北部ダンジョン異常成長事件』には関与していないため俺達の後にこっそり王都へ戻る手筈となっている。


「……よし、行くか」


 そんなこんなで俺が先頭を務め、ゆっくりとした速度で王都へ再入場する。今回ばかりは城門を開け放ち、入場のチェックも事前に済ませてあった。


 俺達が今日、この時間に凱旋することは王都中に知らせてある。そして王都在住の商人達にも協力を要請し、凱旋パレード兼大規模なお祭りとして盛り上げるよう仕向けてあった。


(『花コン』の悪役……いや、悪役にもなれない小物が英雄として王都で凱旋パレード、か……お腹痛いわ……)


 学園に入学するまで残り三年を切っているが、ここまでくれば最早『花コン』でのミナトみたいな行動はできないし、同じことをやっても同じ効果が得られるとは思えない。

 そうなると俺は今の立場から『花コン』の主人公を上手く誘導し、『魔王』を『消滅』させるためのルートに叩き込まなければならないわけだが――。


(っと、いかんいかん。今は笑顔を浮かべておかないと……)


 俺は愛馬の手綱を操り、ややゆっくりめの速度でカッポカッポと第二層の大通りを進んでいく。事前の準備が功を奏したのか大通りには多くの民が集まっており、俺達の進路を開けた状態でこちらを見ながら歓声を上げている。


 オレア教の活動があるものの、前世と比べれば娯楽が乏しいためちょっとしたことでも騒げるし楽しめるのだろう。さすがに大きく手を振るようなことはしないが、向けられた歓声に応えるように軽く左手を上げて笑顔を浮かべておく。


(ん? あれは……スグリか)


 第二層ということもあってか、詰めかけた民衆の中に見慣れたスグリの姿があった。性格がそうさせるのか歓声を上げる様子はないが、小さく、それでいて一生懸命こちらに向かって手を振っているのが見える。


 そのため俺はスグリと目が合ったタイミングで軽くウインクを飛ばすと、上げていた左手を軽く振って応える。これで気付くだろうか……急に動きが止まったから気付いたかな? 今回もポーションに助けられたからまた買いに行くよ、なんてことを思う。


 そうして愛想を振り撒きながら進み、第二層を抜けて第三層へ――。


(……今、何か)


 笑顔を浮かべていた俺だったが、僅かに不審な気配を感じ取った。殺気とまではいかないが怒気のような、攻撃的な気配を向けられているように感じたのだ。

 しかし民衆が多く、気配を感じた方向にそれとなく視線を向けても不審な人物が見当たらない。何十どころか何百人、下手すると何千人もの人が詰めかけているのだ。それだけの人数の中から不審者を見つけるのは容易ではなかった。


(王都の兵士は……動いていない、か)


 それとなく警備に当たっている兵士達の動きを目で追うが、何か問題が起きている様子はない。そのため俺の勘違いか騒ぎにならない……俺個人に対して何か思うところがある人物がいたんだろう、と結論付ける。


(まあ、その辺も込みでの英雄扱いだよな)


 若くして功績を挙げた人物に対する妬み嫉みは少なからず出るだろう。そう判断した俺は今のところ害がないのなら放置するしかない、と割り切る。


 そうやって王都を進み、第三層も抜けて王城へと到着したら馬から降りて入城し、兵士の案内に従って王城の三階――城の入口側に面したバルコニーへと足を運ぶ。

 するとそこには国王陛下が待ち構えており、俺を出迎えるなりバルコニーの端へと移動して眼下へ視線を向けるのが見えた。


(……うわぁ……さすがに、これはちょっと……)


 チラリと視線を向けてみると、勲章の授与式に合わせて開放された城内に王都の人々が押しかけているのが見える。さすがに王都中の民が集まっている、とまでは言わないが一万人ぐらいはいそうだ。城内に入らず城の外にいる者達も含めれば一体何人になるだろうか。


 表面上は薄っすらと笑みを浮かべる俺だが、命懸けの実戦とは異なる緊張感を感じる。普通に緊張するし足も震えそうになる。気を抜けば体中が震えそうだ。


「王都の我が民達よ」


 緊張を隠すためにひたすら微笑む俺だったが、国王陛下が落ち着いた、しかしながらよく通る声で集まった人々へ呼びかけを始める。魔力を感じるため風の魔法に声を乗せて遠くまで聞こえるようにしているのだろう。俺には無理な、地味に高等技術である。


 国王陛下は『王国北部ダンジョン異常成長事件』に関して過不足なく簡潔に述べ、それに関してサンデューク辺境伯家の騎士団が大いに活躍したこと、そして俺がボスモンスターのデュラハンを倒したこと、更には先日のリンネの件を()()()()()()()()()と言い換え、それを撃退したこと等を民衆に伝えていく。


 そして最後には豪華な装飾が施されたお盆を持った文官が現れ、お盆に載せられた勲章を国王陛下が手に取った。俺はそれに合わせて陛下に向かって膝を突き、首を垂れる。


「東部の若き英雄、ミナト=ラレーテ=サンデュークよ。貴殿の活躍を賞し、ここに『赤銅百花勲章せきどうひゃっかくんしょう』および『白銅百花勲章はくどうひゃっかくんしょう』を授与するものとする」

「ありがたき幸せ」


 英雄の卵から卵が取れたし、もらう予定だった勲章が増えていた。


 軍事において優れた功績を挙げた者へ贈られる『赤銅百花勲章』は良いとしても、軍事、政治や経済以外、()()()()()()で優れた功績を挙げた者へ贈られる『白銅百花勲章』が追加されていたのだ。


 『魔王の影』を撃退した、と考えれば妥当かもしれないが、英雄扱いするなら功績を盛れるだけ盛ってしまえ、なんて意図も感じる。

 勲章二つ分の年金をもらえるし、普通に考えれば大金ではあるのだが、勲章が増えた分、俺にかかるプレッシャーも倍になった気がした。


 それでも国王陛下手ずから勲章を首にかけられ、称賛するような笑顔と共に手を取られて立ち上がる。俺もそれに従うように立ち上がると、民衆の声援に応えるように右手を突き上げた。


 すると王都の民達から大歓声が上がり――その大歓声を受けながら、俺は思った。


 ――俺、もっと強くならないと過剰な名声に殺されるな、と。






拙作をお読みいただきありがとうございます。

これにて3章は終了となります。

ご感想やご指摘等ありましたらお気軽にどうぞ。評価ポイントやブックマーク登録、レビュー等をいただけると非常に嬉しいです。

それでは、こんな拙作ではありますが4章以降もお付き合いいただければ幸いに思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
パレードの中に王都にいる商人、平民、副団長の次男は居ただろうし本のページがどうなるか。それとも一方的に見られるだけではページ変化判定にならない? 謎が謎を呼ぶ展開ですね。リンネの目的、結界の謎、トー…
天然でまたとんでもないことやったな…スグリちゃんが大変なことになっているはず
身体は魔王の影(幼体)で中身は姫さんとかね…… リンネがスギイシ流を使った件に言及しないのはわざと情報共有していない?描写していないだけ? 殺気?はカリン以外にファンサしたから気付いた保護者達から…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ