第38話:重なる予定外
「若様、パーティの途中から様子がおかしかったですが……一体どうされたのですか?」
「あー……うん、ちょっとな」
パーティの帰り道。
馬車に揺られていた俺はゲラルドからの心配そうな声にそう答えるしかなかった。その理由は先ほどのパーティで顔を合わせたカリンについてだ。
いくらこの世界が現実とはいえ、『花コン』と比べてあれほどまでに性格が異なることがあるのだろうか? もちろん『花コン』に酷似しているだけで別物の可能性もあるが、元々そうだったのか、俺の行動が変化をもたらしたのか。
(これで『魔王』が発生しないのなら……いや、その可能性を信じて『魔王』が発生したら人類が滅ぶ……そんなのは遠回りな自殺だろ)
『魔王』が発生しないのなら気楽に生きられるし、なんならサンデューク辺境伯家の嫡男という重荷も下ろしてしまいたい。まあ、それをするとコハクに重荷を渡すことになるためできないが。
(でもなんでカリンがあんな性格に……ミナト相手だと強気だったじゃないか……いや、待てよ?)
俺は『花コン』に関する記憶を引っ張り出し、沈思黙考する。
『花コン』だとカリンはミナトを嫌っている。それはもう、嫌っているという言葉じゃ到底足りないぐらい毛嫌いしている。だが、ゲームの主人公が相手だとどうだったか?
最初は強気でツンツンしているが仲が深まると弱音を吐き、可愛いところも見せる。それが普段の姿とのギャップになっていたのだが、仮に、そちらの方がカリンの素の性格だとすればどうだろうか?
サンデューク辺境伯家側から婚約者候補として申し入れた立場上、下手に出なければいけないミナトがカリンの弱いところを見ればどう考えるか。
(絶対にマウントを取るよな。カリンの態度はそれを防ぐための演技だった?)
ミナトが増長すると考えた結果、カリンの強気な態度が出来上がった可能性がある。
そうなると、今の状態だと仮にカリンと婚約者候補の間柄になれても『花コン』で起きたイベントが起きないのでは?
カリンは常にミナトとの関係が解消されても問題ないように動いていた。だけど俺がカリンの婚約者候補になった場合、殺されたくないからミナトみたいな態度を取るつもりはないわけで。
(カリンが『花コン』通りの態度を取るぐらい関係を悪くして、それでいて殺されない程度には親しくして、最終的に婚約者候補の関係が反故にされれば……いや、難易度高くないか? ぶっちゃけ無理じゃないか?)
ゲームみたいに選択肢を選んだら勝手に好感度が増減するわけではないのだ。カリン以外にも死亡フラグが乱立するミナトという立場である以上、カリンに対してだけ態度を変えるのはさすがに無理だろう。そんな態度を取った場合、周囲から絶対指摘される。
「本当に大丈夫ですか? そこまで悩まれるとは一体何が……」
俺が黙っているのを見て心配に思ったのだろう。ゲラルドが再度心配そうな声をかけてくる。
「先ほど俺が声をかけたカリン嬢だが、キドニア侯爵家は良質な魔力石を多く産出しているんだ。その上カリン嬢は次女で、家の跡継ぎは兄がいるし長女が婿を取ることもできる」
「……なるほど。若様の婚約者候補として有力な相手ということですか」
「そうだ。しかし、それだけでは素材目当てでの結婚と思われるだろう? 御婆様の方から話を回してもらうつもりだが、どうしたものかと考えていたんだよ」
これからのサンデューク辺境伯家のことを考えていたんだよ、とアピールする俺。実際のところ嘘でもない。だからこそ本音としてゲラルドも納得するだろう。
「リネット嬢の方はいかがですか? 若様との相性は悪くないようにお見受けしましたが」
おっと、ゲラルドからのまさかの提案である。話を聞いてそれで終わり、としないあたり本当に打ち解けてきたのかな?
「リネット嬢はなぁ……話してみて相性は良さそうだったが、クレヴァリー子爵領は王国西部だ。うちの領地からは遠すぎる」
「距離で考えればキドニア侯爵家も遠いと思うのですが。たしか北部貴族でしたよね?」
「ああ。だが、魔力石は傷むものではないし希少性が高い。多少領地の距離が離れていても交易する価値があるだろう」
それらしい理由を並べていくが、ゲラルドはいまいち納得できないらしく首を傾げている。
「質が良い魔力石なら東の大規模ダンジョンで……いえ、無理ですか」
「安定供給は無理だ。あんな危険な場所に入って魔力石を探して回る、なんてことは不可能……いや、ランドウ先生ならできるだろうけど、うちで雇っているわけでもないしな」
一応、ウィリアムに精鋭を率いさせて行うのなら可能性はあるが、少なからず被害が出るだろうし、そこまでやっても安定して魔力石を入手するのは不可能だと思う。
(ダンジョンの中って地形が変化するしなぁ……修行を兼ねて大規模ダンジョンに挑むランドウ先生の方がおかしいんだよな)
そんなことを考えながら、俺はゲラルドをチラリと見る。もしもゲラルドが今日のパーティについてアイヴィさんやジョージさん、あるいはウィリアムから尋ねられたとしても、俺がカリンを婚約者候補として求めていることが伝わるだろう。
俺の方からもカリンと出会ったことを伝えるつもりだが、他の人からも伝わった方が俺が本気だと思われるはずだ。
全ては『魔王』が発生した際に人類が滅ばないようにするため――なんて言い訳を掲げるつもりはない。俺は自らの意思で、死にたくないから選択し、行動するだけだ。
まあ、だからといって、だ。その選択と行動が裏目に出ないとも限らないし、色々とやりすぎて『花コン』自体が成立しなくなったら困るから、ほどほどにしないといけない。
俺はそう思った――が。
別邸に帰り、何やら慌てた様子の執事に来客ですと告げられ、礼服のまま応接室に行ったら見知らぬお婆さんと昼間に助けた女性の娘さんがいた。
え? なんで? と思った俺は悪くないだろう。別邸はいわば王都に建てたサンデューク辺境伯家の出張所である。そのため民間人が応接室に通され、紅茶や菓子を供されて俺の帰りを待つということは普通はあり得ないのだ。
「本日は私の娘を助けていただき、心より感謝いたします。レッドカラント家一同を代表して御礼に参りました」
……偶然助けたのが『花コン』のキャラの親族だったんだけど、どうすりゃいいんだろうね?
――スグリ=レッドカラント。
それが『花コン』に登場するレッドカラント家の少女の名前で、攻略的な意味で言えばサブヒロインになる。
錬金術師の大家、レッドカラント家の長女で、『花コン』における性格は気弱でオドオドとした内気なもの。キャラビジュアルも常に俯きがちで最早猫背になっており、顔立ちも両目が隠れるほどに伸びた茶色のパッツンヘアーのせいでメカクレになっていてよくわからない。
それでいて背中まで伸びた髪を二つのおさげにしていて、一見すると非常に地味な見た目の少女だ。応接室で祖母と思しき女性と並んで座る少女もその面影があるが、今は緊張が強いのか身動き一つせずに固まっていた。
しかしスグリはその外見の地味さとは裏腹に、すさまじい錬金術の才能を秘めている。
そもそもレッドカラントという家名自体、錬金術師として高名だったスグリの先祖がその技量を称賛されて当時の国王から直々に授けられたのである。
この世界では平民も苗字を持っているが、地名や出身地、有名な人物にあやかってつけることが多い。つまり自称の家名として名乗るのだが、中にはレッドカラント家のように王族や貴族から正式に授けられることがあった。
レッドカラント家はその名が示す通り『赤』を司っており、攻撃系の道具を錬金することに長けている。爆弾や使えば属性魔法と同じ効果をもたらす道具、武器などだ。
他の四大家に関してはキャラが登場することはなかったものの、得意な錬金術の傾向から防御系の『青』、補助系の『黄』、回復系の『白』にわかれている。
そんなわけで、『赤』の家に生まれたスグリは攻撃系アイテムの錬金に特化している――とは、言えない。それならば防御系か? 補助系か? 回復系か?
――答えは、全部である。
そう、スグリという少女は文字通り、錬金術の才能を秘めているのだ。
それもこれも『花コン』というゲームのシステム上、どうしてもそうなってしまうのである。
スグリはゲーム開始当初、低品質のポーションしか作ることができない。だが、ゲームの主人公が交流先としてスグリを選ぶと、その度に新しいアイテムを作れるようになるのだ。
しかも新しく作れるようになるアイテムはランダムで、確率が低く設定されているものの運が良ければ2ターン目に強力な万能回復薬を作れるようになったりもする。まあ、材料が入手できないから作れるようになるだけ、なんだけど。
兎にも角にも、『花コン』を基準にするならとんでもない才能の持ち主だ。しかし主人公と交流すれば錬金できるアイテムが増える、というのは現実で考えればどうなるのか。
ランドウ先生はバグみたいなクリティカル攻撃発生率を誇っていたが、それが反映されたように高い実力と技術を持っている。
その点で考えればスグリはどうだろうか? 『花コン』だと錬金術で作れるアイテムならどんなものでも最終的には作れるようになるが、この世界で錬金術に関して学んで挫折した身としてはいまいち現実味がない。錬金術に関して高い才能を持つ、ぐらいになっているのだろうか。
(いや、考察はあとだ……まずは目の前のことを対処しないと)
俺は混乱のあまり思考に逃げそうになるのを律し、取り繕った笑顔を浮かべる。
「助けた女性というと、昼間の?」
「はい。娘は付き合いのあるお貴族様の依頼で第一層に足を運んでいたのですが、そこを馬車にはねられたと……スグリや」
「は、はい、おばあさま」
うん、やっぱりこの少女はスグリらしい。オドオドとした態度で、僅かに手を震わせながら小さめの籠を取り出す。
「……それは?」
「娘を助ける際に中品質のポーションを二つ使われたと聞きました。そのためこちらを、と」
おばあさんがそう言うなり、スグリが籠を差し出してくる。中身を確認してみると、コルク栓でしっかりと封をされたポーションが十本入っているのが見えた。色合いから判断するに、二種類のポーションが五本ずつである。
「当家は『赤』を司るとはいえ、中品質のポーションなら私にも作れます。王家にいただいた家名に誓い、使われたポーションにも負けぬものをご用意いたしました。残りの五本はこちらの孫、スグリが作った低品質のポーションになります。軽い傷にでも使ってくだされ」
「ど、どうぞ……」
スグリがずい、と籠を突き出してくる。貴族相手には割と失礼な行動だけど、そこは一応、民間人が相手ということで流した。
「レッドカラント家の代表殿。私は偶然事故に行き会い、治す手段を持っていたから治しただけのこと。礼が欲しくてやったわけではないのですよ」
相手は民間人だが、王家から家名を与えられた家ということで相応に礼儀を示して話す。
「傷ついた民を救うのは貴族としての義務です。それが陛下の、王都の民ならばなおのこと」
それならスグリのお母さんをはねた貴族はどうなのかっていうと……うん、当て擦りだ。ひき逃げしてんじゃないよ。救護義務違反だよ。一発で免許剥奪だよ。そんな法律も運転免許もこっちの世界にはないけどさ。
そして、偶々助けただけだからとお礼の品を断ろうとした俺だったが、スグリの顔を見て考えを改める。やっぱりもらっておくとしよう。そうしよう。
それは何故か? カリンという例があるから断言はできないけど、『花コン』だとスグリは少し……いや、だいぶ依存傾向にあるからだ。
『花コン』のプレイヤーからつけられたあだ名は『メチョデレ』。メカクレ、チョロイン、ヤンデレの三つの要素を複合させたあだ名だ。
まあ、ヤンデレって言われるほどヤンデレではない。自分は錬金術師として落ちこぼれだと思っていたスグリが主人公と交流する度に新しいアイテムを錬金できるようになっていき、徐々に主人公に対して執着するだけだから……やっぱりヤンデレか、コレ?
そんなわけで、ここでお礼の品を受け取らずに負い目を感じさせるのはまずいと判断した。サブヒロインでランドウ先生と違って特殊なハッピーエンドもないし、『花コン』が始まって主人公とくっつくと人類が滅ぶから距離感を上手く調節しなければならない、というのもある。
「ただ、そちらも礼を告げて終わり、というのは据わりが悪いでしょう。こちらの品はありがたくいただきますが、これとは別に一件、頼みたいことが」
「なんですかな?」
「あと数日の内に軍役で王都を出発するのですが、ポーションを売ってほしいんです。物が物だけに信頼できる販売元からまとまった数を購入したいんですよ」
お礼の品を受け取りつつ、ビジネスライクな付き合いに努めよう。ポーションを買う金は痛いが軍役に際して相応の金を持ってきているし、レッドカラント家との縁ができるのは大きい。
これまでも錬金アイテムを買うことはできたが、ただの客ではなくレッドカラント家の人間を助けた縁があるから、という理由を付ければ実家のレオンさんも文句は言わないだろう。
サンデューク辺境伯家でもポーションを作っているけど、さすがに質で劣る。重傷以上の治療には効果が高いポーションが必須だし、余るようなら功績を挙げた騎士や兵士にちょっとしたボーナスとして与えるという選択肢もあるのだ。
買えるのなら錬金の素材を求めてカリンと婚約者候補になる必要はないかもしれないが、回復の手段はいくらあっても良い。買える物は買い、作れる物は作る。それだけの話だ。
「それは……こちらとしては構いませんが……」
「もちろん、今回の件とは別の話ですから適正価格で売っていただきたい。恩を着せて安値で買っている、なんて風評が立つとこちらも困りますからね」
一応、この点に関しては釘をさしておく。今回の事故の治療に関するお礼は受け取った。あとはこれを機に商談しましょうってだけの話だ。
こちらとしては安定して質の良いポーションを買える。
向こうとしては大口の販売先ができる。
まさにウィンウィンの関係だ。もっとも、レッドカラント家ぐらい有名ならうちの家以外にいくらでも顧客がいるだろうけど。
「……当家ですと、中品質のポーションまでしか取り扱っておりません。ポーションをお求めなら別の錬金術師か、それこそ『白』の家に注文した方が良いのでは?」
紹介しますよ、と提案してくるスグリのおばあさん。しかし、俺としては自分のところではなく他所の家を紹介する、とすぐに言える姿勢に好感を抱く。
「それはごもっとも。ですが、せっかく今回つながった縁です。お礼の品を受け取って終わり、他の錬金術師を紹介して終わり、というのも味気ないではないですか」
そう言って、俺はスグリに視線を向ける。
「なんならスグリ嬢が練習で作ったポーションでも構いません。レッドカラント家の方なら苦手分野でも相応に質の良いポーションを作ってくれると思いますから」
「っ…………」
話を振ったスグリが表情を――目元が隠れているため顔全体の雰囲気で判断する限りだが、不自然なほどに強張らせる。
自分のことを落ちこぼれだと思っているスグリなら、俺の発言は無茶ぶりに近いだろう。これで母親を助けた恩と悪い印象でトントン……コンプレックスを刺激したからマイナスかな?
そう――思ったんだが。
「わ、わかり、ましたっ。み、未熟ですが、誠心誠意、がんばりますっ!」
「……え、あ、うん」
何故か、意気込むようにして承諾されてしまった。アテが外れて思わず素の反応を返したけどそれを突っ込む人はいない。スグリのおばあさんも、何やら驚いたような顔でスグリを見ている。
「み、ミナトさん、あ、いえっ、ミナト様のおかげで、錬金術は誰かを助けられる技術なんだって、わたし、わかったんですっ! だから……がんばります!」
おかしい、スグリがこんなに前向きなことを言うなんて。いや、『花コン』で知る性格がそうだからって、それが本当であるかわからないのはカリンで学んだばかりだ。
結局、俺にできたのは表情を取り繕い、よろしく頼むことだけだった。
「すごいですね、若様。使ったポーションが数だけ見れば五倍になって返ってきましたよ。まさかこれを予想してのことだったんですか?」
スグリ達が退室し、少しの間を置いてからゲラルドがそんなことを聞いてくる。
そんなわけあるかい。パーティに出席する可能性があったカリンと違い、この広い王都で偶然事故に行き合った相手がスグリとその母親とか、予想出来るわけないだろ。
「ゲラルド、軽口を叩いてくれるようになったのは嬉しいが、事故で怪我人が出ている話だぞ」
「はっ! 失礼いたしました!」
俺がたしなめるように言うと、ゲラルドは真面目な表情になって一礼してくる。ただ、こちらが本気で叱責しているわけではないと感じ取っているのか、すぐに態度を戻したが。
「しかし、まさか事故に遭ったのがレッドカラント家の人間だとは思いもしませんでしたよ」
「俺もだよ。代々王家に重用されているらしいし、王家以外にも王国騎士団や王都の兵士達、それに王都の民達にも頼られているって話だ。ひき逃げした貴族はすぐに特定されるかもな」
「そうですね……っと、若様、申し訳ございません。今の話で思い出しましたが、一つお耳に入れておきたいことがありました」
そう言って表情を引き締めるゲラルド。その態度に俺が首を傾げて話の続きを促すと、ゲラルドは僅かに声を潜める。
「馬車の御者から聞いたのですが、伯爵殿の屋敷に到着して我々と別れた後、一台の馬車が入れ違いで出て行きまして……左側の車輪の動きがおかしかった、とのことで」
「……今日の事故を起こした馬車、か?」
「元々車輪の調子が悪かったのかもしれませんが、可能性はゼロではないかと」
馬車の車輪は車軸と共に車体を支え、走行に耐え得るだけあって頑丈である。仮に人にぶつかったとしても大きな損傷は起こらないだろうが――。
(左側の車輪……スグリの母親が折ったのは右足の脛……あり得ない話じゃないが、それだけで車輪に異常が出るとは思えないな。あれ? 待てよ……)
そこまで考えた俺は、ふとつながるものがあった。今日パーティに招いた伯爵さんが、遅刻した俺に色々と言っている最中に態度を変えた。あれはてっきり、王都の民を助けたと聞いて態度を変えたんだと思っていたが。
(怪我人がレッドカラント家の人間だって聞いたのなら態度を変えたのもわかる。でも、自分が招待状を出した相手がはねて、なおかつ他の招待客がそれを治療したのなら……)
あくまで推測の話だ。可能性としてはゼロじゃないってだけで、限りなく低いと思う。
(俺が遅刻したのが原因だってモリオンが言ってたけど、もしかしたらパーティの途中で引き上げた連中の中にひき逃げをした馬車に乗っていた子がいた?)
貴族の御令嬢にしては見切りが早いと思ったが、そういう背景があったのかもしれない。事故の直後に捕まえたわけでもないし、あくまでかもしれない、としか言えないのだが。
(……王都に滞在していると、俺の心臓に悪いことばっかり起きている気がするなぁ)
準備があるからと出発できない軍役が、今ばかりは待ち遠しく思える俺だった。




