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なろうにまつわるエッセイ 一覧

笑う一覧表

 オラ、アミーゴ!

 三屋城衣智子です☆


 今日は、笑う、についてというか笑うに関する単語の意味について、書いてみるヨ☆きらっ


 どこぞに書いた気がするのですが、単語にまつわる、他者との軋轢。

 皆さん経験ありますか?

 私はあります。

 パッと浮かんだ近しい言葉で取り敢えず伝えて、外堀でなんとかしようとして怒られました。

 相手の語尾のツヨツヨ具合にツッコミを入れすぎて、「言葉狩りだ!!」となじられたこともあります(爆笑)




 はいストーップ!


 皆様お気付きでしょうか、誤用でございます。

 爆笑。


 これ、とある校正のお仕事ドラマでも題材になった、……なりましたよね??

 とある作家さんのエッセイでも、拝見したりと、チラホラ話題に上る感じで有名な、それ一人だと使ったらあかんやつ。

 だったりするのです。

 (だったりしたのですが、二〇一八年の広辞苑改訂で潮目が変わったようです。現在は誤用ではなく、また、ちょっと面白い話があったので後述します)

 ※ ちなみにとある作家さんエッセイ。

   「異口同音」三人以上、の記述の間違いでした。

   記憶違いが甚だしい、ごめんなさい。お詫びして訂正致します。

   赤っ恥は記録として残す!


 今は日常で一人でも爆笑使うということも増えているかと思いますので、いずれは一人でも爆笑、あるのかも?

 そんなこんなで「笑う」について、いっとき狂ったように読書して言葉をふんわりもふわふわシフォンケーキの如くに捉えている私が、印象だけで使っていた笑うな単語あれこれと、実際の単語の辞書での意味を、比べてみたいと思います。

 では、いってみよ〜!




 私の笑うに対する感覚


 爆笑 たくさん笑うこと


 失笑 馬鹿にして思わず漏れた笑いのこと


 冷笑 怒りを込めて馬鹿にして笑うこと


 嘲笑 馬鹿にして笑うこと


 微笑 優しくふんわりと笑うことやちょっと笑うこと


 苦笑 しょうがないと思いながら笑うこと



 辞書の意味


 引用始まり――――――――


 ばく‐しょう【爆笑】[名] (スル)大勢の人がどっと笑うこと。また、その笑い。

           [補説]一人または数人が大声でわっと笑うことの意でも用いられる。


 しっ‐しょう【失笑】[名] (スル)思わず笑い出してしまうこと。おかしさのあまり噴き出すこと。


 れい‐しょう【冷笑】[名] (スル)さげすみ笑うこと。あざ笑うこと。


 ちょう‐しょう【嘲笑】[名] (スル)あざけり笑うこと。あざわらうこと。


 び‐しょう【微笑】[名] (スル)ほほえむこと。ほほえみ。


 く‐しょう【苦笑】[名] (スル)他人または自分の行動やおかれた状況の愚かしさ・こっけいさに、不快感やとまどいの気持ちをもちながら、しかたなく笑うこと。にが笑い。


 引用終わり―――――――― goo辞書 より


 爆笑と失笑については、知る前にそう思って使っていたこと、になります。

 今はアップデートされてる……され、てる??

 されてる、はずだけど使う瞬間忘れているかもしれません?

 微笑については、ちょっと笑うは、以下調べた方の、「一笑」の方が使うなら丁度良いのかもしれませんね。


 爆笑については、一人でめちゃくちゃ笑った場合は、大笑で置き換えれる、かな?

 失笑については、思わず漏れたをつけてあざける笑い、とすればいいでしょうか? 思わず嗤笑した、とか。


 む、難しい。

 ふんわりもふもふには、難しい、知恵熱出そうです。

 校正のお仕事しようと思ったら、まぁ調べあげるのでしょうけれど、調べる先でどんどここういった知識を蓄えて、蓄えた知識で持って素早くゴリゴリ赤線引いたりしなくてはいけないのです、よね?

 凄いお仕事なんだなぁと、改めて思います。

 そうして世に出る本、素敵ですね。

 そしてありがたいなと思う次第です。




 余談ですが、爆笑について、興味深いコラムを見つけたので以下引用と共に書き記しておきたいと思います。

 引用始め――

  『日本国語大辞典(日国)』第2版を見ると「爆笑」の用例は2例ある。一方の辻邦生『秋の朝 光のなかで』(1974)の例は明らかに大勢がどっと笑う例である。だが問題は、もう一方の徳川夢声の『漫談集』(1929)の例。「彼れ忽ち無我の境に這入って、呶鳴り、絶叫し、哄笑し、爆笑ばくせうしの盛況を呈して」とある。ちょっとわかりにくいのだが、個性的な無声映画の見習い活弁の話で、この活弁は不器用で、ガアガア野次るように怒鳴り、さらにはせりふに夢中になるとせりふ通りの仕草を始めるというのである。つまり前後から判断すると、「爆笑」しているのは観客ではなく活弁本人らしいのだ。

 他にも確実に「ひとり笑い」だといえる例は筆者も何例か見つけているのだが、なぜか今までの国語辞典ではその意味が無視されていたのである。

 勝手な想像だが「爆笑」の「爆」ははじけるという意味で、どっと笑う、つまり大勢が一度に笑うというのが本来の意味。だが、「爆」を単に激しいという意味にとらえて、ひとりでも激しく笑うという意味が新たに生まれたのではないだろうか。

 引用終わり――ジャパンナレッジ内、日本語、どうでしょう? 第122回 “爆笑”問題 より


 実は爆笑、おぎゃあと生まれた時から一人で笑うも内包されていたくさい、という事実がどうもありそうで。

 数奇な運命を辿ってきたこの「爆笑」という単語、日本語ってまるで生き物みたいだなぁと、個人的に思ったり。




 ちなみに、笑で終わる単語一覧が出てきたので(便利!)、それでざっとみてみると以下笑いに関する単語ってかなりあるようです。

 多分全部じゃないです。

 わお、すごい。

 一笑なんかは、一笑に()す、とかでよく使われる単語ですがちょっとにっこりが意味として入る、のは初めて知りました。

 その可愛さに思わず一笑した、だとちょっとにっこりするのですね、勉強になりました。


 引用始め――――――――


 いっ‐しょう【一笑】[名] (スル) 1 ちょっと笑うこと。にっこりすること。 2 一つの笑いぐさにすること。また、笑うべきものとして問題にしないこと。

 かん‐しょう【歓笑】喜び楽しんで笑うこと。

 き‐しょう【嬉笑/嘻笑】[名] (スル)喜び笑うこと。

 き‐しょう【譏笑】[名] (スル)そしり笑うこと。あざけり笑うこと。また、その笑い。

 ぎ‐しょう【戯笑】ふざけて笑うこと。たわむれ笑うこと。

 げん‐しょう【言笑】うちとけて笑いながら話をすること。談笑。

 こう‐しょう【巧笑】あいきょうのある笑い。また、あいそ笑い。作り笑顔。

 こう‐しょう【哄笑】[名] (スル)大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと。

 し‐しょう【嗤笑】[名] (スル)あざけり笑うこと。嘲笑(ちょうしょう)

 せっ‐しょう【窃笑】[名] (スル)ひそかに笑うこと。

 ぜっ‐しょう【絶笑】[名] (スル)ひどく笑うこと。大笑。

 たい‐しょう【大笑】[名] (スル)大いに笑うこと。大声で笑うこと。おおわらい。

 び‐くしょう【微苦笑】微笑とも苦笑ともつかない笑い。久米正雄の造語。

 びん‐しょう【憫笑/愍笑】[名] (スル)あわれんで笑うこと。また、その笑い。

 ほう‐しょう【放笑】[名] (スル)大きな声で笑うこと。

 もく‐しょう【目笑】[名] (スル)目と目を見合わせて笑うこと。目くばせして笑うこと。

 ろう‐しょう【朗笑】[名] (スル)ほがらかに笑うこと。また、その笑い。


 引用終わり―――――――― goo辞書 より




 ミスは誰にでも起こること。

 また、なんでも正確にインプットできる人っていうのは、そうそういないって私個人は思っています。

 ただ……誰かに教えてもらったら、何かで知ることがあったら、アップデートが頑張れる自分でいたいものですね。

 勿論、だからといって、その後にすぐ完璧になれるなんて思っていないので安心してください、少しずつで、良いのですよ。


 私もうっかり八兵衛なりに、教えてもらったことを活かせる様にしていけたら、と思っています。


 というわけでいつも誤字報告ありがとうございます!

 誤用報告も受け付けておりますので気軽にしてくださいね。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 爆笑は誤用ではありません。1人でもOKです。 広辞苑第七版が発行されてから5年近く経ちますが、なかなか広まらないものですね。 [一言] 文面だけ見ると怒ってるみたいになっちゃった。゜(…
[良い点]  沢山調べてるのが凄いです! [一言]  爆笑、ネットスラング的なものもあるのでは? と思ったり。  (爆)  ってあるじゃないですか。あれに似たなにかを感じます。
[一言] 爆笑は近くに人が居なくてもテレビ等でタイミング合わせて大笑いなら爆笑の気がするね。 LINE見て爆笑だと変って感じ。
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