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⑷『視覚と視点に於ける観念学』

⑷『視覚と視点に於ける観念学』



視覚と視点という、難題を思考すればする程、自己が明滅し、破滅していくのが分かる。自分の領域を、美学まで伸ばすことは、容易ではない。元々が、言葉の属性であるからして、絵画を描くのも見るのも好んでするが、論じるとなると、大層難しいのである。



以前に、うたとかたり、についての、叫びの話から、ムンクの叫び、の話を持ち出したことがあったと、記憶しているが、ムンクの叫びは、いつ見ても、やはり異常である、ということは、明瞭だと思う。ただ、その異常を、俯瞰して、絵画を描く訳だから、異常を俯瞰する正常があるということになるだろう。



つまり、画家は、常に、観念に俯瞰図を持っていて、どの様な錯乱した精神状態であっても、その自己の視覚を俯瞰する視点を、持っていなければ、画家では居られないということになる。これは、芸術一般にも言えそうだが、此処に、観念学が生じていることは、間違いなさそうだ。

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