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同じ人しか好きになれない世界。

作者: 七瀬




この世界ではね?

同じ人しか好きになる事や結婚もそう!

他の人を選んではダメ!


『一生! 番い! ペンギンのように一人のひとを

添い遂げろ! 一途でこそ! ザ! 人間なのである!!!』


・・・と毎日のように、ニュースや街のあらゆるところで見かける

この言葉!!!


この世界では、これが! 当たり前の事、、、!!!


でも中には、、、?

浮気や二股、心変わりする者には非情なほどに刑罰は厳しく!!!

本人のいい訳など一切聞かないで終身刑を命じられている!




私の名前は、『すぃーひん・うーるる』 過去の記憶を一時的に

呼び起こす! 【ひと時のやすらぎ】というお店で働いているわ!


私の住んでいるこの世界では、、、?

『好きになるのも! 結婚相手もたった一人のひとと決まっているの!』



それ以外の人を好きになると、、、罰を与えられるわ!


だからね!

必ず、何処にでも【密告者】という者がいてね。

見つけ次第、政府の人間に報告されるのよ!


但し、どの人が“密告者”なのかは分からないのよ!




私と高校の時に、凄く仲が良かった女の子が、、、!?

ある時、今好きな男性ひとじゃない男性ひとを好きになって

しまって、、、! それを知った密告者の誰かが政府に報告したせいで!


私の親友の女の子は、2度と私と会えなくなったわ!

私だけじゃない! 家族や学校の友達、誰とも会えなくなったのよ!


こんな事って、、、!

間違ってると思わない、、、?


同じ人をずっと好きであり続けることって可能な事なのかな、、、?

他の人に、心を奪われる事だって、、、!

よくある事だと思うのに、、、。


【恋ゴコロ】を他の人に想っただけで、“罰”を与えられるなんて、、、!

絶対に! おかしい事だと私は思うの!!!

 


だって! 私にも、他に好きな男性ひとがいるから、、、!

でも私は、、、本命の男性ひとと付き合っている訳でもないし!

お互いの気持ちを伝えていないのよ。


だから、他に好きな男性ひとがいたっていいでしょ!!!


私の新しく好きになった男性ひとは、とっても話しやすいし!

気軽に話しかけられる男性ひとなのよ!


だから、私からその男性ひとに好きだと! 告白したら、、、?

彼も、私の事が気になっていたと言ってくれたの、、、。


私たちは、それから付き合いだしたわ!


『ねえ、すぃーひん?』

『なーに? りぃーまん?』

『僕たち、いずれは結婚するよね! ずっと僕たちは一緒だよ。』

『・・・そうね、』

『うーん? どうして? そんな浮かない顔をするの?』

『えぇ!? そんな事ないよ!』

『ひょっとして、、、? 僕以外に好きな男性ひとでもいるの?』

『・・・バカね! そんな事、ある訳ないでしょ!!!』

『そうだよね! すぃーひんに限ってそんなはずがないよね!』

『・・・そうよ、』



・・・この時の私は、【嘘】をついたの、、、!

私には、既に【本命の彼がいるし!】


その事を、私は彼に言えなかったの...。





でもある時、私は誰かに密告されたわ!

私には、本命の彼がいるのに他の男性ひとと付き合っていると...。


その事を密告したのは、、、?

今付き合っている【彼】だった、、、。


そう! 【密告者は】彼だったのよ!



私が警察に連れて行かれる姿を見て、彼はニヤッと笑ったわ!


ひょっとしたら、、、?

そう、仕向けたのは【彼】なのかもしれない、、、!



最近の密告者は、、、?

そういう、姑息な手を使う者もいるとか、、、?

本命の人がいるのを知ってて、好きにさせる人の事。


私は、まんまと彼の作戦に引っかかってしまったのかもしれないと。

あとで、分かったのよ!



私の経験上、『一途であり続ける事は、不可能に近いんだと思うのよ!』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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