いろんな武器の特訓中です
私は片手剣が好きです。
戦ってみたい年頃だったので魔法より剣術にハマってるエアルだった。
家庭教師のギャオスは上手い具合にエアルを誘導してるのだ。
「エアルはなかなか筋がいいいぞ。もっと踏み込んだほうが良いな!勇気だ。前に出るんだ」
「スキがなくて前に出れないよ」
「スキがなくても出るんだよ!そこでスキが見つけられる」
思い切って前に出ると確かにスキを見つけられるが自分がそれ以上にスキだらけだった。
逆にギャオスの斬撃を受け止めるが圧力に負けて後ろに下がる。
「前に出たら相手より先に攻撃しないと格好の的だぞ!」
「前に出てすぐ攻撃なんて無理だよ」
「試しにやってみせるから見てろ」
猛ダッシュで突進してくると止まる事無く剣が首筋で止まった。
エアルはため息をついた。
「ようするに移動と攻撃を繋げってことでしょ。そんな技術まだ出来ないよ」
「よくわかってるな。つまり技術を磨けばいいんだよ。あと意識すると全然違うよ」
「つまり技術を磨けってことをわざわざこんな回りくどいことしたんですね」
「身にしみて必要ってわかったろ?」
ギャオスはニヤリと笑った。
「悪趣味ですね。身にしみましたが・・・」
エアルもニヤリと笑った。
それから移動してから攻撃のコンビネーションを特訓し続けた。
最初は片手剣だけだったけど弓や槍などの武器も使いこなした。
特に弓は吸い付くんじゃないかというくらいに獲物が刺さって神がかっていた。
そして短剣は双剣使いとして腕を上げていた。
だがやはり片手剣が一番使い心地が良かった。
ただそれだけで終わらないのがエアルだった。
各武器の特性を知って対抗手段を全て自分なりに考えた。
スキルも【片手剣lv1】【武芸百般lv1】と覚えて実力もついてるのを実感した。