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3話 《休憩》


「戻るぞ」


「はい?」


先程この異世界で好き勝手にやっている転生者の暗い過去を聞いてちょっとナイーブな気持ちになり転生者を見守る私、鳴神薫とメイドのミーシャさんに神様のシュヴァルツ様が本を閉じながら転生者のいる方向に背を向けた。


「奴はまだ世界の流れに関与していない。今消してしまったら俺たちのほうが罰せられてしまう」


シュヴァルツ様が憎悪のこもった声で今は転生者を見逃すと宣言した。


あ、そこはキッチリしているんですね。でもそんな憎悪と怒りに満ちた表情で言われても殺す気満々としか受け取れないんですがそれは。というか国のナンバー1とナンバー2のお嬢様を篭絡している時点で国の流れを乱してませんか?


「じゃあなんでそんな憎悪の目で見てたんですか?」


「お前と同じだ」


「はいぃ?」


シュヴァルツ様の衝撃的な言葉に私は目を白黒させた。


え、私はちょっと可哀想だなとか、ちょっとくらいなら好き勝手しても許せるなとしか思ってないんですけど!シュヴァルツ様とは絶対真逆のことしか考えていないと思うんですが!?


「お前も確信しているだろう。奴は必ず世界の流れを乱す何かをやらかす」


「まあ、そんな感じはしてますけど…」


シュヴァルツ様がまだなお二人のお嬢様とイチャイチャしている転生者を指差して放った言葉に私は納得した。


ああ、そういうことね。確かにあの転生者は何かやらかす予感しかないですね。というか異世界転生の小説では転生者が好き勝手やって世界を引っ掻き回すのが主だし。


「奴には監視をつける。奴が事を起こすまで休憩だ。お前にも部屋を渡す」


「え、やったー!」


部屋を渡すという言葉に私は歓喜しその場でピョンピョンはねた。


私の部屋!?部屋くれるの!うわ、神様の世界に私の部屋が出来るなんて夢みたいだよ!


「帰るぞ」


すると私達が落ちた渦巻く黒い穴が上空に現れた。すると今度は重力に反するように、私達3人の体が穴に吸い込まれていく。


「この穴って下の人々には見えないんですよね?」


「見えればお前の世界でも上空にブラックホールが出現とニュースになっている」


私の疑問にシュヴァルツ様は無表情で即答した。


それもそうだよね。


黒い穴を抜けるとそこは先程まで授業をしていた教室っぽい場所だった。黒い穴が突如下に現れたのに椅子や机は一ミリも動いていない。どんな原理なんだろう。


そこでシュヴァルツ様がレザーコートから何かを取り出して私に渡してくれた。


「これだ」


「ドアノブ?」


それは銀色の丸い鍵穴のないドアノブだった。


渡されたときの私はドアノブだけ渡されても…とちょっと困惑した。


「これの平面と地面と垂直にして回すと、ドアが現れて開く」


するとシュヴァルツ様がお手本の如くドアノブの平面を垂直にするとその場に木造のドアが現れた。そしてシュヴァルツ様がそのままドアを引くと玄関と部屋が見えた。


「おお~」


私がウキウキな気持ちで部屋に入るとそこには玄関が広がっていた。玄関を数歩歩くと右にドアが見え、奥には一人で過ごすには広すぎると思えるほど広い部屋があった。部屋の壁は汚れひとつもない真っ白な色だった。家具が全くないけどこれから搬入するんだよね。


「ここが風呂だ。トイレはない、ここで食べ物及び飲み物を摂取しても排出されない。だが降りた世界で摂取した場合は排出されるから注意しろ。別に摂取しなくても死にはしないからな」


シュヴァルツ様が指差した右側のドアを開けると広い化粧室とガラスの引き戸があり、引き戸の奥には機械的なシャワーと広い浴槽がそこにはあった。


よかった、シャワーを浴びれるんだね。もう色々な事があってクッタクタに疲れたからシャワーを思いっきり浴びてぐっすりと寝たいよ。


あと重要な情報をさらっと言わないでシュヴァルツ様。食べ物食べても出るものが出ないってどこぞのアイドル歓喜の情報じゃないか。


「あの、ベッドや布団などの家具は?」


「自分で探せ」


「は?」


何かそのままシュヴァルツ様がどこかに行きそうだったので私は家具がどこにあるのかを聞いてみると衝撃的な返答が返ってきた。


自分で探せ?冗談はよしてくれ。ここの世界に関して右も左も分からない私がどうやって家具を探すんですか?


「それと、服を着替えておけ。吐瀉物が掛かっているぞ」


「え、嘘ぉ!?ああっ、本当だ!」


シュヴァルツ様の指摘に慌てて服を見ると確かにシャツの部分やスカートに黄ばんだシミがついていた。


全然気づかなかった!てか私汚れた制服で授業を受けて異世界に歓喜してたの?恥ずかしくて顔が沸騰しそうだよ!


「替えの服はどうしたら!」


「ミーシャに貸してもらえ、その後は自分で探せ」


「は?」


そのまま私が慌ててシュヴァルツ様に替えの服の場所を聞いたらまたもや衝撃的な返答が返ってきた。


いや、ミーシャさんに貸してもらうのは別にいいですよ。でも後は自分で探せ?何?家具も服も全部自分で調達しろとでも?


「じゃあな、ミーシャの部屋への行き方はそこにいる本人に教えてもらえ」


「は?え?ちょっ!」


まだ聞きたいことは山ほどあったシュヴァルツ様は部屋を出てドアを閉めた。私は言いたいことが山ほどあるので慌ててドアを開けたが教室っぽい場所にシュヴァルツ様はいなかった。


面倒臭いから逃げたなあいつ!


「ちょっとはサービスしてもいいじゃないかこの馬鹿ー!」


私は腹の奥に力を入れて思いっきり叫んだ!


せめてベッドくらいサービスしてくれよ馬鹿ー!どうやって寝ればいいんだよ!乙女の私に地べたで寝ろとでもいうのか!


「ごめんなさいね、シュヴァルツ様はああいう神様ですから…」


「今日だけで相当痛感しましたよ!」


ミーシャさんの慰めがあっても私の怒りは収まらない。私は力をつけていつかシュヴァルツ様をコテンパンにして跪かせてやると心に決めた。











そして私は何もない私の部屋からミーシャさんが持っていたドアノブからミーシャさんの部屋に移ってシャワーを浴びた。何でミーシャさんの部屋のシャワーを使っているのかというと洗うものが何もないのに入れないと私が駄々をこねたからです。


ミーシャさんのシャワー室にはシャンプーとかリンスとかお風呂用の化粧品が多く置いており人の物を使ってもいいのかとちょっと迷ったがしっかりと髪や身体を洗った。そして高級そうなタオルで濡れた身体を拭き、高性能なドライヤーで髪を乾かす。


これを全部ミーシャさんが調達したのかと思うと大変だったなと思うのと同時にシュヴァルツ様のケチな心に腹が立つ私だった。


そして化粧室に用意されていた服に着替えた。下着はどうしたかというと胸囲の差があり自分のものではぶかぶかになることをミーシャさんが予想していたのか私のサイズにピッタリな新品のブラジャーが用意されていた。私の貧乳に悲しくなりミーシャさんの美乳に嫉妬したのは内緒である


「で、ミーシャさん」


私はシャワー室から出て私の部屋にはなかったダイニングキッチンで何かを作っているミーシャさんに声をかけた。甘いにおいがするから作っているのはおそらくはデザートだろうと予想するがそんな事より私にはミーシャさんに聞きたいことがある。


「鳴神さん、シャワーは気持ちよかったですか?」


「はい、凄く気持ちよかったんですけど…」


それは全く問題なかったんです、問題はミーシャさんが貸してくれた替えの服です。


「替えの服もピッタリでよかったです。もうすぐアップルパイが焼けるから待っててね」


「え、本当ですか!楽しみです…ってそんな事より!」


ええ、サイズも問題なくピッタリでした。アップルパイと聞いて喜ぶ私の心を一旦置いても声を大にして聞きたいことがあった。


「え?どうかしましたか?」


「なんで!替えの服が!ミニスカメイド服なんですか!」


そう、替えの服がメイド服だったのだ。しかも今ミーシャさんが着ているようなミニスカメイド服である。メイド服を着るのは初めてで着た私を鏡で見たときはちょっと可愛いなと思ってしまったがやっぱり理由もなくメイド服を着るのは、しかもメイド喫茶でよく見るようなミニスカメイド服を着るのは恥ずかしくてもじもじしてしまう。


「え、似合ってると思いますけど…」


「確かに可愛いですけど!」


可愛いからってメイド服を薦めるのはどうかと思いますよミーシャさん!私は普通の服を所望します!シュヴァルツ様に見られたら絶対鼻で笑われるから!


「あ、こっちのクラシカルの方が良かったかしら」


「そういう問題じゃないです!」


ミーシャさんはスカートの丈が長いメイド服を取り出した。スカートの丈の問題じゃないんです!確かにミニスカを着るくらいならそっちの方が恥ずかしくないですけど!


「じゃあこっちの水着タイプが…」


「露出の問題じゃないです!」


さらにミーシャさんはメイド風ビキニを取り出した。なんでメイド風ビキニを持ってるんだこの人!着るんですか!?着たことあるんですかその服!?


「あ、鳴神さんの国では和服が正装でしたね。でしたら和服タイプがここに」


「だから!そういう問題じゃないって言ってるんです!普通の!メイド服じゃない!普通の服はないんですか!」


ミーシャさんが今度は和服とメイド服が融合したメイド服を取り出した。だから私はメイド服の種類が気に入らないというわけじゃないんですよ!私は普通の服で過ごしたいだけなんですよ!


「メイド服しか持ってませんが…」


「嘘ぉ!?」


衝撃の事実をミーシャさんが暴露した。メイド服しか持ってない!?じゃあずっとメイド姿なの!?シュヴァルツ様に強要でもされているの!?もしそうだったら一生軽蔑するぞあの変態神様!


「じ、じゃあ服を作ってもらうというのは…」


「あいにく材料がなくて…先程シュヴァルツ様が仰られていましたが大概の物は降りた世界で探さないとならないのです」


もしかしたらミーシャさんなら服を作ってくれるかもしれないと思って聞いてみたら今は材料がないらしい。材料があったら作ってくれるみたい、今度降りたときは布地を探して渡そう。


てか自分で探せって冗談じゃなかったのね…。


「じゃあ、あのキッチンとかこの家具とかメイド服とか料理の材料とかもですか?」


「はい」


全部ミーシャさんが探して手に入れたものなのかと驚愕するしかない私だった。てかこのダイニングキッチンとかどうやって設置にしたんですか?私の部屋にはなかったから一から設置したんですか?


「シュヴァルツ様はそういったことに力を使わない神ですから、自身の服も武器も現地調達らしいです」


「ええ…」


ミーシャさんが語るシュヴァルツ様のケチな性格にドン引きする私だった。


自分にすら現地調達を科しているってことは意地悪で力を使わない訳じゃなくて何か理由があるっぽいなぁ、いつか理由を聞いてみよう。


「ともかく、申し訳ありませんがあの服は洗いましたので乾くまでメイド服で我慢してください。そのタイプが嫌なら種類はまだありますので…」


「では、スカートの丈が長いクラシカルを…」


ちなみに汚れた制服はミーシャさんに渡して洗ってくれたみたいだ。洗濯機がないからどう洗ったのか分からないけどきっと綺麗に洗ってくれたのだろう。そんな信頼感がミーシャさんにはある。


で、その後私はミーシャさんのお言葉に甘えてスカートの丈が長いクラシカルに着替えさせてもらいました。丈の短いスカートはパンツが見えそうで安心できないんです。制服のスカートの丈も皆と違ってちょっと長くしてるし。


皆私の事を安産型とか言ってたけど胸が小さいのにお尻が大きいなんてコンプレックスでしかないんだよ!


そして着替え終わった後アップルパイが焼き終わるまで時間がまだあるらしいので洋風で古風な木造の椅子に座りながら待つことになりました。


「あの、何でメイド服しかないんですか?シュヴァルツ様の趣味ですか?」


やっぱり気になったのでおそるおそるミーシャさんに質問してみた。もしこれでシュヴァルツ様がメイド趣味だったら私も一生メイド服を着ることになるのかと不安で一杯だ。


「いいえ、私が望んでメイド服しか着ないだけです」


ミーシャさんは笑顔で私の心配を振り払ってくれた。良かった、シュヴァルツ様があの無表情でメイド好きという変態じゃなくて心底良かった。


「なんでメイド服なんですか?」


「私達は神に直接仕える、ご奉仕する存在です。ですのでそれに似合った格好をしろと教えられました」


教えられた?一体誰に?シュヴァルツ様が教えたわけじゃなさそうだけど。


「シュヴァルツ様に?」


「いえ、私がシュヴァルツ様の前に仕えた神様です」


あ、ミーシャさんってシュヴァルツ様以外の神様に仕えたことあるんだ。


「その神様は今どうしているの?」


「無断で私という存在を神の領域に呼び出し長期間輪廻にも世界にも戻さずご奉仕させていた罪により謹慎中です」


「ええ…」


ミーシャさんは笑顔を変えずに淡々と衝撃的事実を述べた。この光景にドン引きするしかない私だった。


碌な神様じゃないよ、そんな神様の教えなんて捨ててしまえと説得したくなる私だった。


ん?でもそうなるとミーシャさんの立場ってどうなっているんだろう。私のように為事を手伝わせるために存在しているわけでもないし神にご奉仕するために存在する人間ってこと?


「私は為事のモデルケースである鳴神さんとは違い立場は宙ぶらりんなのです。このまま為事を手伝うことになるか、もしくは輪廻に戻されるか、それとも別の処遇になるのか、全く分かりません」


「そうなんだ…」


今までの笑顔とは違い神妙な面持ちになるミーシャさん。


なんかミーシャさんにも複雑な事情があるみたいだ…。


「詳しい状況は省きますがもしシュヴァルツ様に仕えていなければ私の魂は輪廻に戻されていたでしょう。鳴神さんにも会えなかったかもしれませんね」


「そうだったら今私は輪廻の中でしょうね」


「そうね」


私はミーシャさんと笑いながら自分達が出会えたことが奇跡だと感じた。


そうだ、もしミーシャさんが助けてくれなければ私はシュヴァルツ様に殺されていたんだよね…。


「あ、アップルパイが焼けたわ」


どうやら丁度良くアップルパイが焼けたようだ。皿に置かれたアップルパイは大きな円形で編みこまれた生地の奥に香ばしいりんごの香りがしている。店でも売ってないような本格的なアップルパイだ。


「お口に合うかどうか分かりませんがどうぞ」


「おいしそ~う!いただきま~す!」


私はミーシャさんが切ってくれたアップルパイを大きな口で頬張った。


「おいし~い!」


サクサクとした生地に甘~いりんごの味がベストマッチしている!こんなに美味しいアップルパイは初めてだ!


「ありがとうございます」


その後私はミーシャさんとともにアップルパイに舌鼓をうった。まあ殆ど私が食べてしまったので申し訳ない気持ちになったのは内緒です。


そしてミーシャさんと食後の紅茶を楽しんでいると玄関のドアからノックの音が聞こえた。


「おいミーシャ、入るぞ」


「どうぞ、シュヴァルツ様」


ミーシャさんの一声とともに部屋に入ってきたのはやはりシュヴァルツ様だった。


タイミングを逃したな!ミーシャさんの特製アップルパイは私が全て食べさせてもらった!


「何か食べていたな?」


「はい、アップルパイを焼きました。しかし鳴神さんと一緒に全て食べてしまいましたのでもうありません。紅茶がありますがどうですか?」


「いらない」


シュヴァルツ様は無表情でミーシャさんのご好意を拒否した。


ミーシャさんが淹れた紅茶は凄く美味しいのに何で拒否するんだこの神は、ダイエットでもしてるの?


私がそんなことを考えるとシュヴァルツ様と目が合った。あってしまった。


「あ、シュヴァルツ様…」


シュヴァルツ様にメイド服姿を見られてしまった。男に見られるとなるとやっぱり恥ずかしいと感じてしまう。


「鳴神、お前もメイド趣味だったのか」


しかしシュヴァルツ様のメイド服に関するリアクションはなく、ただ私の趣味だと疑うだけだった。


「違います!ミーシャさんがメイド服しか持ってなかったんです!」


断じて、私にはメイド服を着る趣味はないです!ここではっきりと伝えないと絶対に勘違いしたまま認識されそうだから私はしっかりと主張した。


「そうなのか?」


「はい、ご存じなかったのですか?」


「ああ、女性は誰でも違う服を複数持っているものだと思っていた」


私の突込みに対して二人がそれぞれ確認する。部下、というか仕えている人の服事情は把握しておいてくださいよシュヴァルツ様…。


「あなたみたいな男になんかに分かるもんですか」


「聞こえているぞ」


「痛い!」


私がボソっと呟いたことが聞かれていたらしくシュヴァルツ様はデコピンを私のおでこに喰らわせた。


デコピンでも結構痛い!拳骨も痛かった。シュヴァルツ様の暴力神!


まあ手加減しているって分かるしナイフを突きつけてこないだけありがたいと思わないと。


「いくぞ、転生者に動きがあった」


「は~い」


「かしこまりました」


私とミーシャさんは席を立ちシュヴァルツ様に付いていく。


あ、傍から見れば従者二人を連れているご主人様だねシュヴァルツ様。誰かに見られる心配はないけどもう少し見た目を気にしてもいいんじゃないかなと感じた私だった。




おまけ「メイド服」


「あの、ミーシャさんが持っているメイド服はどんな種類があるんですか?」


「はい、他には胸元が開いているフレンチ、チャイニーズ風に近未来で見つけたサイバーメイド服、戦場ににあった迷彩色のミリタリーとスチームパンク、意図的にボロボロにしたゾンビ風メイド服に古きよきヴィクトリアンなどがありますね。さらにオプションを付け加えるとかなりの種類を持っています」


「け、結構持ってますね」


「はい、どれを着るかいつも迷います」


「ぜ、全部着ているんですか!?」


「はい、この前は今鳴神さんが着ているクラシカルを着ていました」


(いつか水着メイドのミーシャさんが見れるのか…)



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