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15話 《シュヴァルツの独白》

予約投稿に頼り過ぎて投稿を忘れてすみません。


俺の名はシュヴァルツ・ゲレールター、神だ。氏のゲレールターは学者の意味であり俺が人間の世界に存在するありとあらゆる知識を網羅していることに由来する。実際は全知ではないのだが他の神や人間はそう認識している。


神がすることは世界の管理と魂の管理、それ以外は他の魂や世界に危害を加えなければ基本的に自由である。そのため自堕落に過ごす神は多い。そんな神でも人間の世界では崇拝される存在である。正直人間には上辺だけの権能だけで崇拝せずに中身や実態を知って崇拝する対象を決めてほしいものだ。


そして俺も一柱の神なので人間の世界で崇拝の対象になっている。主に学問及び知識を司っている。信仰すれば勉学が向上する、試験に合格できるなどのご利益によって勉学に励む若者は元より発明のヒントが思いつく、未知なる法則の発見や未証明の問題を証明できるなどのご利益もあり研究者や学者などにも信仰されている。


ちなみに極まれに無欲の神として祈られることもあれば主夫の理想として崇拝されることもある。


無欲の神として崇拝される理由は不眠で常時断食、そして性欲がないためとされている。大体合っているが性欲自体はあるので勘違いしないで欲しい。


主夫の理想となっている理由に関しては妻が家事育児はおろか自分の世話すらできない恐らく神の中で一番の無精な性格のため結果的に家事育児をしていたに過ぎないのだ。決して自分から進んで家事育児をしていたわけではないことを周知して欲しい。


そして今の俺はふとした偶然から為事代行者に選別した人間、鳴神薫には変態と罵倒されているがその程度の事は気にしない主義だ。なぜなら罵倒されようとも俺が変態ではないという事実に変わりはない。それに仮に俺が変態と位置づけられるなら殆どの神々が変態となってしまうからでもある。


そんな鳴神にも仲間が出来ることになった。俺を除く四神と世界管理代表神による選別により選ばれた人間が仲間になるのだ。


四神とは選ばれし四柱の神のことで、俺と俺の妻、戦神に神々の中で最大の派閥を持つ神の四柱で構成されている。世界管理代表神は世界を管理する神の中で最も管理が的確であり、世界全体が有事の際に指揮をする神のことである。


俺は鳴神に仲間が出来ればいい刺激になり、共に為事代行者として成長してくれるだろうと予想していた。そのためにあらゆる可能性を想定し念入りに為事代行者の育成計画を練っていた。しかしその計画は根元から覆された。


選別されたのが全員未熟な女の子達だったからだ。一人くらい将来性を重視して子供がいることは想定していたが全員が子供だとは予想だにしていなかった。まさか神々が100%自分の考えによって選別させるために他の神様が選別した人間の情報を全て遮断した影響がこんな形で出るとは考えもしなかった。いや、予想はしていたのだがそこまで馬鹿ではないだろうと高をくくっていた。結論から言えば全員馬鹿だった。


しかも選別理由がヒルデガルドを除いてしっかりしているから始末に負えない。選別理由がしっかりしていないどころか私利私欲の選別をした神がよりにもよって俺の身内、つまりは俺の妻であった。さらに選別された人間を元の世界に戻すと悲惨なことになるのが確定しているヒルデガルドだったこともあり俺は全員引き取ることした。


神が人間を主導的に育てる事は禁止しているため鳴神に4人の子供達の面倒を見てもらうことになるがそれでは負担が大きいのと鳴神に全てを任せるのは子供達の将来が不安なため俺も補助に回る事にした。育てるにしても人間の補助なら過度な介入さえしなければ認められている。しかも過度な介入の基準はかなりゆるいため鳴神に過度な負担をかけることはない。件の鳴神は色々と勘違いしていたが俺は鳴神にそんなことは求めていないとはっきり断言しておいた。


で、今現在俺は先程鳴神に書けと命じた欲しい家具のリストにあった家具を全て揃えて鳴神の部屋に設置しているところだ。


鳴神は今子供達4人とミーシャとともに風呂に入っている。何故最初に風呂に入れたのかというとまず部屋に設置する際に子供達が、特に動き回るコルネが部屋にいると設置するのに邪魔になるためだ。


それと子供達が着ていた服を洗濯するためだ。これは服を毎日着替えて洗濯することで清潔さを保つことを教えるためだ。子供達の着替えの服はなぜかミーシャが用意していた子供用のメイド服である。なぜかコルネと楓にある尻尾の穴にも対応していた。


ミーシャには子供達の特徴を全く伝えていないのになぜ用意してあるのか一瞬理解できなかったが恐らく自分で着る用なのだろう。あいつの仕えていた元々の神様はミーシャの体型をコロコロと変えて愛でていたことが確認しているからな。だが何故ミーシャは何時まで経ってもメイド服しか所有しないのか理解できない。


ちなみに鳴神がまた俺がミーシャに用意させたのかという軽蔑した目で見ていたがそんなことはないとはっきり伝えた。


最後の理由はアリス以外の子供には風呂へ入る習慣がないため、毎日入浴することにより入浴の習慣を身につけさせるためと身体の清潔さを保つことの大切さを教えるためだ。


風習から風呂という習慣が存在しない部族にいたコルネは風呂に入るのは今日が初めてだ。興奮していたようだが風呂も子供達が入るため泳げるほどに拡張しておいたので大丈夫だろう。


風呂に入ることと清潔さを保つことは知っていた楓だが風呂に入れるほどの環境ではない従者であったため今まで身体を布で拭く程度しかこれまでしていない、勿論風呂に入るのは初めてである。


ヒルデガルドにいたっては家族が貴族で風呂に入れる環境ではあったが虐待を受けていたため風呂は清潔さを保つための場ではなく高熱のお湯による虐待の場として認識している始末だ。


本来はミーシャも風呂に入る予定ではなかったがヒルデガルドは風呂に入りたくないと駄々をこね、鳴神だけでは手に負えないと判断したため仕方なくミーシャも入浴することになった。


そんな感じで女達が風呂に入っている間に俺は一人で黙々と家具を設置している。ちなみに俺は風呂には入らずシャワーを浴びる程度だが清潔さを保っている。一緒に入らないのかとコルネに言われたが鳴神が入りたくないと拒否し、俺もしっかりと入らないと断った。


まず鳴神の部屋に設置したのがミーシャの部屋にもあるダイニングキッチンと冷蔵庫や電子レンジなどの料理用の家電、包丁やまな板などの家具だ。


そして設置した新品のまな板を見て平らな鳴神の胸を思い浮かべた。あいつは貧乳と蔑まれると怒るが一々反応していてはそれが定着してしまうことに気づいていないのかと少し心配になる。恐らくこのままだと子供達からも貧乳だとからかわれることになるだろうな。


ちなみにこの神の世界では食事をしなくても生活する事は可能だ。実際俺は崇拝されるほど断食をしており、最後に何かを口にしたのは何時か忘れるほど食事を摂取していない。


だが人間のあいつらは世界に降りれば食事は必須になるため食事をする習慣を身に付けないといけない。この習慣付けはヒルデガルドのためである。他の子供達は食事をする習慣は身に付いているがヒルデガルドだけはまともな食事を食べたことがないため食べ方から身につけさせないといけない。


そして礼儀正しい食べ方については為事代行の必須事項のため、他の子供達は元より鳴神にも礼儀正しい食べ方と食事中のマナーをしっかりと覚えてもらわなければならない。


最後に子供達及び鳴神の料理は余程のことがない限り鳴神自身にを作らせるつもりだ。それを知らせたとき鳴神はかなり嫌な顔をしていたが殆どの世界で料理の技術は有効だ。それに手料理を食べさせることにより子供達と鳴神の信頼関係を早く築かせるため、特にヒルデガルドの警戒心を少しでも緩めるためでもある。アドバイス役としてミーシャにも団欒に参加してもらう。


そして次に設置した料理を食べるテーブルは横に大人が三人ずつゆったり座れる木製の大きいテーブルだ。ミーシャと鳴神が座る用の大人用の椅子2脚と子供達が座る用のキッズチェアとそれぞれ別に用意したクッションを4セットを用意した。


コルネには赤色の下地に緑色のデフォルメされている龍が散りばめれた四角形のクッションを、アリスには夜空をモチーフにした紺色の箒に乗った可愛らしい魔法使いのキャラが印刷されている四角形のクッションを、楓には和風を意識した茶色の七宝模様をした座布団を、ヒルデガルドには今まで硬いもので殴られてきたトラウマを出来るだけ和らげるためやわらかい白色で丸型のクッションをそれぞれ用意した。これなら鳴神も文句は言うまい。


次に俺が設置するのは子供達の遊び部屋だ。まだ女達が風呂から上がる気配はないため構わず設置していく。


まず先程設置したダイニングキッチンと食事場所の部屋と寝室になる部屋と遊び部屋を壁で隔て、木製のドアを設置する。このドアならぶつかっても衝撃は少なくて済むだろう。


次に子供達が遊ぶ用のおもちゃを出来るだけ用意して綺麗に片付けられるように箱を複数用意して設置しておく。そして部屋の広さを十分なものに拡張しておく。この部屋の広さなら4人が別々の遊びをしていても邪魔にならないだろう。コルネが縦横無尽に走り回って邪魔をしなければの話だが。


この部屋で子供たちを遊ばせておけば俺と鳴神が為事をしているときでもミーシャが様子を見ているだけで済む。それにあいつを呼べば万全だろう。事情は既に説明しているし呼べば直ぐに来てくれるようにはしたしこれで安心だ。


そしてこの部屋を作った理由だが同じ部屋で同じ遊びをすることにより子供達に友情が芽生えて将来為事代行をするにあたってそれぞれがそれぞれを助け合うようになるための場所、つまりは仲良くなるための場所だ。


それに何かを教えようとも子供達には簡単なことしか教えられないだろうし、そこまで難解なことを子供達に要求するつもりはないためそれならば幼い時は遊ばせられるだけ遊ばせて多感な子供に育って欲しい。今は室内の遊びに限るが時機が来れば世界に降ろして自然の中で悠々と遊ばせることを予定している。


ちなみに絵本に関しては今ここには用意していないが日本語のものを用意するように図書空間のゲヘヒトニスに依頼しておいた。時間が経てば借りに行かなくてはならない。


全ての言語を翻訳できる眼鏡を持っている中で日本語の絵本を用意する理由はまず読み手である鳴神が一番慣れている言語であるのと楓が日本語をおぼろげだが覚えており、楓以外の子供達が文盲であるためだ。あの眼鏡は文盲では意味がないため言語を覚えさせる必要があり、それぞれの元いた世界にあった別々の言語を覚えさせることも可能だが効率が悪いためいっその事育児役の鳴神が教えられる日本語を覚えさせるという意図がある。


それと同時にこの部屋で扱う言語は全て日本語で統一する。おもちゃを片付ける箱に書く文字も日本語、ひらがなを学ぶためのおもちゃも用意し、ボードゲームの文字も日本語のものにしておく。これで遊び部屋は


最後に寝室の設置に着手する。そろそろ女達も風呂から上がってくる頃と予想しハプニングで主に鳴神に文句を言われないようにしっかりと部屋のドアを閉めてから設置をしていく。


この神の世界では寝る必要はない。実際俺は崇拝されるほどの不眠である。しかし子供達及び鳴神たち人間にも不眠を強要するつもりはない。世界に降りた際に必ず支障が出るからだ。それに体内時計をリセットするには就寝が有効であることもあり、規則正しい生活習慣を身に付けて貰う為にも就寝は必須であり寝室を用意する必要があるのだ。


まず設置したのは子供達と鳴神が寝る巨大ベッドだ。5人はおろかその倍は座れる巨大ベッドで恐らくあまり寝たことがないヒルデガルドも熟睡できるような非常に眠りやすいベッドを用意した。子供達がトランポリン代わりにするのが容易に想像できるが遊び部屋に本物のトランポリンを用意しているのでこれが遊びに使われることはないだろう。


なぜそんな巨大なベッドを用意したのかというと全員が一緒に寝れるようにするのとコルネの寝相が悪いため小さいベッドだと恐らく落ちてしまうためだ。将来は地べたでも眠れるようになってもらわないと為事代行は成り立たないが為事が関係していないときくらいはゆっくりと熟睡したほうが良いと考えているため今後も最高の寝具の用意は怠らない。そのため枕も布団も最高級の物を用意した。ベッドのあまりの変貌振りに鳴神は驚くだろうが気にしないことにする。


そして鳴神や子供達の服を整頓するためのクローゼットや箪笥を設置する。しかしあいつらの服は用意していない。最低限の下着と服しか用意していない。鳴神には盛大に文句を言われたが俺は俺が用意した服をお前にセンスがないと吐き捨てて箪笥の肥やしにするくらいならお前ら自身が選んだものを自分達で購入したり仕立てたりすれば大事にするだろうと考えたからだと伝えると鳴神は渋々了承した。


鳴神、色々な種類の布や裁縫道具を用意したから自由に使え。そしてお気に入りの服を自分で製作するんだな。これで鳴神の裁縫の技術も身に付くだろうし文句は言われないし一石二鳥だ。


そして俺はこれからの生活を補助するために色々と部屋に細工をする。


まずそれぞれの部屋に窓を用意して昼の時間には時間に応じた太陽の光模した光を放ち、夜の時間になれば暗くなるように細工をして昼夜が目視で確認できるようにする。さらに12時間単位の掛け時計を部屋に設置する。これで子供達に時間の概念を学ばせながら規則正しい生活習慣を身に付けてもらう。


次にアリスを筆頭に子供達が転んだ際のために家具の角に細工しておく。主にテーブルやクローゼットや箪笥の角にクッションをつけて角に当たってもあまり痛くないようにしておく。これでアリスが泣き喚く機会が減るだろう。


さらに家具に衝突しても倒れないように固定しておく。これでコルネが走り回って家具にぶつかっても下敷きになることはないだろう。


最後に壁や床、家具に特殊な透明の塗料を塗装しておきもし子供達がクレヨンなどで汚しても雑巾で落とせるようにしておく。これでミーシャが苦労することもないだろう、汚した子供に責任を取らせて掃除する大切さを教える際にも役立つだろう。


そして全ての作業が終了し、最後に俺は一人用の黒いソファーを寝室に置く。このソファーは俺が鳴神の部屋に唯一持ちこむ私物だ。普段は寝室に置いておき休憩の場所として、俺が子供達がいる場所に居る際にこれを持ち込み子供達や鳴神を座りながら見守るためのものだ。


ここで俺はソファーに座り、懐から取り出した本を読みながら全員が集まるのを待つことにした。


ここで化粧室の扉が開く音が聞こえた。もし何かがあって鳴神に出くわしたらまた変なことを言われるかもしれないので寝室の扉を閉めている。これでハプニングは防止できている。


「とりゃー!」


しかし予想とは裏腹に全裸で身体が濡れてたままのコルネが木製のドアを蹴破って寝室に入ってきた。確かに子供達がぶつかったときに怪我を負わないためドアを完全に固定することは避けていたがまさか用意して僅か数分で破壊されるとは思わなかった。


「おい、まず身体を拭け」


俺はドアの木片が回りに散っておらず、コルネに怪我の危険がないことを冷静に確認してコルネに声をかけた。そして破壊されたドアの修理やコルネの叱責よりも先にコルネに服を着せるため濡れたままの身体を拭くためにタオルを亜空間から取り出してコルネの身体を拭くためにコルネの傍に瞬時に近づいた。


「コルネちゃん!駄目だよそんなことしたら…あ」


しかしタイミングが悪いのか偶然なのか必然なのか全裸のままの鳴神がコルネの身体を拭くためのタオルを持って壊れたドアから現れた。


俺と鳴神の視線が合い、一瞬鳴神の顔がフリーズした後真っ赤に染まった。


「きゃああああああああああああああああっ!!」


悲鳴とともに鳴神は持っていたタオルで必死に自分の身体を隠そうとした。別に俺は鳴神の身体に欲情はしない。女性に興味がないわけではない、男にしか興味があるわけでもない。俺は女性が好きだし妻もいるし二柱の子供もいる。俺には確かに性欲があるにはある理由で俺の性欲は奥深くに埋没している。人間から無欲の神と崇拝されるほどに。


それに事実として神々は自分の理想とする魅力的な身体に出来る。そのため女神のプロポーションは完璧に近い。で、鳴神のような貧相な身体の女性は神々にとっては女性ではなく男性としか見られないという悲しい事情があることを俺は知っているため下手に反応せずに事情を知った際に鳴神のショックを軽減しようとしているのだ。


まあ鳴神があたふたしている間に俺は鳴神を無視してコルネの濡れた身体を拭き終えた。


「おい、せめてタオルでその貧相な身体を隠してから出て来い」


そしてこれから俺とお前は同じ部屋に住むのだからこんなことはいくらでも起きることだろうと予想し、見られるのを気にするのならばせめてタオルで恥部を隠すくらいはしろと鳴神に忠告した。


「うっせーこのバーカ!この変態!」


すると鳴神は理解したのかしていないのかこんな罵倒しながらコルネを回収して退散していった。


俺は木製のドアを瞬時に修復して、過度な衝撃を受ければ液体となり物体がすり抜けるようになる特殊なゲル状のドアを採用しようかと悩んだ。






おまけ「シュヴァルツの部屋」


「シュヴァルツ様の部屋ってどんな感じなんですか?」


「本棚と景観用の絵画と観葉植物に窓、あとはピアノと俺用の椅子とソファがある程度だ」


「神なのに部屋が寂しい…」


「豪勢だからいいというわけではない」


「あれ?そういえばベッドは?」


「不眠だから必要ない」


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