兄妹愛好きな俺が兄妹と仲良くなった結果
主要人物紹介
未知也 屑夫(みちや くずお)
主人公
兄妹愛に目覚めて狂って行く狂人(予定)
要 友斗
主人公と同い年で幼稚園からの親友
要 愛奈(かなめ あいな)
友斗の3歳下の実妹
後書きに読了後推奨の人物設定や裏話?を掲載しています
突然だが俺、未知也 屑夫は妹物が大好きだ!
どれくらい好きかと言うと物心付いた時から兄妹物と言うだけで何でも観たり読んだりしまい
実際に幼稚園の時から付き合いのある兄妹で仲のいい親友に対して自分自身の人生を捧げてしまう程である
幼稚園時代にまだ普通だった俺が今の親友である要 友斗と仲良くなりその3歳下の妹、要 愛奈が生まれ妹道に堕ちる所から語ろう
「ねぇーねぇー今日友斗くんの妹を見せてくれるって言ってたけどどんな感じなのー?」
「えっとねーんとねーすごーく可愛いんだよ!だから屑夫くんにも見せてあげるんだよ!」
当時そんなノリで産まれたばかりの妹を見せてもらったがこれが俺の人生の指針となるのである
「ママー妹を友達に見せるねー」
「良いわよーでも騒ぎ過ぎたり驚かせて泣かしちゃダメよ」
「「はーい」」
「ふ、ふーどう?凄く可愛いでしょー指も握ってくれるんだよー」
「だぁーあぃーきゃー」
「うわぁーかわいぃー」
こうして最初は普通に妹と言うも存在に触れて子供らしく憧れて自分の親に妹欲しいとか子供らしく強請ったりしたが、母親が俺を産む時に無理をしたせいで不妊症になってたらしく、親は困った顔をしながらあやふやにはぐらかすだけだったので、余計に妹にのめり込んだんだと思う
「友斗くん今日も妹の部屋で遊ぼー」
「えーしょうが無いなーいいよー」
「あらあら?すっかりお気に入りになっちゃったのねお母さん嬉しいわー」
「うん!祥子おばさん妹って可愛いの!」
こんな感じで毎日遊びながら暮らして積極的にお世話もさせて貰ってた
「なぁー屑夫。小学生になっても毎日のように家に来て妹の部屋で遊ぶの飽きないー?僕、他の所でもあそびたいよー」
「えーやだよーそれにいつ見ても可愛いじゃんー毎日行くどころか家に住み込みで見てたいよー」
「もうやだーパパもママも屑夫も妹、妹ばっかりでいやになるーきらいだー」
小学生に上がった頃でも妹に構い過ぎてお互い喧嘩して両親や祥子おばさんから、妹の事を構いすぎるのも悪いことと言われて仲直りする事にした
「んーでも、妹とも遊びたいんだよ?そうだ、友斗が妹のことを好きになればいいんだ!そうしたらずっと遊べるもんね」
こんな安易な軽い気持ちで決めたが、実際にどうしたら良いか最初は分からなかったが、ある時に見たアニメで天啓を閃くことになる
それは家族愛をテーマにしたモノで丁度良く妹を邪魔くさく思って嫌いになる兄だが、立派な兄が妹は大好きで親や周囲のフォローで妹を受け入れて仲の良い兄妹になると言うモノだった
「これだー!これで友斗と愛奈ちゃんを仲良くさせよー」
こうして兄妹仲良し計画が始動した
ーーまさかこれが俺自身を含めた大きな転機になるとも知らずにーー
「屑夫ー今日はクラスのみんなと鬼ごっこしようー」
「いいよー友斗が鬼でスタート!」
「ずるぃー」
「わー鬼側が全員捕まえたー凄いー」
「へへーん凄いだろー?」
「すごいねーそうだ友斗知ってる?前にテレビで見たんだけど、妹にお兄ちゃん凄いとか思わせたらずっと尊敬してくれるんだってーどんな時でもこんな感じで褒めてくれるんだよー?」
「へぇーそうなんだーでもこっちの方が良いーみんなで遊ぶ方がいいもん」
最初はこんな感じだったが少しずつ尊敬される兄の良さを言うことで興味を持たせ続けて
「なぁーなぁー屑夫、僕ね学校の時計を読めるようになったんだよー」
「友斗凄いなー僕はまだ数字が付いた時計じゃないと時間分かんないよー」
「へへーん、愛奈にも自慢しよーっと」
こんな感じで妹に1日の出来事や自慢をしつつ、幼稚園に入ったばっかりの愛奈も興味津々で聞いてる状況に出来た
「にぃーにぃすごぉーい。あいなもがんばるー」
「凄いだろー愛奈も幼稚園行って偉いぞー」
「わーい。にぃーすきぃー」
あぁ妹だけじゃなくて兄と妹が仲良くしてる姿を見るのが最高だなぁー
こうして俺は兄と妹の兄妹愛を見るのが目的となっていつの間にかどうやって仲良くし続けるかを自然と考えるようになって行った
そうして俺達が小学生四年生。妹一年生になった頃
「おい、友斗!屑夫!友斗の妹が下に学年居るからって付き合い悪いんだよ!気持ち悪い!」
「そんなことないよ!見てて楽しいし反応が凄く可愛いんだよ!」
「そうだよ、妹は可愛いんだよ。でも付き合い悪かったかな?じゃあ今日は一緒に遊ぼう」
「あーそうしろーむしろ下の奴遊ぶなんて楽しく無いからな?ずっと俺らで遊ぼうぜ」
こうして妹とクラスの友達どっちと遊ぶ発言をされ始めて中々愛奈ちゃんと遊べなくなった
「なぁ、クラスで遊ぶ時も愛奈ちゃん呼ばないか?」
「うーん・・・そうしよっかー」
友斗は尊敬出来る兄を目指してるのもあって勉強も運動も頑張っててクラスでも人気者になってたから、クラスで誘われる事も多くて中々遊べないので提案してみた
ーーこの提案で大事になるとも知らずにーー
「おーい愛奈ー今日、クラスの友達とサッカーするけど愛菜も一緒に遊ぶかー?」
「わーいやったー。おにたんも未知也おにいたんも最近遊んでくれなくて寂しかったの!一緒にあそぶー」
「悪いな愛奈ちゃん、友斗はクラスで人気者だからね。サッカーも強いんだよ」
「わぁーおにいたんすごい!」
こうして妹を連れて遊ぶことになるが、年の差もあって着いて来れずクラスメイトからは妹が邪魔扱いされることに
「おい、友斗の妹が邪魔なんだよ!友斗こいつは入れずに遊ぼうぜ」
「それは可哀想だよ」
「でも屑夫、言うことは最もだと思うから愛奈には見て応援してもらおう」
「おにいたん。うん、いっぱい応援するね!」
「うん、分かったよ」
そうして愛奈ちゃんが応援にまわって元気よく応援していたら、相手チームになってたクラスメイトが負けてる鬱憤もあり愛奈ちゃんに対して八つ当たりしてしまう
「おい、友斗妹!応援うるさいよ!集中して遊べないから負けたじゃないか!お前がいるせいで楽しく無いからなどっか行けよ。むしろお前が居るせいで友斗も邪魔に思ってるぞ」
「ふぇ?わたしお兄たんの邪魔してた?うぅ、ごめんなさい・・・」
「そんなこと無いぞ?愛奈が応援してくれて頑張ってるからな?」
「おい、妹の前でかっこつけたいだけだろ?本当は邪魔に思ってるんだろ?ええかっこしぃーのぎぜんしゃめー」
「おい、さすがに言いすぎだ、友斗はそんな奴じゃないぞ」
「確かに愛奈の前で張り切るけど、愛奈以外でも応援してくれる人が居たらかっこつけたいのは誰でもあるだろ?」
こうして愛奈ちゃんを巻き込んだ言い合いになり、その場では友斗と俺が言い負かす形になるが、元々人気があった友斗と友斗と一緒に遊ぶ為にそれなりについて行ってた俺の存在のせいで、クラスで嫉妬した男子が愛奈ちゃんの陰口を叩くようになり
友斗好きな女の子も俺が愛奈ちゃんの存在をアピールしてたせいで、愛奈ちゃんに嫉妬したり邪魔に思ってた人達が男子に混ざって陰口を叩くようになる
そうして陰口仲間が集まり、その陰口仲間で愛奈ちゃんをこっそり虐めるようになるのは時間が掛からなかった
「愛奈、最近元気が無いけどどうした?」
「ねぇねぇ未知也お兄さん、お兄ちゃん。私って邪魔?要らない子?」
「「そんなわけないだろ!」
「愛奈ちゃん誰かに言われたの?」
「うぅん、そんなこと言われてないよ!ちょっと気になっただけだよ!お兄たん捨てないでね!」
「捨てるわけないだろ自慢の可愛い妹なんだからな!」
「うん。あ、今日は宿題あるから先に帰るね」
愛奈ちゃんが急にそんな事を言うのは不自然だから俺一人で後を追ったら
「うぅ。お兄ちゃん寂しいよー邪魔な子でごめんなさい。うぅぐすん」
充分離れたと思ったのか愛奈ちゃんが独り言を言って泣きながら帰ってる姿を見たら、俺の心が怒りで染まった
愛奈ちゃんを虐めてる奴は許さない。許さない。ユルサナイ
ドンナテ ヲ ツカッテモ トメテヤル
「おい、愛奈どうだった?」
「いや、普通に帰ってたよ気のせいだと思う。まぁ家で構ってあげなよ愛奈ちゃんのお兄ちゃん」
「ちぇー分かってるよ、じゃあ遊ぼうぜー」
立派な兄に悪い事はさせちゃいけない
悪い事は全部、俺がやってでもこの兄妹を護る…フフフフ
こうして、普通に遊びつつ兄妹には気付かれないように探してたら、人気者の友斗の親友ポジなおかげですぐに情報が集まった
「で?お前らが下級生を使って、友斗の妹の愛奈ちゃんを虐めてるんだって?」
「は?そんなことしてないし。俺が何時、何日の何時何分何秒の時にやったって言うんだよ?証拠はあるんだよな?言いがかりは名誉毀損だぞー」
「そーよそーよ。勝手に誤解して人を集めて言いがかり付けるのは恥ずかしいのよー」
「あーそうかよ。じゃあ証拠あればいいんだな?」
「そんなのあるわけ無いじゃない」
俺はこの為に両親に勉強用としてお願いして買って貰ったボイスレコーダーを出して再生した
『あの生意気な一年を今度はどうやって虐める?最近学校で一緒にいる姿見なくなったからせーせーするよなー』
『そうね、今度は同じ一年の子に命令して遊ばないように言うとかどう?』
『いいねーじゃあもっと直接手を出して貰うとか?』
「で、他にも下級生とに会話とか他にも録音済みだけど何か言うことは?何だったらこれを友斗や先生そしてクラスの皆に聞かせたらどう思うかなー?怒られて嫌われて遊んでくれすらしなくなるんじゃない?」
「な、何が目的よ?謝ればいいの?ごめんなさい?」
「俺は謝らねーぞ。それをよこせぇぇー!」
「ハッ、勝手なこと言うなよ。こっちだって怒ってんだよ!」
こうしてボイスレコーダーを奪う為に喧嘩になるも、手加減を忘れるほど怒ってた俺と、ヤケになって物を奪うだけにしようとしてた差があったのか、女子含めた十人近くを殴り飛ばしたり蹴り飛ばして大怪我をさせる騒動に
「ごめん。ごめんなさい。もうしません。謝るから許して」
「本人に謝ることもしなくていい関わるな。この証拠はずっと持ってるからな?先生には友斗と仲のいい俺を虐めようとして返り討ちにあったと言え!」
こんな感じで先生や親に呼ばれ、喧嘩相手は顔や骨にヒビが入ったが、相手から虐められてたのと人数差も考慮され厳重注意と反省文と奉仕活動で許された
入院してない相手は反省文を書かされた上に人数差ありりも負けたことと友斗の親友に嫉妬してたという事ででクラスで針のむしろ状態になった
俺の周囲の反応はやり過ぎたのもあったが普段の行いもあり、怒ると怖いから気を付けようと距離を少し話されて冗談が余り言われなくなったくらいだ
友斗からは物凄く驚かれつつも自分が原因の一端かもしれないと思ったせいで、お互い頼ろうぜ謝った後に親友を貫いたのが嬉しかったのか少し調子に乗ってた
問題の愛奈ちゃんは俺が虐められそうになったので返り討ちにしたと言うのだけ知って、虐められてた自分と比較したのかすごく羨ましいそうに感心して色々聞かれたので、自分のことにしつつアドバイスを混ぜて教えた
ついでに、友斗みたいな大切な人を考えると良いと兄妹の繋がりぉ意識させた
おかげで元気が出たのと、元凶の魔の手は無くなったのでクラスの雰囲気も戻り虐められた相手と仲直りも出来て、下級生と上級生間の交流が少し活発になった
フフフフ、やっぱり兄妹の繋がりは素敵だなぁ。
コノ ツナガリハ ダレニモ コワサセナイ
フフフフ アハハハハ
そうして中学になり学校が別れる事になっても三人でよく遊びつつ、兄妹の関係をさらに理解する為に兄妹の漫画やアニメをよく見るようになりそれを基準に
兄と妹の仲を取り持ちさらに深まるように動きながら
邪魔をされない様に裏で動き、平和を維持していた
「なぁ屑夫、俺彼女出来た」
「はぁ?!マジかよ?誰だよ?」
「美人で学校のアイドルって言えば分かる?ニヤニヤ」
「あの同学年の二年B組のあいつか?」
「そうそうあの人から昨日告白されたから付き合ってみようかな?って」
「そうか、おめでとう!」
「お前も彼女作れよな?」
「俺はいいよ、お前らの兄妹と仲良くして遊ぶのが楽しいからな」
最初は恋人が出来て応援しているつもりだった
「なぁ友斗、今日遊ばねー?」
「わりぃ、今日もデート何だ」
「じゃあ明日は?」
「あら?友斗のお友達の屑夫さんじゃない?いくら仲が良い友達でも束縛し過ぎは良くないわよ?それに明日も一緒にデートよ恋人優先は当たり前じゃない」
「あぁ悪かった、それじゃーな」
親友が幸せなら良いよな?
「お兄ちゃん恋人出来たんだー通りで最近遊べなくなったと思ってた。でも彼女が出来たらしょうが無いよね?お兄ちゃん凄いしモテモテだし」
「愛奈ちゃんだってモテてるんでしょ?」
「んーモテてると思うけどお兄ちゃんが凄すぎて基準が高くなってるのか興味が余り無いんだよね。
それにお兄ちゃんを見てると恋人が出来ると人付き合いが急に変わる感じがして怖って思う方が強いかなぁ?三人で楽しく遊んでる方が良かったなぁ。でも寂しいけどしょうが無いよね?」
兄は妹を寂しいがらせて良いのか?
妹とは重要な存在じゃないのか?
「何か友斗って最近本当に付き合い悪くなったなー恋人ってそんなに良いもんか?俺はちょっと寂しいぜ?」
俺もちょっと寂しいんだよなぁ。でも恋人ってそう言うものっぽいからな?ちょっと面倒と思うけどそう言うもんかって付き合ってる」
恋人はそんなに偉い存在なのか?
「すまん。最近友斗とデートしてるの知ってるんだけど、たまには友人付き合いもさせてくれねぇ?」
「嫌よ。せっかく友斗みたいな釣り合い取れた彼氏出来たんだから、恋人として優先して当然じゃない」
「いやぁそれは分かるけど、ほぼ毎日だから寂しくてね?」
「何よ男同士で恋人の間に入るなんて気持ち悪い。あなた何様のつもりなの?」
「親友のつもりなんだけどね。友斗の妹とも友達何だけど、兄と最近遊べなくて寂しいって言うからさ。妹の友達としても言ってるだけ何だ」
「親友より恋人が大事なの当たり前じゃない。それに妹も良い兄離れする機会で良いんじゃないの?これ以上邪魔しないでよね」
邪魔をしてるのは俺なのか?お前なのか?どっちだ?
「屑夫。なーんか恋人って面倒だし張り合い出ないなぁ。
一緒に長時間居るだけで満足みたいでさ、何を話しても聞いても同じ感じだし。体育で活躍するのもテストで高得点取るのも流石って言うけど、当たり前っぽく言われてつまらないんだよね
お前や愛奈だったら、もっと何だか達成感と言うか満足感があるんだけどな?
一体何だろうな、恋人って。面倒くさいや」
恋人はただ苦しめているだけじゃないか!
邪魔者は お ま え だ !
「なぁ友斗、恋人ってそんなに良いもんか?寧ろ邪魔じゃね?やっぱり三人で遊ぼうぜ?」
「んー?せっかく告白してくれて付き合ってるんだし、まだ二ヶ月しか経ってないからなぁ~もうちょっと様子を見るよ」
そうだ。恋人何て邪魔だ。さっさと別れさせよう。
「何で、私が二股してるような噂が流れてるのよ!冗談じゃないわ。
しかも友斗はただのお飾りで束縛して振り回してるのを恋人アピールしてて本命は教師とだなんて誰が広めたのよ。
ご丁寧に噂について話す事があるって友斗からこんな体育倉庫に呼び出されるし」
「おーい、綾瀬さん居るかーい?
こんな所に教師を呼び出してどうしてどうしたんだい?」
「え?私は呼び出して何か居ないわよ?私も呼び出されて・・・」
ガシャン
「ん?なんだ?悪戯か?おい!ドアが開かないぞ?誰の悪戯だ!」
「そんな?変なデマが出てる時に張本人と密室で監禁なんて・・イヤァァ」
「おい?どうした!おい!どうして悲鳴を上げている?!」
フフフ、教師はまだ噂を知らなかったか、まぁいいやこれで噂も盛り上がるだろう
でも、このまま噂の事を教えられて教師生命の危機と錯乱して、そのまま本当に襲ってしまえば面白いけど流石にそれは出来杉かな?
まぁこのままご両人に任せて誰か時間が経ったら部活終わりの生徒が見つけてくれるだろう
フフフフ。アハハ。
ジャマヲシタ アイツガ ワルインダ
アハハハハハハ
「はぁー」
「どうした友斗溜息なんて吐いて」
「いや、お前はあの俺の恋人の噂知ってるか?」
「ん?あぁ知ってるけど、二人の間に口出しするのも悪いと思って黙ってたよ。それに噂だからな本当だったら直接聞いて話してたよ」
「そうか、ありがとう。でもどうやら噂は本当みたいだ」
「は?嘘だろ?」
「いやマジだよ。何でも一昨日二人で密会してたらしい。実際その日はデートドタキャンされてたからな。
しかも職員会議で議題に登るらしくて俺も放課後に関係者として呼ばれてる」
「マジかよ。最悪じゃねーか。しかもそれじゃあ巻き込まれただけなのに職員会議に呼ばれるとかなんて言ったら良いか分からんが、慰めてやるから頑張ってこい」
「ハハ、ありがとう。恋人はもう要らないや。三人で遊ぶのがちょうど良くてあってるよ」
「お兄ちゃん、屑夫にぃから話は聞いたよ!大丈夫?私に何か出来ることある?」
「ありがとう。少し凹んだけど噂通りだったから職員会議の時にきっぱり別れて来た。
彩奈に心配かけてごめんな?兄ちゃん恋人はもう作らずに立派な兄として頑張る方が楽しいし好きだわ」
「え?本当に?私もかっこいいお兄ちゃんが大好き!でもしばらくは頑張らなくても良いんだよ!
こう言う時は妹として家族として兄を支えるものだからね!」
「そうだぞ友斗、しばらく妹に甘えて元気出せ。
ついでに寂しがってた時間の分、彩奈ちゃんも甘えられた方が元気出ると思うから、お互い為になるぞ!」
「そっかじゃあちょっとだけ甘えようかな?」
「ちょっと屑夫にぃしれ言わないでよ、でも甘えられるの何て滅多に無いからな嬉しいかも?えへへー」
恋人なんかよりも、兄妹の方が何倍も素晴らしい
もう友斗に恋人何て必要無いな。アハハハハ
「おい屑夫何をニヤニヤしてるんだよ?ちょっと恥ずかしいぞ」
「うん、ちょっと恥ずかしいかも」
「悪い悪い。やっぱり兄妹愛は良いなぁーと眺めてたんだよ」
「うぅー恥ずかしいよぉー」
「まぁでも仲が良いのは本当だからな」
そうして恋人騒動も終わり、恋人だった女は転校。
噂の教師は強姦犯として免許剥奪されて退職して逮捕されとか
そうして高校受験も終わり、友斗と俺は仲良く同じ高校へ進学
愛奈ちゃんは、兄の噂が広がった中学は辞めて近くにある私立の女子中学校へ進学することに
「まぁー大きな噂になったもんなぁでも愛奈ちゃん女子中で良かったの?共学じゃないから恋人とか出来ないけど」
「良いんですーむしろお兄ちゃんが恋人作ったのを見て、怖さも知ったけどそれ以上にお兄ちゃんや屑夫にぃと仲良い今の有難さを知ったんですぅー」
「愛奈それはやめてくれモロに聞く」
「立派なお兄様の最大の弱点だな」
「でもかっこいいだけのお兄ちゃんより、少しくらい弱った姿を見せてくれるお兄ちゃんも良いんですー」
「良かったな友斗。妹に好かれてるぞ!」
「嬉しいような悲しいようなアハハ、はぁ~」
そうして一年が経ち、俺達は高二に愛奈ちゃんは中二になり、当時友斗が恋人が出来た時期の頃
「あ、屑夫にぃ。いやあの、屑夫さんすみません。演技で良いので私と恋人役になってデートしてくれませんか?」
「はい?」
「屑夫さんにはいつもお世話になってるので、嘘は付きたくないんですが、同時に理由も余り言えなくて…どうしても確かめたい事があるので実験的な意味で恋人の演技を出来れるだけリアルな恋人になって欲しいんです」
「いやいや、口調も改まってどうしたの?それにえっと演技の恋人役?何か問題でも起こったの?」
「いえ、無茶な恋人役をお願いしてるので改まった方が良いかな?と。あと問題と言っても私個人の心持ちの問題なので問題が起こったと言うわけでは無いです」
「うーん。問題も言えない理由も言えないのかぁー例えばだけど友達に見栄を張って恋人役を作るとか聞いた事あるけどそんな感じ?それなら兄である友斗で…」
「お兄ちゃんはダメです!あっすみません。それに自慢とかそう言う周囲とかそう言う問題じゃなくて本当に私自身の問題なので。
あと演技でも恋人役を頼めるのは屑夫さんにしか頼めないと思ったんです。どうか助けると思ってた付き合って下さい」
「あぁうん分かった何か分からないけど力になれるなら分かった」
「ありがとうございます」
そんなこんなで、親や友斗には演技と話した上で普通に付き合うことに
でも、デートという名目に変わったが二人で遊ぶこともあったので頻度が少し増えたくらいで何も変わらない日々を過ごす
「屑夫ぉー演技って知ってるけどデートとか進展してるのかぁー?」
「いや全く、少なくとも俺自身の感覚と俺から見た愛奈ちゃんに変化は全く無いな」
「そうなのかぁー、でも愛奈も恋人作る時期かぁーもし恋人が出来るならお前が良いよ」
「んーまぁ確かにそうしたらずっと三人で遊べるしなぁーハハ」
「それもあるけどさ、お前にはずっと世話になってるし特に兄妹間の話とか全部筒抜けと言うか親より頼ってる自覚あるからな!もし妹を渡す相手を選べるならお前が良い!
でも出来ればずっと結婚しないで家に居てくれて良いのになぁー」
「お前の妹好きは学校中で広まってて公認のシスコンだもんな。恋人すら出来ないからどんな美少女か?!って噂になりまくってるからな」
「そうなんだよーまぁ恋人何てものより妹が大事なのは本当だし宣言してもいいくらいだからなぁー」
「あ、愛奈ちゃんからメールだ。今日二人でデートですかって言われたけどお前の気分は?」
「妹を幸せにしてくれ!こんちくしょー!」
「いや、しろと言うならするけど、そう言う感じっぽくないからなぁましてや演技だし」
「あ、あの屑夫さんこんにちわデートありがとうございます」
「いいよ愛奈ちゃんの相手なら嬉しいしね。それとシスコン兄から妹よろしくと泣きながら走り去って行ったよ」
「ふふふ、お兄ちゃんったらまったくもぅ可愛いんだから。他にお兄ちゃん何か言ってませんでした?」
「あー妹は結婚しないでくれーとかするなら俺にしろとか言われたくらいだな」
「ふーんそうなんだーふーん。よし。屑夫さん今日は移動販売してる友達お勧めのクレープ屋さんがあるらしいのでそこで食べましょう」
「おう、いいぞーじゃあデートなので俺が奢りましょう」
「えー毎回演技なのに奢ってばっかりで悪いですよ。今日は私が奢ります」
「いーやデートは男が奢るのがマナーであとこうやって言ったあとに最後には俺が払うのが良いからな」
「そうですね毎回こうやって話してますね。ふふっ恋人はこんな感じなんでしょうかね?」
「んー俺も経験無いからな。人それぞれの付き合い方があるって聞くらしいし」
「そうですか、その意見はどこでも同じなんですね。
あ、クレープ私の苺味どうぞ。あーん」
「あーん。もぐもぐ。うんお勧めだけあってうまいな。じゃあ俺のチョコチップスクレープをどうぞ」
「はい。どうも、モグモグうんこっちも美味しいですね」
「って感じのことをやってるな」
「うぉぉぉ。甘い甘いぞ何か俺の知ってる恋人経験より甘いぞ屑夫!でも良かったいい感じそうで俺の時とは違うから安心して任せられる」
「んー?余り興味本位で聞いたら悪いと思ってるんだが、お前の時のデートはどうだったんだよ」
「いや、俺の時は奢ったらそのまま礼を言われるだけ。金欠の時なんて不機嫌そうにされたな。
あと今思うと俺を振り回してる楽しむと言うより、男を自由に出来てる自分の価値を確認して自己満足してる感じだったわ」
「うん。すまん聞いておいて何だがそれで何故もっと早く別れなかった?聞いてると最悪何だがむしろ良く2ヶ月持ったな」
「俺も今はそう思うけど初めての恋人だったから有頂天になってたのと常に恋人はこう言う感じってリードと言うか教えらてて…洗脳されてたにかな俺……」
「うん。オブラートに包んで言うと、その通りだと思う。別れられて正解だったなむしろ助かったと前向きになろう」
「あ、あぁ。そうだなこれもまた経験だよな」
「あ、そう言えば今日は愛奈ちゃんと兄妹デートだったか?」
「おい、恋人役が兄にデートって押し付けるなよ。お前のデートコースの練習とお前とデートする時用の服選び何だからよ」
「いやぁすまんすまん。これもリア充の余裕ってやつ?まぁ実際完全な恋人『役』で演技だしなぁ。
何となく愛奈ちゃんの理由も推測だけど分かってきたし」
「え?マジで?ちょっと教えろよ」
「いや必要な時は教えるけど今回のは言わない方が良さそう。あと間違ってた時が余りにもヤバいと言うか悲しい」
「お前の予想って大体あたるじゃん8割くらい当たるじゃん。特に口に出された時は本当に好転するからなぁ。
まぁ言わないならいいやお前のこと信頼してるしー」
「おうお前らの兄妹の為なら全力で頑張ってやるぞキリッ」
「キリッは余計だよ。まったくお前ってやつは」
そろそろ愛奈ちゃんの問題に踏み込むべきかなぁ
間違ってた時は本当にヤバいから確信欲しいんだけどなぁ
これ以上はただ道化にしかならないから今度のデートで勝負するか
「どうですか?新しく買ったんですけどこの服似合ってますか?」
「うん凄い似合ってる。愛奈ちゃんの元気っぽい感じと可愛さが上手く表現されてるよ」
「ありがとうございます。それでですね」
「愛奈ちゃん今日のデートの予定壊して申し訳ないけど、俺のデートプランに付き合って貰って良いかな?」
「え?しょうが無いですねせっかくのプランが台無しですが、屑夫さんの頼みなら許しちゃいます」
「ごめんな今日は割と真面目な話し合いをしようと思うんだ。この時間なら家に両親は居ないから家でも良いかい?」
「彼氏の家にお呼ばれされて真面目な話ですか?何だか恥ずかしいですね。ふふっ」
軽く笑ってるけど緊張してるな
これが俺の予想通りなのかどうなのか…
流石に今回言うのは人生で一番怖いかもしれんな
下手したら二度と顔合わせられないかも
「わぁー最近私の家ばっかりだったので屑夫さんの部屋に来るの久しぶりですね。しかも二人っきりとか初めてじゃないですか?」
「あーそうだね初めてかも?それで話なんだけど、用件は多分愛奈ちゃんが俺と付き合った狙いが分かったからだ」
「えっ…あの…それって」
「多分だし推測だし正直に言うと間違ってた場合嫌悪されるかもと思って緊張してる」
「あーはい。多分それで合ってると思います。
でも自覚出来てる訳でも無いので出来れば屑夫さんの推測を聞かせて下さい。
もし間違って変な事や嫌悪するような事を言っても受け止めますので大丈夫です。話して下さい」
大丈夫だ、今日までの反応と過去に経験上の流れと勘から間違ってはいないはずだ
「じゃあ言うよ。愛奈ちゃん君はお兄ちゃん。
ーいや。友斗に異性として好きになってるー
だから、その恋心が本当か確かめたくて俺に恋人役を頼んだ?違うかな?」
「・・・・・・」
続きを促されてるから続けるべきか
「じゃあ推測も話すと。多分異性として意識しだしたのは友斗が恋人出来て寂しく思った時か、振られたと言うか振った後に友斗んk甘えられた時から恋心に気付いた。
でも、確信が無いのと当時はまだ兄としての兄妹愛が強かったから気にしてなかったけど、一度気になると気になり始めた。
そしてお兄ちゃんである友斗が恋人出来た年になっても変わらないもしくは更に大きくなってたから、これは本当に異性としての恋愛感情かどうか確信が欲しくて俺に頼んだ。」
愛奈ちゃんは何も動じてない。固まったままだ。
もしかして間違えた?
「はい。そうです」
「ふぅー。良かったもし間違ってたらどうしようかと考えてたよ」
「いえいえ、屑夫さん。屑夫さんならここまでは確実に分かってくれると思ってましたよ。
まぁーもう少し時間が掛かると言うか楽しみたかったなぁって気持ちはありますけど」
「うん。俺もその気持ちはあるけど、それ以上にこれ以上推測は出来ないだろうと思ったからね。決めるなら決着を早く付けた方がいいと思って、これ以上進展しないのにただ楽しむだけって言うには罪悪感も結構あるんだよ?」
「ふーん、へぇーなるほど。じゃあ続きをどうぞ」
ここからはただの推測の補完だ。
ただ事実を述べるだけだから間違える事は無い
「ありがとう。続きだけど、
俺から見たら、確実に友斗に惚れてるね。少なくとも俺より友斗の事を異性としての意識してるのは確実
理由は普段から俺よりも友斗の反応を先に聞いてること、俺との下見デートがしてたのは知ってるけど、失礼ながらその時のデート風景を覗いた事があるけど、俺の時以上に楽しそうにしてたよ。
流石に服装は気合い入れすぎるとバレるかもって思ったのか普段から遊んでる時の私服っぽいしそれでもその範囲で新しくて可愛いの選んでたでしょ?」
「はぁーそっかーこれでも気を付けていたつもりだったけど丸分かりかぁー」
「いや、一応恋人役だった俺自身だから比較出来たのと、愛奈ちゃんが生まれた時から知ってる俺だからこそかな?多分、友人知人なら昔と今が分からず、親なら彼氏とのデートを見てないから比較できずただの仲の良い兄妹って感じかなぁ
もし言われるとするなら全く無関係の知らない人が勘違いの如く真実を言い当てるくらいかな?」
それに俺以上に愛奈ちゃんと友斗の動向気を配ってる人は誰も居ないと断言出来るしね
「あーそうなんだ。流石に普通の兄妹では無いのは自覚してたけど、普通が分からなかったからそれが限界かー、残念」
「まぁ身内は全員騙せてるよ友斗は確実に分からないと言うのは胸を張って言える」
「うーん嬉しいような安心したような悲しいような?それで続きは他にありますか?」
他に何か言うべきこと・・・あぁ、あったな
「ん?続きかい?続きは風評とか世論とか俺は気にしないから友斗との関係応援するよ。
あとは、友斗への恋心は本物だと思うよ何処まで想いを溜めてるのかh分からないけど、少なくとも俺は応援する
あぁただ子供は近親婚だと子供に悪い影響が出るから子供は諦められるかどうかだけは聞きたいな」
「え?ちょっと話飛びすぎじゃないですか?もーやだー」
「ん"ーんんーゴホン。恥ずかしいのは分かるけど大事なことだからな?
あと友斗を堕とすにしても手段とか風評もある程度は気にした方が今後幸せになれると思うから、付き合ったとしてどこまで騙すか大人になった時に恋人作るかどうか、それとも公開した上で親も説得して付き合うかどうかとかとかもあるぞ」
実際の覚悟を決めるのは愛奈ちゃん自身だからなぁ
まぁ決めたら、全力で動くし友斗も今の状況なら確実に落とせるだろうからな
恋と紙一重いや二重は流石にあるか、でもそれくらいのシスコンだからなぁ
「あーそれは勿論ありますけど、自分の気持ちが本当かどうか一番信用出来る人に確認取りたかったのが重要で、そこからはまだ決めてません
お兄ちゃんが付き合ってくれるかどうかの問題もあるから…」
「まぁー気持ちを固めて覚悟するかどうか考えるのも大事だからな?
あと俺のお勧めでは親は説得して世間には秘密か引っ越した後に兄妹を秘密にして恋人を公開するプランだな」
実際にネットで調べた実話の事例を探して裏付け取ったカップルで幸せになってるのがこのパターンだからな
「んーそれが一番なのかなぁ?まだ考えが足りないから今度も相談する形で良い?」
「おう、それは勿論だ。それで恋人役は終了で良いかな?」
「んーそこも保留で良いかな?」
「ん?もう気持ち気付いたから良いんじゃない?何より好きな相手と言うか何か友斗に対して罪悪感が…」
俺の参考にしてたのがそう言う方向ばっかりになって、兄妹愛を見続けるつもりが、兄と妹の禁断の恋を煽ってしまった部分が少しだけ、自覚してる分だけ半確定してる友斗の恋人である愛奈ちゃんを借りてる感覚だからなぁ
「あーそっか、私の前提と屑夫にぃの前提が違うのか」
「ん?何か間違ってた所があったか?勘違いがあったら後々に響くから今のうちに訂正してくれ」
俺は大きな感違いをしてる?何だか嫌な予感がして来た
「えっとね、屑夫にぃって私のこと好きでしょ?
もしかしたらお兄ちゃんへの方かも知れないけど?
少なくとも私がお兄ちゃんを好きな気持ちも生半可な気持ちとは思ってないけど、屑夫にぃの気持ちに比べたら同じかそれ以上だと思う」
「は?」
「だって、私とお兄ちゃんの敵や邪魔になる人をバレたら危ないようなくらいまでの行動をして、私たち兄妹を守ってくれてるでしょ?」
「え?何をいって…」
いつだ?何処でバレた?いやカマ掛けの可能性が高い
小学校時代ならまだ虐めと俺の暴力事件を関連付けての推測は出来るかもしれないがそこまでだ
「知ってるよ?私やお兄ちゃんが用事でどうしても一人になる時はそばに居るようにしてるとか、私が小学校時代に虐められてたのを脅して止めたとか、お兄ちゃんの恋人を別れさせようと動いてたとか。
まさか本当に教師と出来てたのはびっくりだけどよく調べたね。」
「どこでそんなデマを教えられた?」
勘づいていい所だけじゃない、どこから知った?誰から聞いた?
「いやいやーちゃんと私が自分で調べたことだからね?
あとここからは自信が無いけど、多分屑夫にぃは私と自然に一緒に居たいから、お兄ちゃんが私と仲良くなるよう必死にフォローやアドバイスして誘導してたよね?
ましてや、アドバイスする為だけに兄妹物の話を節操なく集めてたよね?」
「何処でそれを…」
「私だってバカじゃないし、何より私達兄妹の間に入りすぎだし、当時はどうしてそこまでやってくれるのか分からなくて、でも必死だったから聞くに聞けないからこっそりと調べたりしてたんだよ?
流石に屑夫にぃみたいに証拠は用意して無いけど細かい事例を挙げようか?」
はぁーまさか自力で調べてたどり着いてた何て
何より知った後も分からせなかったのが恐ろしい
「いや、良いそこまでされてシラを切るつもりはない。でも良く知ってて恋人役にさせたり信用してるな?俺なら気持ち悪くて離れると予想してたんだが?」
「あー屑夫にぃそこから勘違いしてたんだね。むしろそこだけ勘違いしてたから、たまに意見間違ってたのかな?」
「ん?どう勘違いしてたんだ?」
待て、どこ勘違いする要素がある?離れなくても普通は嫌悪するはずだ
「んー。一言で言うなら私が感じる屑夫にぃの愛情なのかな?その大きさを見誤ってる。
さっき言ったけど多分私がお兄ちゃんへの好きな想い以上に好きだと思われてると感じてるの。多分、本気をだしたらその私の気持ちを消し去った上で上書きしちゃうんじゃないかな?って思うくらいには」
はああああああ?
待て待てまてまてマテマテ
「いや、流石にそこまでは無いと思うぞ?
それに告白するが愛奈ちゃんのこと好きではあるが異性愛があるとしてもそれ以上に、愛奈ちゃんと友斗の『兄妹愛を見ることが好き』なんだよ」
・・・って何を俺は告白してるんだ!バカタレ
ここで何で余計に嫌われようとしてるんだ
「あー見守る父兄愛な感じなのかなぁ?でもさぁ屑夫にぃ。
私の為なら悪評も友人関係も下手したら、親も切り捨てて犯罪に手を染めない?」
「え?いや流石に犯罪は…」
安易犯罪に手を染めるつもりは無いけど何かあったらまぁ最終手段程度の奥の手としてだけで、殺人とかする可能性があるかもしれないけど、それで捕まって兄妹の姿を見れなくなりたくないしなぁ
「親までは切り捨てるの否定しないのかぁ、はぁ~。
屑夫にぃ、その境界線の時点でヤバいから、ついでに兄妹愛?の為にプライベートなの全部捧げてるよね?こっそり部屋に忍び込んだ事もあるけど、屑夫にぃのお母さんから、見せ掛けの好みとか友人と最低限の付き合い以外を除くと、全部私とお兄ちゃんとの付き合いと、漫画も妹物ばっかりでえっちなやつとかもそればっかりでお母さんが心配してたよ?」
「母さあああああん、息子のプライバシーは守ってええええついでに愛奈ちゃんは理解力あり過ぎ!
あと俺の性癖は黙ってて!」
もう愛奈ちゃんの発言が予想外過ぎて分からねぇよ!
そして母さん勝手に部屋入らないように言ってるじゃん
てか、これって母さん勝手部屋に上げてるよねええええ
母さんのバカヤロー青年男子の部屋は異性には禁止区域なのにぃぃ
「いや、ほぼリアル妹の私が居るのに妹物に嵌る息子を心配してるんじゃない?
あと私も中二だからね?そう言う知識もあるし、今の話し合いには屑夫にぃの性癖の話をしないと進まないからね?」
「ごめん予想以上に理解力あり過ぎて困惑してる」
どう言う事?俺の行動の基準が完全に把握されてる?馬鹿な!?しかもそれを平然と受け入れられてる事が一番訳が分からないよ
「はぁ、何が言いたいかと言うと、屑夫にぃはどんな事があろうと私とお兄ちゃんの味方過ぎるのが感じ取れて、逆にどんな欠点すらも私達の為と思っちゃうから、受け入れられるんだよ?」
「ここはお礼を言うべきなのか恥ずかしがるべきなのか分からねぇ…」
いや愛の形は人それぞれだと思うからそんなこと考えたこと無かったです
「そんなの良いから、それよりその重たすぎる愛情を知ってるから、屑夫にぃだったら私のお兄ちゃんへのいけないと思う恋心を忘れさせてくれるんじゃないかな?って思ったの!
流石にちゃんと好きな相手じゃないむしろ利用しようとしてる相手だから正式な恋人として告白出来なかったから恋人役って中途半端な言い方したの。
それに屑夫にぃなら勝手に察して忘れさせてくれると思ったの!
屑夫にぃのバカァ!変態!ロリコン!シスコン!妹至上主義!」
「待って待って」
「むぅ~」
罵倒がおかしいがそれはスルーするとして
えっとつまり、俺が今までやってた裏行動含めて友斗と愛奈ちゃんにして来た事がバレてると。
そしてそれを利用して友斗への恋心を忘れさせて欲しい?
いや、でもおかしいぞ
「なぁ愛奈ちゃん話をかなり戻すけど、友斗の事が好きなんだよね?異性としての、しかも親を説得してでも結婚したいくらい」
「親に話して引き離されて隔離されない限りはそうよ」
「でも、忘れさせて欲しくて俺と恋人になった?」
「そうよ。お兄ちゃんが大好きよ!恋人になりたいしえっちもしたいし出来るなら結婚したいよ!さらに言うならお兄ちゃんと結婚出来ない風評や法律を何度恨んだか分からなし、兄妹じゃ無かったらと何度想像したか分かんないよ!」
あれ?おかしいって絶対おかしい
てか恋人になった理由すら言ってないから
「あの?矛盾して無い?」
「矛盾してないわよ。感情だけで言うならお兄ちゃん一択。
でも幸せにされる?ううん、なる可能性を考えると、屑夫にぃ一択なのよ
ち・な・に・他の人を好きになる選択肢は論外ね。考えるまでもない」
「あぁーはい。ごめん怒涛の展開と言うか予想が外れて俺の隠してたと思ってた秘密がバレまくってて動揺してるのかも?
それで愛奈ちゃんはどうしたいんでしょうか?」
「もぅー。ここまでは言っても分かんない?ここまで察しが悪い屑夫にぃ見たの初めてだよ」
「はい。ごめんなさい」
むしろ人生で一番の衝撃を受けてる状態で
人生で一番愛奈ちゃんの考えが理解出来てないかもしれない
「だからね、えっとね。その、ね。決めて欲しいの、屑夫にぃに。
私のこの想いを上書きしちゃうくらいに幸せにするか、それともどんな辛い事があってもこの想いのままお兄ちゃんへの愛を貫くべきかどうか」
そう言った瞬間に愛奈ちゃんの恥ずかしそうな、想いの内を打ち明けた姿にやっと冷静になれた
いや、動揺はしたままだがそれ以上に真面目に考えて答えを出さなきゃいけないと頭じゃなく心で感じたんだと思う
「……少し待ってくれ。ちゃんと冷静に今考えてるから」
「ぅん」
愛奈ちゃんの想いと考えを俺に全部伝えと信じたのか、判決を待つ被告人の如く覚悟を決めて待ってる。
つまり、愛奈ちゃんは理性と倫理観で好きになった俺と付き合うか、感情と覚悟で決めた気持ちで友斗に想いをぶつけるべきか悩んでいる
そして、俺に選択してほしいとーー
俺は、どう答えるべきだ?理性か感情か?
「愛奈ちゃん。決めたよ。俺はーーーー」
ーーそうして今に至る
「クズにぃ~。クズにぃ~ったら!」
「ん?どうした愛奈ちゃん?」
「どうしたって言うのはクズにぃでしょ、やっと目標が達成した初めての正式なデート中に上の空になっちゃって」
「あぁ~わりぃ。未だに現実感無くてさ…昔のことを思い出してた」
「えぇ~・・・それこそ今更でしょ決めたのはクズにぃだし一番動き回ってたのもクズにぃだし」
「だからだよ。友斗に話して親の説得、周りの対応とか色々やってて忙しかったのがやっと実を結んだんだと思ったらね」
まぁ友斗も話したら二つ返事で親も最初は困惑してたけど諦めたと言うか、見てて折れたからなぁ
代わりに時間が掛かって、今じゃ俺も20代後半になるまで掛かったけど
「あぁーそれならしょうが無い。それにしてもまさかの選択肢で実行して出来るとは思わなかったよ」
「いやぁ~物凄く大変ではあったけど出来ないとは思わなかったからね。それなら全力で取りに行くのが俺だよ?」
「それは知ってるし今も身を持って体験してる」
「でしょ?」
本当に長くて大変だった。でもおかげで最高の結末ではあると思う
「うん。まさかクズにぃが『俺と友斗どっちも選んでしまえばいい』何て言って実際に現実に出来るとは思わなかったなぁ」
「知ってると思うけど俺は、友斗と愛奈ちゃんに対しては限度を知らないからな」
俺は片方選ぶ何てしないで、普通は無理だろうと倫理観が常識が無かろうと両方を選んで押し通した
しかも出来うる限り全員が幸せで納得して祝福されるように
「そうだね~まぁ世間ではお兄ちゃんは大手企業のエリートの独身貴族。クズにぃはその下請け企業副社長にして私の旦那様だからね~」
「実態は愛奈ちゃんの逆ハーレムだけどな」
「そうしたのはクズにぃでしょ?このダメ人間製造機」
「あはは~。でも普通に俺と愛奈ちゃんの二人で付き合ってたとしても、友斗は同じく独身のままシスコン街道をひた走ってたと思うよ?友斗本人も認めてたし」
実際友斗に話した時は、俺と愛奈ちゃんをくっ付けてずっと見守ってる気満々だったけど、妹から告白されて異性として意識しただけで速攻で堕ちたしなぁ
「そりゃーお兄ちゃんもクズにぃとの長い付き合いで愛情やら友情を見て体験してるからねぇ~基準の情がズレてるんだよ。私もそうだし?ちゃんと兄妹共々責任取ってねクズにぃ」
つまりは俺の兄妹愛の深さで狂わせたって事だな
まぁ元々どうであろうが、この兄妹に人生を捧げてるようなもんだから変わらないだろうけど
「あぁ、ちゃんと責任を取るし、取らないことはないだろうからなぁ」
「あ、お兄ちゃんだ!」
「おっ友斗もやっと来たか。じゃあ行こうか愛奈ちゃん」
「うん。クズにぃとお兄ちゃんとの初めての正式な三人デート楽しもー!」
兄妹愛好きな俺が兄妹と仲良くなった結果
ー逆ハーレムエンドー ~完~
読み終わった後の登場人物紹介と作中設定と裏話
・未知也 屑夫(みちや くずお)
愛に狂い愛に捧げた人生。狂人主人公
実際は生まれたばかりの愛奈に一目惚れしてた。
しかし恋とは気付かず、友斗への友情が混ざり友斗と愛奈の兄妹愛至上主義に目覚めて狂った狂人。
倫理観や社会道徳はあるが兄妹愛の為なら自分の人生含む全てを捨てれる狂人。
あと作中でさらっと書いたアニメや漫画の二次元が兄妹の参考資料にして聖書
周囲からの評価は
要兄妹と仲が良すぎたので、友斗の友人からはホモ疑惑をされたり、愛奈の友人からは彼氏疑惑をされつつ彼氏役になったら納得される。
二人を知ってる場合は三人兄妹と思われる。
お互いの両親から愛奈と主人公でそのまま「二人で」結婚すれば良いのにと思われるくらいに普段から仲がいいむしろ逆ハールート後もそう思われてる。
プロット通りの性格のまま突き通せました
突き抜けた性格だと書きやすいと言いますが本当にそう思いました。
要兄妹の為なら何でも捨てれて性格も豹変するので、要兄妹の設定次第で好きに変えられるので、色んなルートを考えながらノクターン行きしないようにしてたらこうなりました。
作者の二次元妹好きな妄想を煮詰めて突き抜けさせたのがこの主人公です。
ちなみに二次元は妹好きですが、現実は同い年もしくは年上のお姉さん好きです。
作者は現実で余り年下の女の子との付き合いとか関わりが殆ど無いので、作者に取って年下の女の子は理想や妄想で歪められる存在、つまり二次元にしか居ないと言うことでしょう(笑)
・要 友斗(かなめ ゆうと)
主人公とは親友にして冗談を言える悪友にして主人公を無意識で頼ってしまう弟分として書きました。
高スペックシスコンにする為に幼少期から主人公に誘導と言うか洗脳教育ぽく書いてしまい、最後も巻き込まれ属性っぽく描いたのが作者の力量不足で悔しいです。もっと自然に自分の意思でなるように描きたかった。
妹と恋仲にならない場合が気になる方も居ると思いますが、恋人は作れても毎回女性側が友斗の大きすぎる愛情を感じ取って振られ続けて一生独身になります。
結婚出来ても毒婦や悪女くらいです。
理由は子供の頃から屑夫の大きすぎて深過ぎる狂気的な愛情や友情に触れ続けてたせいで、普通の恋人が出来ても恋人に注ぐ愛情が大き過ぎて懐が深過ぎて何でも許しちゃうダメ人間製造機になります。
友斗の恋人視点だと何でも許されて何でも叶えようと友斗がするので、甘え過ぎて傲慢な女が出来るか許されるのが興味が無いせいだと思うか、愛情の深さに恐ろしくて別れを切り出します
別れ文句が「重すぎる愛に耐えられない」
作中の中学時代の恋人が彼氏を振り回してる様に書きましたが実際はこの時から片鱗が見えてたという訳です。しかも本人は軽い気持ちで付き合ってたにも関わらず。
そして作中で唯一この愛情(友情)を受け止めてくれるのが主人公と愛奈だけと言う訳なので不幸そうに見えたとしても本人は一生の友人と恋人が出来て幸せです。
この作中設定を書いてる時点で気付いたけど、この人物設定があるノクターン作品の主人公の影響受けてるなぁって思ってしまった。
まぁ大き過ぎる愛情って部分だけの共通点なので他は全く別人ですし作品内では関係ないのでパクリとか言われないはず多分。
作中では出てこない部分だし大丈夫だよね?問題になったら改編するか削除しよう。うん
予防線貼っておきます(書き終わってから気付く自分)
・要 愛奈(かなめ あいな)
両親からは普通に兄と主人公からは深い愛情で育てられたけど普通の感性を持てたこの作品の要にして重要人物
個性豊かな人間関係と行き過ぎる愛情を注がれたり、周囲の虐めを受けたりして人の裏も表も肌身で感じつつ波乱万丈だった故か普通や常識と言うものを考えて育ったので、自分の周囲は異常だと理解出来てる普通の感性持った女の子
そして異常な中で普通に育ったある意味異常者とも言える
普通の常識や感性を持つが故に、誘導されたんだなぁと知りつつも兄を異性として好きになってしまい感情だけは誤魔化せずに悩んでた少女である。
愛奈視点で相談できる唯一の元凶であり理解者でもある主人公なら身を任せられると覚悟を持って告白して決断を迫った
作中の選択肢の二択を選んでたら場合
主人公が付き合おうと受け入れてくれたら
兄への気持ち持ったままでもいつか忘れて幸せになれる。忘れられなくても幸せにしてくれると思うくらいに信用も信頼もしてるし愛情の深さも分かっているのでお互い理解ある恋人となりそのまま結婚
兄への愛を貫けと言われたり主人公に振られていた場合
感情のまま兄への愛を貫いて、兄を誘惑して籠絡してた。もし途中で兄が結婚したらヤンデレ化一直線になり主人公が責任を取って飼っていた。
作中でこの子をどうするかが一番悩みどのルートにするか悩みました。
お兄ちゃん大好きっ子なブラコン妹で兄妹愛一直線なら主人公はそれを手伝う傍観者ルート。
お兄ちゃん好きだが兄妹愛に狂ってる主人公を受け止めらて止めれるのは私しか居ないと母性を発揮しての主人公抱擁する主人公真人間ルート。
愛奈が強姦魔に襲われてしまい性的モラルが狂うノクターンルート。
お兄ちゃん大好き子になるが兄がダメ女と結婚して愛奈ちゃんが姑になり主人公に手伝ってもらう内に余り物同士で結婚して友斗と友斗の妻の手綱を握る。愛奈ヤンデレルート。
普通の感性を持ちつつ深い愛情を知ってるので、愛を求めてる内にビッチ化して飼われるノクターンルート。
虐めに折れて内気な少女になった結果、主人公と兄を受け止めれる人になれなかったので、兄は女を狂わせる女誑しとして主人公は兄妹愛を貫き他の兄妹も標的にして色んな兄妹を狂わせる、ダークで反社会的全開な狂人解放ルート(初期プロット)。
等など色んなルートがあった上でこうなったのは一応理由がありまして。
作者の力量的にノクターンは無理。
途中で反倫理的な作品は全年齢版だと不適切と言うか規約的にダメと知った(ノクターン行きしたく無い)。
でも現代物の兄妹愛とか反倫理的の塊だからどうしよう?と悩んだ結果。
中世や戦国時代。近親婚による遺伝子異常を解決出来る技術があり許されてる世界観。異世界ファンタジー等つまり現実的ではないのならセーフ?
なら現代物でも現実的では無い作品なら許されるかなと思い。急遽現実っぽさを薄れさせた逆ハーレムルートを作りました。
兄妹愛物の作品にしたかったから主人公と愛奈で結ばれるのはしたく無く兄を絶対に絡ませたかったのでこれが限界かなと
・未知也 直人(みちや なおと)
主人公父。
幸せな家庭だと思ってはいるが、出来ちゃった結婚したので大きな苦労をした経験を持つ。
苦労した経験を含めて、味方で居たいが常識的な意見を大人の立場として厳しく言う人物を用意したが使う余裕が無かった
本来は反社会的な行動をする時に止めたり覚悟を問い質したり、一般的ではない恋愛観に立ち塞がる身内の障害として説得して納得させる予定だったのだが短編でそんな深く書けるわけがないと速攻で没に
・未知也 薫(みちや かおる
主人公母。
夫とは二学年下の後輩で高校時代から付き合い大学進学してすぐに浮かれてしまい、枷が外れた気持ちのまましてしまい出来ちゃった結婚をした
主人公を産む時に逆子で危険だったので帝王切開で出産し不妊症になった。
主人公が幼少期時代に妹が欲しいと言って困ってたのはこれが理由。
夫とは対称的に、主人公の異常な恋愛観を言われても受け入れる理解ある大人の立場として用意。
またいがみ合う主人公と夫の間を取り持つ緩衝役。
唯一の子なので深く愛情を注いだ、ある意味主人公の異常な愛情深さを作った一端だが原因と言われるほどでは無く、屑だろうと外道だろうと愛せるだけな人で
母は強しを一言で表現出来るような人物を描きたかった(結果書かなかったけど
・要 恭也(かなめ きょうや)
典型的な仕事人間で家庭を顧みない父親
作中では主人公の周りの殆どが何らかの愛情を持ってて強く表現出来る様に配置していたが
その対称として愛情を持たない冷たい人間も描けば愛情を持つ者と持たない者の差を描けると考えて配置。
異常者ではあるが深い愛情を持った主人公を兄妹が慕った原因が父性愛の欠如という風にも出来て都合が良さそうなので配置したが出番は無かった
逆ハールートで友斗を最終的に大手企業の重役にしたのも、父が仕事人間でお金を稼でいたからその背中を越えようと意識した結果でもある
一番は可愛い妹をお金で苦労させず溺愛したいのと、高スペックだったのでそのまま上り詰めたのが最大の理由だしその気持ちだけで出来ちゃうと言う異常さも表せられるかなぁと思いました
・要 祥子(かなめ しょうこ)
作中の中で一番普通な人で愛奈が普通の感性や常識を持てたのもこの母を見習ったおかげである。
どんなルートでも中立的で基本、娘愛奈を応援し、兄友斗はいつか良い子が出来るだろうとのほほんとしている
逆ハーレムルートでは、主人公と兄と妹の説得時に中立になりつつ、折り合いをつけさせる為に厳しめの条件とか色々出して和解できるよう兄妹を応援してた
その親との話し合いとか、条件を考えてる途中で分量がヤバイと思ってバッサリカットしたんですけどね。
一応思い付いてたのが何個かありまして
主人公から出すか祥子さんから出すかまでは考えて無かったけど
・兄妹と性交渉禁止。親的にはこれで愛奈と主人公の二人を優遇して二人で結ばれば良いとの考え
・兄には親紹介の元で結婚相談所に行って規定数お見合いをする
妹への愛情試し的な感じで恋人が出来るも毎回振られる
女性不信っぽくなり妹愛を納得させられて行く様子を描くエピソードを書くか悩んだが、主人公視点にならないし中学時代の恋人騒動があるから良いやとカット
・世間体があるのと兄妹では結婚出来ないので、主人公と愛奈が結婚して子供はその二人だけで作る事
・条件を満たしたら三人で同棲していいと許可を出す
幼少期から子供が仲良かったので家族ぐるみの付き合いになってたとかすれば家族会議をする時にスムーズに行きそうかな?と後付けで思いついたり
・友斗の中学時代の恋人
学校のアイドルでお似合いカップルと言われてた
本来は少しプライドがあるだけの年頃の少女だったが、友斗の怖いくらいの愛情を体感した結果、傲慢な感じで振り回すような女性になった、ただの一般人で狂人の被害者。
さらに主人公に嵌められて噂を流されて踏んだり蹴ったり、転向後は男性不信になりつつ少し内向的で儚げな美少女となって生活してるんじゃないかな
基本救いがあって欲しいと思う作者なので、きっと高校くらいに噂やトラウマに負けずに愛してくれて引っ張る系の男性と付き合えるでしょう。
・友斗の恋人騒動で退職させられた教師
作中最大の巻き込まれた無関係者の被害者
別れさせる時に噂作って二股相手を用意しようと考えてたけど、問題大きくしちゃえとノリで教師にしたらこんな事に。
これで妻とは娘がいる家庭だったら家庭崩壊の危機やんと騒動を書き終わった後に思ったけど救済方法が思い付かずそのままに(笑)
一応釈明として、閉じ込められてさらに相手から噂の事を言われて動揺して、肩を抱いて揺すって嘘だろ嘘だろとか問い詰めてる所を体育教師と生徒が扉を開けて見ちゃったのが真相
だから作中では噂は本当とか言ってる鬼畜教師ぽいけどただの脇の甘い一般人だったんです。
ご都合的な救済として数年後に出世した主人公がこの元教師で現在フリーター中な見つけて雇ったので社会的地位が戻り復縁して家庭が改善されたとかマッチポンプ的な救いを用意しておきます。
さてここからは作者の事について
この作品は作者がキャラはちゃんと会話をしてる描写を書けるか試す目的で書きました。
あと題材としては妹物が好きなのでそれなら主人公をそのまま妹好きなキャラにすれば書きやすいかなと突き詰めた結果こうなりました
書いてて楽しく、プロットも複数浮かんだので面白かったです(自己満足
主人公は出来るだけ他者(要兄妹)の意思に依存しつつ兄妹愛と言う狂気を抱えて生きる存在としたので、ダークっぽくも兄妹の性格次第でギャグにもラブコメにも恋愛にもエロにも何でもいけるなとキャラ立ての難しさと面白さを体感出来ました
書き終わった後のメインジャンルもヒューマンドラマ(文芸)か現代(恋愛)かでも悩みました
多分、ジャンル選びで人気とかも変わるんだろうなぁと思いつつも自己満足作品だから反応してくれたら御の字程度に思うくらいの軽い気持ちで受け流そうと思います
(お調子者な癖にメンタル弱いですすみません)
読者には主人公視点で友情、愛情、家族愛とか色んな情や愛がある上で兄妹愛と言う禁忌に狂った主人公を見てどう言う選択が良かったか考えてくれると良いなぁと終盤からですが書いてましたので、良かったら読者視点で辛辣に愛奈から告白された選択肢を答えるか考えてくれると嬉しいです
まぁそんな事を高尚っぽく言いましたがそんな読み方もあるよと言うだけなので、どんな読み方でも楽しんでくれるだけで嬉しく思います
次の作品はまた短編か数話の短編連載で、もうちょい詳しい描写と会話を描けるのを目標にして頑張ろうと思います
一応連載物として書くつもりは無くとも数年間練った脳内プロットの話があるので、作者の力量が上がって書けると思ったらもしかしたら来年か年末辺りに連載物を書くかもしれません
もし待ってくれてる方が居ましたら期待薄で待っててください
それではここまで読んで頂きありがとうございました