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叶わなくても

泥くさくもまっすぐな彼らを私は愛していた。


〜好きになってはいけない人〜

本当にそんな人は存在するのだろうか。存在するのだとしたら神さまどうして私たちをあわせたの?



ゆずき~飲みいくよ~

同僚のあかりがコートを羽織りながら私を呼んでいる。私はこの会社に入社してもうすぐで一年になる。

望月灯は私と同じ年に入社した同期だ。年は短大卒の私の方が2歳年下だが。

せっかちなあかりを待たせてはいけないと急いで机の上を片付けてコートを羽織る。

「ごめーん!おまたせ!」

「遅いよー早くしないとお店混んじゃうよー」

月曜日から飲みに行く人の方が少ないよという言葉を飲み込んで顔の前で手を合わせた。


いつもの大衆居酒屋でビールと冷奴を頼む。


「っぷはぁー生き返ったー」

「あかり11がつ25日会いてる?」

「会いてるけど!のみにでも行くかー」

「違うの!ライブについてきてほしいんだ!」

「ライブ???」


頭にはてなが浮かんでいるあかりを無視して手帳にライブと書き込んだ。

ライブといってもアマチュアが自主的に開いているライブだ。私の高校の先輩が出ることがわかり久々に聴きたくなった。日にちは11月25日。そう。わたしの叶わない恋はここから始まった。

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