ランディーニ 試作兵装
【ランディーニ 試作兵装】
元機体:高機動中量型汎用機ランディーニ
メインパイロット:グレン・コウラギ
カラーリング:黒紫
兵装:
右腕:スマートライフル ※開発中につき名称未定
左腕:ジャイアントスローター ※開発中につき暫定名称
機動性:A
操作性:D
加速力:C
出力:B
重量:C
装甲:B
元々(第一部時点)『プロヴィデントprt2』という名前だった試作機体が正式採用され、花の名前を冠する風習に則り『黒百合』と命名された。
ランディーニの機体コンセプトは『実体のある・ニンジャ』であり、見ようによってはスキンスーツに身を包んだサイバネティック・ニンジャのような流線型の装甲を有しており、非常にスリム。
白兵戦に重点を置いた機体で関節の可動域が広く、また繊細な機体制御ができるように設計されている。
白兵戦用のためある程度の被弾も考慮され、装甲も厚め。
その分加速力の伸びは悪く、分類上は高機動中量型とされている。
武装として試験開発中の兵装を装備している。
この『ランディーニ』及びそれらの試験兵装の開発についてはグレンの意見は介入しておらず、雇用主のプロヴィデント社の開発部が独自開発したものを押し付けられている形となっている。
グレン自身は様々な不満を抱えていて、それらの改良について現在交渉している。
武装については下記に示す。
『スマートライフル』 ※開発中につき名称未定
中距離用のライフルで、一発一発の弾丸の火力はそれほどではないものの、連射性と命中性が安定しており、継続火力で力を発揮する。
しかしグレンいわく『俺ならもっと扱いづらい銃でも扱って見せる。もっと威力の高い銃を寄越せ』らしい。
『ジャイアント・スローター』 ※開発中につき暫定名称
大型のEOM用に開発された、規格外の刀身を持つ超大型セイバー。
適当に振り回すだけで数体のEOMを薙ぎ払うことができるが、刀身生成時に非常に大きな負荷がパイロットにかかるため、扱えるものは限られる。
冒険的に試作を試みた武器だが、グレンはこちらの方が好みにあっているようである。
通常は邪魔なので背部に背負っている。
率直に言って試験中の武装をとりあえず自社の機体に積ませてみたという構成で、様々な意味でコンセプトがおかしくなっている。
『ランディーニ』は近接戦闘に特化した機体であるが、主兵装の『スマートライフル』はやや遠距離向きの武器。
何より肝心の白兵武装が『ジャイアントスローター』という高負荷の大味な武装で、『ランディーニ』の機動性能を殺すことになっている。
開発部によれば、そもそも本格的な実戦に参加してもらうつもりはなかったためにとりあえず積ませてみた……という魂胆だったが、グレン相手にそのような計算は獲らぬ狸の皮算用であり、勝手に実戦に殴り込みに行かれた上に大量のクレームを出されることになった。
何よりもの開発部の誤算はグレンが惚れ込んだのが、本腰を入れて制作した『ランディーニ』でも現在の主流に合わせての需要を見込んで設計したスマートライフルでもなく、冒険的に作ってみた『ジャイアント・スローター』だったことである。
しかし先述したように『ジャイアント・スローター』と『ランディーニ』のコンセプトは元々ミスマッチである。
だが『プロヴィデント社』としては広告塔としてグレンには『ランディーニ』に乗り続けて欲しいため、どのような方向で話を纏めるか頭を悩ませるところである。