アトモスフィア ver.カウガール
【アトモスフィア ver.カウガール】
元機体:アトモスフィア
メインパイロット:リサ・カークライト
カラーリング:黒
兵装:
両手:短銃身散弾銃『サーベル・タイガー』2丁
腰部:可変式ライフル『エティン』2門
機動性:D
操作性:D ※シュウ・カザハラ支援時はSとする
加速力:B
出力:A
重量:B
装甲:B
元々試作機である『アトモスフィア』は通常のアマルガムの規格を無視したやや大型な機体となっており、通常のアマルガムが装備する標準武装をとりつけられない欠点があった。
そこで『アトモスフィア』に宿ったシュウ・カザハラは、技術士官である涼宮コトミの協力を得て固有兵装を設計。
それらの専用装備を搭載したのがこの『カウガール』である。
装甲も大幅に追加し、以前の『アトモスフィア』とはかなり異なる外観となっている。
以下に兵装について説明する。
『サーベル・タイガー』
見た目は大型拳銃のような外観で、銃口切り詰め型の散弾銃。
一度の射撃で5発の散弾をばら撒き、連射力も高いレベルで維持している。
その代わり、短い銃身ゆえに弾丸の拡散性も高く、有効射程距離は非常に短い。
名前の由来は銃身の下に刃を発生させる機構を有すること。
シュウが非常用の手段として設計したもので、これを用いて白兵戦を行うことも可能。
ただし刃渡りが短く操作に精密さを要求される他、耐久性に大きな問題がある。
『エティン』
通常のアマルガムは、肩の上部に副兵装を積むことが多いが、『アトモスフィア』は元々大型に作られており、従来のアマルガムにならって肩の上部に武装を装着すると、輸送用のハンガーに搭載できない場合があるという問題があった。
そこで仕方なく、腰部に2門の可変式ライフルを装着した。
展開まで多少の時間がかかること、また展開中に動きに制限がつく弱点があるものの、中距離をカバーするために『カウガール』には必要不可欠な武装である。
『カウガール』の機体コンセプトは、『強襲型短期決戦用』の機体である。
パイロットであるリサ・カークライトは本来、《フラクタル・ドライブ》の適合値がそこまで高くなく、どちらかと言えば射撃戦を好む傾向があった。
しかし『アトモスフィア』に宿ったシュウ・カザハラがナビ役としてサポートすることで、本来のリサ・カークライトの技量以上の高速戦闘が可能となった。
そのため理論上は、2丁の散弾銃という制圧力に優れた武器で、敵を強襲し短時間で制圧するというコンセプトは決して不可能なことではない。
シュウ・カザハラがこのような機体設計をしたことについては、あらゆる味方の犠牲を容認できないシュウ・カザハラが、味方への犠牲を最小限に抑える手段として戦闘の短期決着を構想したと推察できる。