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いろいろと矛盾したところもあるかもしれませんが生暖かい目で流してください。
世界観
地球の資源が枯渇し、宇宙開発を行ったが急速に発達させていった代償として宇宙ゴミ(スペースデブリ)が大気圏全体に広がり、宇宙開発の道が閉ざされてしまった。また宇宙ゴミ(スペースデブリ)を処理するために開発された人型機械「ヴァレリア」は「企業」によって軍事転用され、そのほとんどが地上に下ろされている。その背景にあるのは他の兵器を引き離す「ヴァレリア」の圧倒的な性能とそれを自国に置くことによって他国よりも優位性をアピールする狙い、また万が一、戦争になった場合の自国の防衛をすばやく行うためでもある。しかしそれによって宇宙ゴミ(スペースデブリ)の処理は微々たるものしか進んでいない。
宇宙ゴミ(スペースデブリ)
宇宙開発失敗の原因。各国で1年の宇宙ゴミ(スペースデブリ)の処理量が決まっているが規定量を満たしていない国がほとんどである。
ヴァレリア
全長10~12mの人型機械もとい人型兵器。元々宇宙ゴミ(スペースデブリ)を効率よく処理するために開発されたものだが「企業」によって軍事転用され、その優位性が認められたため兵器として使用されている。
性能は他の兵器を圧倒的に引き離すものであり、現代の兵器の中でも最強クラス。しかし操縦者を選ぶため戦場に普及しているとは言い難い。
ヴァレリアの最大の特性は0~1000キロまでのスピードを瞬時にだすその機動性にある。またヴァレリアには減速という概念がなく、たとえ1000キロでも直角に曲がることが可能である。しかしパイロットにかかる負担が膨大であり、その負担を緩和するために「コネクト技術」が開発された。
コネクト技術
ヴァレリアの開発にあたって一番の問題になったのはパイロットにかかる負担である。1000キロのスピードをだすヴァレリアは普通の人間では耐えられることはできない。そのためパイロットスーツやコックピットに耐G素材を使うなどの工夫はされているがこれでは不十分である。そのためパイロットは例外なく強化手術を受けることとなる。
強化手術の内容は、機械とのタイムラグを失くすため機械と直接神経を繋ぐパーツを首に埋め込む。これはリング状ものであり手術しない限り外すことはできない。これが首輪をつけているように見えるため、パイロットは「カラード(首輪を付けられた者)」と呼ばれている。
またGに耐えるため骨をの一部をカーボンに変える、人口筋肉の移植など様々な取り組みがされているがそれでも負荷を完全に抑えることはできず、カラードの平均寿命は低い。
企業
資源不足が深刻化しているため各国の政府はすべての企業を国の管理下に置き、開発や流通を制限した。ある程度の業績をあげなければ即刻その企業を解体するなどの厳しい基準が設けられている。有力な企業として「テスタ」「ストレージ「サイエンス」がある。