何処へ
産み出すものゼロの
形だけの笑顔が
金平糖みたいな星たちをみ上げて
うすく笑ってしまっている
小雨は降り
瞳のなかにもはいりこみ
まるで純粋なだけの
うすい涙みたいになる
輝度の高いアマデウスみたいな星が
なんとかみえる地方都市の繁華街の道に
佇み
転がるプラスチックのハートの形を
駆け
追おうとするが
しょせん詮ないことだと
想いを諦める
太陽照りつける真夏の真っ昼間なら
やはり違った熱情も
猛烈に湧き上がってきたりするかも、
だが、
凍てつく夜には
うつろな楽しみを知り
金平糖みたいな星たちをみ上げ
(あゝ、それにしても、冷たいなぁ)
それにしても生まれ故郷のあの町は
提灯行列が綺麗だったなと
なんの脈絡もなく振り返るのは
涙みたいな小雨を
瞳にたたえながら、
金平糖みたいな星たちをなんども
なんどもなんどもみ上げながら、
まっすぐ前をみて歩き
ひとびとの影を
縫うように
何処へ
向かい
進みながら




