エピローグ
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「「お神様ただいま〜」」
男女の双子の神、レアン・テルミスとラーン・テルミスが扉を開けて入ってくる。
「はぁ……なんだか、久しぶりの仕事に行ってきたというのに、やけに楽しかったようですね」
「久しぶりだったから楽しかったのかも〜」
「毎日仕事は流石に疲れちゃうな!」
またぐだぐだと怠けた御託を並べる。
「あ、そうだ!あのね!私達、さっき、今日の夜ご飯にハンバーグ食べたの〜!」
「うん!なんかわかんないけど、めっちゃハンバーグが食べたかった!」
「はいはい、ハンバーグでやけに興奮していますね」
とまあ、雑談はこの辺で。
「報告書はちゃんと書いてきましたか?報告書をきちんと提出するまでが、あなたたちの大事な仕事ですよ?」
「もちろーん、バッチリ完璧〜」
「はい、お神様!これで全部!」
黒色のペンでぐちゃぐちゃと書き込まれた紙束を受け取る。
「…………はぁ、なんだか落書きが多いような気もしますが……まあ、いいでしょう。お疲れ様でした」
「これでお仕事終わり〜?帰っていーい?」
「俺も疲れたし寝たいかも……」
二人はうつろな目で、同時にあくびをする。
「はいはい。流石に、一度に四つも国を回るのは疲れますからね……ですので、これからは一回一つずつでいいので、こまめに調査に行ってくださいね?」
「え?」
「これから……?」
はぁ……まったく、この双子の神といったら……
「当然、今日でもう仕事が全部終わったわけではありませんよ?神興国はこれからも定期的に作られますし、昔から存在していた国には、あなた達の代わりに、今回他の神が代わりに調査をしてくれています。……本来は、これら全部あなた達二人の仕事ですので、仕事がないなんてありえないですからね?」
「え〜そんなの聞いてないよ〜」
「休める日ないじゃん!」
「神興国というのは、本当によく作られるものなのです。ほら、またここにちょうど新しい国ができるようですよ」
ほら、今すぐそこにも。
新しい国では、どんな報告書が出来上がるのでしょうか。
「お仕事……また三年後に頑張るから〜」
「今日はもう……寝ちゃおう……」
かわいらしい双子の神様が、次に調査に向かうのはいつになるのやら……
「管理の神、レアン・テルミス〜」
「と、ラーン・テルミス!」
「「失礼しましたーまた会う日まで!」」
ほんとは、仕事は毎日してほしいんだけどね。
いろいろ忙しいので投稿はマイペースですが、
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