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終わりの世界の反逆者  作者: 夜宵 千月
第一章 目覚め
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6話 私と6人の関係

少し…いやかなり過激な言葉や表現が入っています。

『名前を付けてくれないか?』


「はっ…はい!!…はい??」


『まず私は闇の聖霊』


「まままっっ待ってください!!」


 いや 話聞けよ!??本当に精霊か?彼らはどう見ても人間の姿だし意思疎通もできる。

……もしかして上位精霊ではないか?


 だが上位精霊を私の魔力で6人も召喚するのは絶対に無理だ。断言する…一人では無理だ!!

 上位精霊は一人でも、上級魔術士5人以上は必要だ。それに比べ私の魔力は鍛えたとはいえ、特級魔術師一人ぐらいの魔力だ。


 それに私は召喚に失敗したはずだ。

やっぱり一度帰らせ……


『一つよろしいでしょうか?マスター』


「えっ!ど…どうぞ」


『失敗していませんよ?』


「やっぱ失敗デスヨネー………えっ」


『『『『『えっ』』』』』


『な…何言ってるの〜?マスタ〜!!』

『えっ…ねぇ炎?説明してよん!?』

『はぁだから…マスターは精霊を欲してたんですよ聖霊ではなくて。』


『『『『『………………』』』』』


『ハァ…やはり俺は必要とされてなかったってことか…』


『しっかりしろー♪!闇ー♪!生きろー♪(泣笑)』


『『ま〜す〜た〜!((泣))』』


『騒がしいぞ。氷水兄弟』


『…………⤵シュン』


 うん?これ私が悪いの?ていうか聖霊て言いました?何故…源初の聖霊様が此方にいるんだ???ていうか実在してたのかよ!!?


 「あっあのーなんかごめんなさい?別に精霊じゃないと駄目とかではないんですけど…私みたいな穢れてる人間に聖霊は少し……」


『えっそれは一緒に居ていいってこと〜?』


うん?


『やったよん!!』


えっ…、ちょッ


『ハァ…まぁそんなに俺が必要なら……』


あっあのー


『やったよ♪良かった〜帰されるかと思った〜♪』


!!ギクッッ


『まぁマスターならそう言ってくれると思っていましたが……大丈夫ですか?大地』

『………〈コクッ〉』


「あっ……いや えっとそのー」


『『『『『『どうした?マスター』』』』』』


「えっ?……な…なんでもナイデス。」


『じゃぁマスター♪名前♪早く♪』


 本当にこれでいいのか?これだけの人数と強さなら代償の私の魔力がいくらあっても足りないはずだ。

 命を捨てる覚悟はある……だが…私はあと20年以上は絶対に生きなければならない。


「私の話を聴いてくれるか?まず貴方達を養える魔力が私にはない。」


『え?魔力いらないよ〜』


「ん?」


『マスターから僕たちが貰っているのは聖力なんだよん。この3年間、マスターは聖力を磨いてきたでしょん?』


「え?イマナンテオッシャイマシタカ?」


『だーかーらー!マスターが魔法って言ってるのはー魔力じゃなくて聖なる力ってことだよん!』


 つまり私達人類は根本的に間違っていたということか?


『あ〜けど聖魔法はマスターぐらいしかできないはずだよ♪?魂がこんなに綺麗で澄んでいるのはマスターが初めてかも♪』


「綺麗?澄んでる?なにを馬鹿な。私は愚か者に復讐したいだけのただの悪魔だよ。」


『う〜ん…まぁ今はそれでいいよ。今日は少し疲れたんじゃない?名前は明日でいいよ?』


「待て…もし私と来るなら非人道的道を歩むことになるぞ?いいのか」


『ハァ…別にそれぐらい…いいんじゃないか?…1000年ぐらい前にそこのバカ兄弟が遊びで大陸半分滅ぼした時だってあったし…』


 え?それ1000年前ってあの平界で起きた人類が4分の1死んだっていうあの大地震じゃ……?

 もしかして犯人目の前にいる?

しかも遊び!!?


『あぁ♪!懐かしい〜♪あの後の後始末大変だったよね~♪』


『『その説はスイマセンデシタ…』』


「えっ…私の聖霊様の理想の姿が崩れていく…」


 こんな簡単に殺戮をするのか?


『まぁ気にしないでください。こんなもんですよ?聖霊って…』


「精霊と全く違う…」


『まぁ精霊との違いと言っても精霊か、精霊王ってだけの違いですので…』


「へぇ〜………ん?今なんて?せ…精霊王?」


『?はい。言いませんでしたっけ?』


……一言もいってねーよ!!!つまり精霊王を全員呼び出してしまったってことですか!!?

 ていうか…精霊は簡単に殺戮とかしないでしょ…?本当にしてないよね?


『……世の中精霊にも本音と建前がぞざいます。マスター。』


 マジか~!!?えっ?つまりいつでもコロッケ〈殺してOK〉対象としてみ…見られてたってこと?


『まぁ使役している精霊以外です。』


「励ましになってないよ?(笑顔)」


『す…すみませんマスター。(怖っっ!)』


「はぁ…わ…分かりました。ではこれから先私が死ぬまで…あなた達は私の仲間です。よろしいですね?あと、そのマスターっていうの止めてください。対等にララと呼んでください。」


 まぁ契約者だし…対等ということでいいだろう。


『え〜♪それじゃセンスがないよ♪あっっ!〈ボス〉とかどう♪?た・し・か〜何処かの国で対等って意味だった気がする〜♪』


「え?そ…それだったらまぁ…いいかな?」


『エヘヘ♪ありがとう♪ボス♪』


『ハァ…これからよろしくな…ボス(無知ほど怖いものはないな……)』


『よろしくね〜(腹黒天使ww)』


『よろしくん!!(寧ろマスターと変わらんww)』


『宜しくお願いいたします。ボス(そこのバカ兄弟笑いをこらえろバカ。)』


『……よろしくボス…。(後でバレて怒られないかな?)』


「うん…こ…これからよろしくね。

じゃあ…今日は疲れたからまた明日でいいかな?夜も遅いし……」


『はい。お休みなさいませボス。』


「うん…お休み。」


 『(シュン)』


 行ったか……。今日は疲れたな。本当に。

もし…前世で彼らに出会えていたなら…何か変わっていたのだろうか?

 孤独という闇に墜ちないでいられたのだろうか?

 過去を今考えてもしかたがないが、どうしても考えてしまう。本当に私は自己中心的だな……。


 やっぱり駄目だな…私は…使えるものは使うと決めたのに、何故か巻き込みたくないと思っている。

 それと同時に、仲間が怖いと思っている。

 信じるのが怖い……。


 そうだ!道具だと思えばいいじゃないか。

そうだ…そうしよう!そうすれば裏切られても…

あぁなんだか眠く………ふゎ〜

 まぁ明日考えよう。

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