表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/7

0)注意書きを装った訳者のたわごと(前書き)



 


 今回は、コロナ禍が深刻化しだしたころにとあるお坊さんからいただいたリクエストにようやくお応えできまして、お薬師さんについて書かれたお経をてきとー訳してみました。


ここでお願い:

 筆者はたんなる趣味の素人なので、あんまり気軽にリクエストしないでくださいませ;

 特に僧侶や行者の皆様、冗談のつもりとは思うのですが「次は大般若経六百巻を完訳」とか「誰にでもわかるように解深密経や華厳経の解説を」とかに類する無理難題をふっかけ、「僕の能力ではできましぇん…(´;ω;`)」と答えさせて楽しむのは初心者イジメですんで、どうかお控えいただきたく……すみません。

 プロの皆様は筆者などよりずっと詳しいのですから、いまの世の中にそのお経の教えが必要と思うなら、もっと質の良い翻訳や解説をご自身で手掛けるという菩薩行をお願いいたしますです;

(「自書講他 般若波羅蜜多 是諸如来 広大供養」般若理趣経

訳:「(か、勘違いしないでよねっ、)智慧を得る教えを書き写し(て勉強し)たり他の人に説明したりするのは、(私やあんたのためだけじゃなくて)さまざまな如来たちへのスッゴイ供養になるんだからぁっ!」(…なぜツンデレ風?;))


 ……さて、個人的な愚痴ネタはそのへんまでとし、気を取り直しまして;;;


 薬師如来は有名な仏陀ブッダのお一人で、「西方の極楽浄土」にいる阿弥陀さんに対して「東方の浄瑠璃世界」にいる仏様とされ、病気や怪我を癒す力があると言われあちこちのお寺に祀られています。

 が、その割に、どうしてそういう功徳があるのか、どう祈ったらその願いを聞いてもらえるのか等はあんまり知られてないような気もします……そのへんの事情が書かれているお経がこれであります。


 漢文訳のバージョンとしては、密教の要素が見られる義浄先生訳と、どっちかといえば念仏的な傾向の感じられる玄奘先生(『西遊記』の三蔵法師)訳がありますが、前者の方が解説を多く要しそうな気がしたので、後者を基本テキストにしてみました。


 ただし、素人の訳なので難しい概念とかは誤魔化した部分もあります。多少のウンチク書きによる解説はしてますけれども、初歩的なヨタ話レベルで、注釈というにははるかに及びません。

 正確なところを知りたいという方は本格的な資料や専門家の先生に当たってみてくださいませ。

 薬師如来を祀っているお寺であまり忙しそうでない様子のお坊さんを見つけたり、法事や儀式の後のお茶タイムにでもつかまえたりして話を振ってみれば、詳しく教えてもらえるかもしれません。


 しかしこのおふざけ訳は真面目な研究目的などではなく、お遊びのファンタジー読み物として許してくださる方のみお楽しみくださいますようお願い申し上げます、、、


 では……南無薬師瑠璃光仏、おん・ころころ・せんだり・まとーぎ・そわか~(薬師如来真言)



 大唐 三藏法師 玄奘 奉詔譯

 日本 一般素人 阿僧祇 戯訳

 


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] まぁ、日本に伝わった時点である程度盛ってるだろうしね。分かりやすく広く理解して貰うのにはいい試みだとおもいます。 多少はうん?って所もあるけど、対局的に間違ってるとは思わないので、エンター…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ