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白い空  作者: ringo0803
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第一話 ~衝撃~

僕は幸せだった。

いや、緩んでいたといった方がいいかもしれない。

あれが起きるまで。


ある日ふと外に出ようと思った。

空を見た。

限りなく白かった。

もうここでずっと見ていたいくらい白かった。

それからずっと経った。

その白に赤が邪魔をした。

あの赤、見覚えがあるような...

数秒経ってから、事の重大さに気づいた。

俺は反射的に家に入り、階段を駆け上がった。

その時のことはよく覚えていない。頭よりも体が先に行動したらしい。ただ、焦りと恐怖があったことは覚えている。

「大変だ!」

いきなりのことだったので、家族も驚いたようだった。

そう、あの赤は、この町に400年前にやってきたといわれる反乱軍が従えている竜だったのだ。本で読んだことがあった。どうして来たのかは、よく知らなかった。

「そうか...なら、あれを使うしかないか。」

それを聞いた祖父の第一声は、何か意味ありげだった。

「地下室に降りて、そこにある剣をとってきなさい。その剣は持っているときっといいことがある。」

聞いた瞬間に階段を駆け下りた。やはりその時は恐怖と焦りの感情があった。ただ、階段を上るときと違い、興奮もあったかもしれない。

爆発音のような大きな音を立てて地下室の扉を開けた。

そこには、衝撃の光景が広がっていた。

「嘘だろ...」

そう、剣なんてどこにもなかったのである。

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― 新着の感想 ―
[一言] 普通に面白いですよ!一年たっていますが続けてくれると嬉しいです。。。
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