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II 雪に宿られた地
執筆中
「リヴァイアサンは元々、この星の理を乱す存在の一人だったんだよ」
「え?それって......。リヴァイアサン倒さなくちゃいけないってこと?」
「ううん。リヴァイアサンはエルベランの人達が信仰する十二神のひとつって言ったでしょ?だから大丈夫」
「なんで?」
「この星の理を乱している原因は2つ。1つは敵であるルイン文明。もうひとつは罪に宿られた神様なの」
リヴァイアサンはその罪に宿られていた、ということか。でも今は罪など持っていなさそうだった。悪さもしなさそうだし。逆に私たちを心配してくれる優しい性格だった。なんでこんなに変わったんだろう。
「ある時宿られた神のうちの1つ、リヴァイアサンは、その使徒であるインヴィルとともに正気を取り戻したの。罪が払われたってことね。これはエルベランの人達のおかげだって言われてる」
「言われてる?」
「そう。言いきれないのは、これは伝承でしか残ってないんだ。何せ300年以上前のことだからね」
結構古いんだ、この歴史。