『なまこ×どりる』TRPGリプレイ!(嘘)
拙作、『なまこ×どりる』72話のラストあたりのセルフパロディというか。
特定のゲームのリプレイじゃないよ。
そして後半はエッセイですよ。
わたしの作品を読んでないと意味不明な内輪ネタでもあるので注意。
ガープスとセブンフォートレス好きなら楽しめるかも。
GM:ではハオユーは首を傾げる。「……ふむ?」
アレクサ:マイナーアクションで、〈封印解放〉使用。演出は「ならば圧倒的な出力で上回れば良い」と告げて魔力を解放。アレクサの魔力が結界内を青く、暗く染める。
GM:マジかよ、オーバーキルじゃね?ではハオユーの額から汗、「……あなた本当に人間か」と言う。
アレクサ:「ふふ、わたくし、無属性強化魔術師ではなく、水属性強化魔術師ですの。海に住まう神であるクロを召喚できたのにもちゃんと理由がありますのよ?お返しにドラゴンスレイの技を見せて差し上げますわ。死なないで下さいね?」と言います。
GM:死ぬわ!
アレクサ:では魔力を脚へ。ズボンが内側から蒼く輝く。「行きますわよ」サッカーのシュートのように大きく振りかぶってこの距離でキック。
メジャーアクションは〈白兵:回し蹴り〉+〈魔術:水〉+〈飛撃:斬〉+〈自己強化:攻、速〉。
「〈スピア・オブ・セント・ジョージ〉!」
GM:判定は?
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
アレクサ:成功。達成値は30。
GM) ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
GM:無理ー……お、クリティカル!避けられるぞ!
クロ:じゃあ〈運勢介入:負〉。出目1個下げて。
アレクサ:クロ!(喜)
GM:クロ!(泣)……おまえ!不介入じゃ無いのかよ!
クロ:システム上、運勢系の介入は、外から分かりませんしね。金魚鉢の海水がちょっと波打ちましたとさ。くらいで。
GM:えーと、避けられませんでした。
ξ゜⊿゜)ξ ノ ⌒◇ <えいっ、ころころ。
アレクサ:ダメージは斬の108点。
GM:〈金剛勁〉使って10点軽減して……死ぬっての!えーと、蹴りの射程が……30m?バカなの?ガラスが割れるような音と共に結界が割れ、ハオユーは胸を大きく切り裂かれて倒れた。チャールズ先生が、「勝者、アレクサンドラ!治癒魔術をはやく!」と叫ぶ。
クロ:じゃあ倒れるハオユーのもとへ、ふわふわと飛んで移動。彼の胸の上に降りる。アレクサに思念、『アレクサ?』
アレクサ:「おねがいしますの」
クロ:『〈再生〉』と言いながら、これも神力の使用かな。〈蘇生の奇跡〉。
GM:死亡判定の自動成功か。〈再生〉も使ってると。はい、じゃあ金魚鉢が輝くと、傷口が塞がり、ハオユーは一命を取り留める。
クロ:それを見てから、アレクサの後ろ、定位置まで飛んでいきますね。
アレクサ:うむ、一件落着ですの!
GM:わぁい、力技だぁ……。
…………楽しそうだな『なまどりTRPG』!
こんな妄想しつつ書いてる。
妄想の源となったシステムは主にガープス、セブンフォートレス、トーキョーNOVA、SRSシステム(アルシャードとか)あたりか。他のTRPGも色々やってるけど、メインはこのへん。
TCGだけど、マジックザギャザリングの影響も大きい。
ガープスを中2、マジックを中3で触れてるからね。
『なまこ×どりる』は遠未来地球、西暦が終わって、色々あって(雑)、大同盟暦っていう時代を舞台とした文明後退系ファンタジー世界。
元々は15年くらい前に作ったガープス用のオリジナル世界観だ。社会人になって、なかなかセッション出来なくなって……妄想が頭の中で発酵して……こうして発表している。
アレクサの元デザイン、なまこの神と歩む女の子、のデザインはセブンフォートレス・メビウスの超ロングキャンペーンのキャラクター、七海さん。
ヒーラー(治癒・補助タイプ)の極致みたいなキャラで、自己戦闘能力は無いが、補助性能と回避性能がおかしかった。6人パーティーだったんだが、分断してダンジョン攻略ってシーンの際に、4:2で分けられる位には。
クロの2つ名、泳がぬ海の王とか、運勢操作の能力はこのキャラから持ってきている。
アレクサを徒手空拳の白兵タイプ魔法拳士にしているのは、わたしが、ヒーラー主人公の作品を書く能力に自信が無いからだ。
つまりまあ、『ログ・ホライゾン』だよね。
補助タイプの主人公は良し悪しだなあと。
メリットは2つ。1人称視点で書いても戦場を俯瞰してくれること。疑似的な3人称視点が書ける。
もう1つの利点は人間関係を密にできる。なおかつ、関係を良く保とうという意識が働く。
デメリットは、その逆。話を進めるのに別のキャラクターが必要。アタッカーやディフェンダーがいないと戦闘ができない。必然、しっかり文章を書くと話が長引く。
つまりまあ、初心者作者であり遅筆のなまこは、それを嫌った訳だ。
ソロで戦闘を完結させられる主人公。
実はこの世界観のバトルモノの習作として『王都の決闘士』という作品を書いていたのだが、パソコンがクラッシュした時にデータが吹っ飛んでいる。
それを単純に書き直す気が起きず、そのデータをコンバート。女主人公にして七海の要素を入れたのがアレクサである。
王都の決闘士の主人公は、なまどりのなかでちょこちょこ名前だけ登場している。ラツィオのA級決闘士ヴィンスという名前で。
ただ、それを書く気はない。少なくとも直近では。だってアレクサと戦闘スタイル似てるんだもの。
せっかくの男性主人公なんだけどね!
あと、話の都合でちょっと年表がずれちゃったからその辺の修正もしないと書けないしね。
ちなみにA級決闘士になるまでに1敗していて、それがハオユーの師匠って感じに話がリンクしてます。
わーい、書く気がないからってくっそネタバレだよ!(死)
ヴィンスは初めから小説用で考えたキャラなので、あまりTRPGのシステムを意識して書いてはいない。もちろん世界観は同じガープスのオリジナル世界なんだけどね。
魔術とか同じ系統だ。
他のキャラクターのデザインはセブンフォートレスやトーキョーNOVAで考えているのが多い。ガープスは「なんでも再現できますよ!」が売りなので、それ自体に方向性がないんだよね。
キャラクターの能力的な性能は国産TRPGで考えた方が良い。だが、その世界観をよりリアルに見せる、キャラクターを掘り下げるにはガープスめっちゃ向いている。
だって、TRPGのキャラクターデータに性格なんて含まれないじゃない。
ガープスはそうじゃない。性格がデータに含まれる。なまどり読んでさ、「アレクサの性格ブレブレだなとか、キャラクターがいまいち掴めないな」とは思わないと思うんですよ。多分。きっと。そうだといいな。
これは、わたしが最初に触れたTRPGがガープスであることが大きく影響していると言える。不利な特徴と癖という項目があるのでね。昔、活動報告に書いたけど。
アレクサの不利な特徴
敵:魔族
(敵:ルシウス→解消)
誓い:『同郷の民を守る。特に地位の低い者を慈しみ、見捨てず、招きは断らない』
誓い:『レオナルドの精神を神から奪還する』
誇り:爵位継承者の自覚(軽度の貴族の誇り)
病:魔力過多症
漏出魔力:動物からの反応判定にマイナス修正(動物に嫌われやすい)、隠密行動判定にペナルティ
アイルランド辺境民:ライブラ貴族からの反応判定にマイナス修正、好戦的傾向、礼儀作法や貴族知識判定にペナルティ
専守防衛(軽度):自分より戦闘面で格下と思う対象からの先制攻撃を許す。
誠実
癖・好み
訓練マニア、特に魔力循環系訓練が好き。
髪型には拘りがあり、縦ロールを維持しようとする。
非戦闘時にはていねいな言葉遣いを心がけている。
食事は肉が好き。甘いものより肉。
小動物が好きだが嫌われることが多い。
植物、ハーブが好きだが、ラベンダーの香りはきついと苦手。
好きな色は緑。
こんなのがアレクサのパーソナルデータとしてわたしの脳内にはある訳だ。
最近、わたしの周りでプロットに関する話が良く成されている。
そこで語ったように、なまどりにプロットはない。
だがまあ、明文化されていない膨大な設定とキャラクターの設定はある。彼らをわたしが楽しいように動いて貰ってるだけなのであるよ。
でまあ、なまどりの世界観の他の作品群も、TRPGから考えている。
メリリース・スペンサーはTRPGで言うところの公式NPCみたいなイメージです。
故にぱっと見クセの薄いデザイン。
そりゃまあ、なまこ×どりるよりメリーさんのが一般ウケするよね!っていう。
セブンフォートレスの、キャラだけ考えて使ってないやつが元ネタなのが……。
短編としてオープニングのみ投下した『白の女王の覚醒』が『セブン・フォートレス』のキャラデザの流用。
人造人間ってクラスがあって、どう考えても前衛のアタッカーかディフェンダー向きのクラスなんだが、マンチが進むと、一周してこれで後衛の魔法使いやれるんじゃね?と思うようになる。
プレイヤーにのみ分かるように言うと、キャスター/人造人間。
バイオオーガンでキャスター向きのあるでしょ。それを取るのとA-Kっぽい箒からキャスター用の1つあるじゃん、あれを伝家の宝刀で取得。後はアームドシェル伸ばすだけで、クソ硬いキャスターっていう意味分かんないのできる。後はキャスター伸ばすか錬金術師あたりにクラスチェンジすると良いかな。
属性は冥/地が強いけど、小説としては天属性のが白の女王っぽいよね。作中で使ってる終末の光とか、似たような名前の魔装が天にあったはず。
活動報告でちょこっと書いた『辺境の呪殺士』もそうかな。キャスター/落とし子→同調者。外見デザインは『世界樹の迷宮』のカースメーカー女1。
書くならミッドナイト行き確定しているのできっと書かない。
両腕喪失、声が潰れて出ない少女、ロリコン上位魔族に憑りつかれている。魔族に村を焼かれた生き残り、別のロリコン魔族の力を借りて復讐をするって話。
力を行使する度にロリコン魔族による責め苦を受ける。
ズタボロロリータドМ戦記です。ひどい。……色々とアレなので書きません。
『イングリット・グラッツナーの特筆すべきことの無い日。』はガープスの関連する別のキャンペーンの設定から。サイバーパンクの黄道暦の設定からコンバートです。
元々13Dragoonsっていう悪役組織を作ってあったんだが、それがこの時代まで残ってるという形に変えている。
失われたテクノロジーも継承しているという設定にしているので、実は世界観に大きく絡む。
“剣”のイングリットは金髪和服魔眼サムライ!というキャラ。実は黄道暦の時の名前がクリスだったので、名前は改めて別のものをつける。
“猫”のエレンは、名前もそのまま流用。
実は、作中でエレンの足音について言及しているが、エレンの脚はサイバーレッグだったりします。
リヴァイアサンは異能者。強大な神や魔物と契約を結ぶことで権能を行使する者。
あの話はヴァルゴで死んだ当時のリヴァイアサンの契約者、13Dragoonsのリーダーが死ぬ前に封印したリヴァイアサンと再契約するため、ダンジョン化したヴァルゴにメンバーがアタックしていたという話。
んで、復活したリヴァイアサンのせいでヴァルゴが半壊すると。
……こいつら書くの無理筋だよね!つか13人とか多いんじゃ!
ちょこちょこ短編として書くかも……書けるといいなぁ。
タロットの人たち?22柱いる人類守護神。人類であり、人類を超越したもの。
これも黄道暦の時からの設定。当時の“隠者”はセッションで使ったこともある。これもイカれた設定だったけどね!
ちなみにこいつら、『白の女王の覚醒』読むと敵っぽいですよねっていう。
人類の味方ですよ!とかいうと割と敵。知ってる!
なまどりをよろしくね!