偏差値はそんな使い方をするもんじゃねーよ? っていう事実を突きつけます。
まず、いつものやつ、いっとこうか(免罪符)
僕の頭の良さは普通で、IQも普通だ。なので間違っていたらコメントでご指摘いただきたい。なるべくすぐに修正しますので。
さて、なろうのエッセイを読んでたら、近頃(~3年前)の学生を馬鹿にすることありきで、『偏差値』を持ち出している変なエッセイがあった。
どうせ彼はそのエッセイをすぐに削除しちゃうだろうから、名前はあげないし、引用もしない。
以下の数字は、どっかの予備校の作る『大学の合否判定』を出すための偏差値で、判定(C判定)の基準を、50%の合格率としたとき、「3年前から今までの間に、C判定の偏差値がこんなふうに変わりましたよ」っていうデータである、としよう。
3年前→今
・MIT:65→70
・スタンフォード:62→65
・ハーバード:60→62
・オックスフォード:55→60
これをもって、『今』の学生の学力は『だいぶよくなっている』と言えるか?
『言えるわけねーだろwww そんなん草生えるわ』
だよね。
仮に、今の受験生が全員ジョン・フォン・ノイマンだったとしよう。別にアルバート・アインシュタインでもいい。要するに受験生全員が教員より超頭が良くて全員のテストの点が100点だったらどうなるか?
こうなる↓
・MIT:65→50
・スタンフォード:62→50
・ハーバード:60→50
・オックスフォード:55→50
下がっちまったじゃねーか。
ええーっ。ノイマンやアインシュタインがそこらの学生よりバカってことぉおお?
いや、とりあげた大学の学生は、実際は、全然『そこらの学生』なんてレベルじゃないよ? 読み物として面白くなるようにツッコミどころを作っておいたんだ。
なんでこんな適当な主張ができるのか? それは彼が『偏差値が何か』を知らないからだ。
なんで、こんな文章がかけるのか? それは彼が『結論ありきで、自分に都合のいいデータを引っ張ってきている』からだ。
これ、論文を書くときに一番やっちゃいけないデータの使い方なんだ。
彼が評価されないのは本当に社会のせいか? 本当に? 戦わなくちゃね、現実と!(キリッ
予備校の決めてる大学の『偏差値』って、実際はブラックボックスなんですよ。『計算方法がそもそも不明』。もしかしたら、人口や受験者比率なんかも変数の中に入ってるかも知れない。だけど、計算方法がその『3年間』のうちに変わってないとも限らないわけです。そんなものを自分の言いたいことの補強に使ってくれるなと。
じつは、『元○ゼミの塾講師で計算方法を知ってます』ってことならそこに言及して欲しいのです。計算方法を公開して欲しい。めっちゃ興味あるし