3 チャンセラー商会 (床・柱仕上げ、ダウンロード素材の使い方、ブラシ設定の変更)
今回は素材のダウンロードやその使い方、ブラシの設定をちょこっとやってます。
ベースの背景を仕上げていきます。
ラフ画の彩色イメージがこちら
前回はここまで塗りました。
まずは床の質感を仕上げていきます。
ダウンロード素材を使います。
作業中の画面の右上にある矢印をクリックして、このウインドウを出します。
ASSETSで素材を探すをクリックします。
ダウンロードできる画像素材のトップ画面に出ます。※掲載の都合上、一部画像を加工してあります。
ちなみにCLIP STUDIO のトップ画面からも、この画面に行くことができます。※左下の赤丸で囲った部分。
今回は大理石のテクスチャを探すので、検索ボックスに大理石と入力します。
CLIP STUDIO の公式の大理石の素材があるので、これをダウンロードします。
欲しい素材を開くと、この画面になるので、ダウンロードのボタンを押します。
色んな素材やブラシがあるのですが、この画面で製作者の方が使用例や使い方などの解説をしている事があります。
ここを読んでから各素材やツールを使うのがおすすめです。
ダウンロード中はこんな風にでます。
素材のデータの重さによっては時間がかかったり、うまくダウンロードできないことがあるので、ここをクリックすると詳細を見る事ができます。
ダウンロードが終わったら、作業中の画面に戻ります。
ダウンロードした素材やツールは、ダウンロードのフォルダに入ってます。※素材単体で入る事もあれば、あらかじめフォルダに入っている素材集もあります。
ちなみに水色で囲った部分は、私が自分で作成したフォルダです。
ブラシや素材、グラデーションマップなど、ダウンロードしたものの種類によって分けてあります。
各フォルダの中も、更に細分化してどこに何があるのかわかりやすくなるように管理してあります。
早速ダウンロードした素材をドラッグしてフォルダの中にしまいます。
素材 → テクスチャ → 石 → 大理石
ダウンロードしたらこのように整理整頓しておかないと、せっかくダウンロードした素材が行方不明になります。検索もできますが、何をダウンロードしたか私は覚えていられないので、このようにしてます。
早速段ロードしたテクスチャを床にはります。
床の部分だけを選択した状態で、テクスチャをドラッグ。
大理石のテクスチャが貼れました。
このままだと下地の色が全く見えないので、レイヤー濃度を下げます。
今回はテクスチャの色自体は変更しないので、他のレイヤーと合成はしません。
テクスチャのレイヤーの合成方法を覆い焼き(発光)にします。
床の質感が完成しました。
今度は柱の部分を仕上げていきます。
これもダウンロードしてきた、木目を描けるブラシツールです。※CLIP STUDIO公式
ダウンロードしてきたブラシを使用する場合は、ツールパレットに移動してから使います。
どのブラシのツールパレットでもいいので、画面のようにドラッグします。
新しいブラシがツールパレットに追加されました。
まずは色々試し書き。
1回のストロークで複数の線が引けて、それ自体にうねりや掠れがありますね。
ただ起点が同じだと、せっかくのブラシの変化が単調になってしまいます。
また画面の途中から描くと、起点の部分が不自然な始まりになってます。
自分の描きやすいように、ブラシの設定を少し変えます。
赤丸で囲ったスパナのアイコンをクリックすると、ブラシの詳細設定の画面が開きます。
入り抜きの設定を変えます。入り抜きとは描き始めと描き終わりの事で、この設定を変える事で描き始めと描き終わりのブラシ濃度やブラシサイズが変化します。
ブラシ濃度のチェックボックスにチェックしました。
抜きの値を大きくしました。
ブラシ濃度が変化する度合いがここで変わってきます。
ブラシを調整する前と後です。
描き終わり(抜き)が薄くなっているのがわかりますでしょうか。
起点を変えたり、上や下からストロークしたり、描き終わりを途中につけたりして、木目に変化が出るように描いていきます。
板の上の部分は木目が横向きになるので、不要な木目を消しゴムで消しておきます。
先ほどとは別のレイヤーに横向きの木目を描きます。
線がいくつもあるブラシなので、同じレイヤーだとどうしても線が被るので、別レイヤ―で作業する必要があります。
木目を描き終わりました。
全体ではこうなります。
油彩ブラシで、ベースの色味にも変化をつけます。
濃い目の茶色、青系の灰色、薄目の黄色などの3色を、それぞれ別レイヤ―で描画しました。
木目と合わせた全体がこちら。
色鉛筆で仕上げる為に、主線のレイヤー濃度を下げて作業します。
主線はフォルダの中で管理しているので、フォルダを選択した状態で濃度を下げます。
これで中に入っているレイヤーの濃度が全て変更できます。
色鉛筆で主線を引き直しました。
真っ直ぐな直線よりも、少し柔らかさがでました、
クリーム色の色鉛筆で木目にアクセントをつけました。
青味のある灰色も使ってます。
梁や柱が完成しました。
今回はここまでです。
まだ中途半端な感じですが、あとは家具や小物を置いてから最後に仕上げていきます。
陰影についても、最後の仕上げにやった方が全体のまとまりがつけやすいので、こちらも最後になります。
それではまた次回!
ご覧いただきありがとうございました(*^-^*)
作業的には大したことないやつだったんですけど、今回はダウンロードした素材を使おうとあれこれ検索してて、その過程でかなりの時間が過ぎました……。
結局掲載しやすいように公式のを使いましたが、ネットの素材は本当にたくさんあるので、つい気になったものをあれこれダウンロードしてしまいます。またそこから整理整頓に時間がかかって……。
結局描画していた時間よりも、ネットサーフィンの時間の方が長くなってしまった今回でした。反省。
でも新しいブラシや素材をゲットするのって楽しいんですよね。またそこから描き方やブラシの設定などを学ぶことも多いです。だから寄り道とわかってても、ついやっちゃうんですよねw
次回はサクサク作業できるように集中していきたいと思います!