窓から見える空
薔薇騎士物語 第2話の挿絵に使います。
薔薇騎士物語、1章2話、挿絵の背景です。
描いていて楽しくなったので、こんなに使いませんが、いろんなバリエーションをそろえてみました。
■窓から見える空(青空バージョン)■
とにかく背景って難しいです。
デジタルの定規の使い方にいまだ慣れておらず、アナログでパース定規を引きたい……と悶絶しつつ描きました。
線画で描いてから、範囲を選択しベタ塗。油彩で多少の質感を出しております。
もうすこしパステルとかを使ってこのベタ塗り感を軽減させた方がよかったかもしれないですね。今後の課題です。
絨毯は毛足の長い感じを表現するために、草をどんどん描けるというブラシを使用しております。これの色を絨毯の赤と影になる暗めのカラーに設定して描いてます。
■窓から見える空(朝焼けバージョン)■
先ほどの青空バージョンをベースに、空をグラデーションマップを使って色を変えてみました。
左上にあった太陽のレイヤーを無くし、その代わりに下の方に白いスプレーを適当に吹き付けております。この白いスプレーのレイヤーの合成方法を発光にして、朝日のようにしてます。
■窓から見える空(朝焼けバージョン2)■
朝焼けバージョンの空色違い版。
これはただグラデーションマップの色味を変えただけです。ちなみに空色のグラデーションマップは無料でゲットしたものを使用しております。
■窓から見える空(宵空バージョン)■
こちらもグラデーションマップの色味を変えただけ。あら不思議、朝焼けが夕暮れ時に。
そしてよく考えたら東と西で違うはずなのに同じ窓ですね。まぁ自分では使いまわす予定がない背景ですのでいいとしましょう。
■窓から見える空(夕焼けバージョン)
夕焼けバージョンです。こちらのグラデーションは元々クリップスタジオに入っていたものを使用しております。
夕焼け空といえば、茜色に染まる雲が美しいなと思うので、ボリュームのある雲を描いてみました。
ただ空の色があまり気に入っておりません……。
自分好みの夕焼け空の色味のものが無かったので、いずれ自分でグラデーションを作ろうと思います。
こちらの太陽もスプレーを吹き付け後、レイヤーを発光の合成方法で重ねております。
■窓から見える空(月夜バージョン)■
夜空バージョンです。先ほどの夕焼けバージョンと同じ雲を使用しております。
雲は覆い焼き発光でレイヤーを重ねております。紺色の背景と重ねるとあわい水色に輝くので、幻想的な雰囲気になるかと思いこのようにしました。ちなみに月も同じく発光させております。
■窓から見える空(月夜バージョン2)■
月夜バージョンその2です。先ほどのものよりも月が煌々と輝くようにしました。
バージョン1は雲の主張が強めでしたので、今回は雲のレイヤー濃度を薄めております。
また背景色も若干替え、先ほどのものには星空が薄っすらとあったのですが、そちらも消しております。(手前の塵のような光はそのままですが)
■窓から見える空(星空バージョン)■
今度は星空バージョンです。
こちらは星空の無料テクスチャを使用しております。
こちらに更に星の輝きをブラシで追加。宇宙っぽいのでなんとなく室内にも雰囲気の光を飛ばしております。
リアルに窓から眺める星空というよりは、ファンタジーな雰囲気の背景となりました。
■窓から見える空(雨空バージョン)■
雨バージョンです。こちらの雨は無料で拾ってきた素材を使用しております。
背景色を透過するので背景は暗めの空を使用しました。
敢えて雲などを描かないほうがどんよりした雰囲気がでるかと思ったので、雲は消してあります。
■窓から見える空(土砂降りバージョン)■
土砂降りバージョンです。先ほどの雨の素材を2枚重ねしております。
位置をちょっとずらして、レイヤーの合成方法も片方だけ変えて少し変化をつけてあります。
また窓に雫が飛んでいるように見せる為、スプレーブラシの飛沫のブラシを使用してそれらしくふきつけました。
■窓から見える空(雪バージョン)■
雪バージョンです。
雨バージョンよりも明るめの背景色を使用しております。
雪国出身の方はわかるかと思いますが、雪は降っていると夜でも結構明るいんですよね。
雪はいつもキラキラさせるために使う光のブラシを使用して、雪っぽくみせております。
また窓ガラスが冷えて凍っているように、スプレーでところどころを白くさせ、レイヤーを発光で合成しております。
ご覧いただきありがとうございました☆
自分でもこんなにたくさんの種類を描いてどうすんだと思いつつ、空を描くのが楽しかったです(*^-^*)
特に窓と一緒だと、絵に物語性がでますよね。
本編ではこちらに人物とテーブルを入れて完成させる予定です。