五日目 エキシルバニア
遅れてすいません!
「武器創造:双剣」
そういうと、俺は二つの剣を作り出した。
ひとつ目は神速の剣技によって相手を翻弄しながら、時空間完全支配の付与によって完璧な防御もできる攻防一体の剣を【時空之聖剣】。
二つ目は圧倒的な破壊力ですべてを打ち砕く剣【破滅之魔剣】
どちらも素晴らしい武器なのだが、あくまでこれは常用の装備。
本当の切り札が【時空切断】【無限】【防御無視】【能力貫通】【絶対滅斬】【魔法付与:全属性】【神之焔裁】
などと、ありとあらゆる効果を付与し、すこし振っただけで、空は裂かれ、海は割れ、山は破壊し、大地は揺れるほどである最強究極の武器。
それが、【真・究極之神剣】である。
まあ使ったら地球吹き飛ぶから使うこと無いとおもうんだけどね。最強の武器が作りたかったもんで・・・よくあるでしょ?『ふっふっふ・・・俺にこの剣を使わせるとは誉めてやろう!だがここまで!この剣を持った俺には勝てるものなどいない!』とかなんとか言って負けるやつ。
まぁそんなことは置いといて・・・
「な・・・なんなのにゃ!?これは伝説の聖剣クラスにゃ!?」
「こ、この剣どうなってるの!?触れただけで切り刻まれてしまうようなそんな感じ・・・」
「あー触れるなよ?」
「まぁ、そんなことよりおなかすいたにゃ。」
「は!?お前ら金持ってねぇのかよ!?」
「で、でも!ちゃんと働くから!それに圭太ならなんとかなるでしょ!?」
「はぁ・・・呆れる・・・レイン、金って作れんの?」
《お安いご用です》
「レインって誰にゃ?」
「あぁ気にすんな。」
《日本円5兆円を作製・・・成功しました。》
「5兆!!??」
「ど、どうしたにゃ?!」
「き、気にするな。」
直後、どどどどどどっ!と金が天井から落ちてくる。
「にゃ、にゃぁぁあ!?」
「な、なにこれぇぇ!!??」
「ふぅ・・・」
「な、これ何円あるの・・・?」
「5兆」
そういうと、二人は気絶してしまった。
「というか、なんか騒がしいな・・・」
《戦争が始まったんですよ。それも大規模殲滅戦争が。一般民だろうが兵だろうが皆殺しの。》
「まじかよ・・・以前の俺なら軽く漏らしてたな。」
《どうしますか?アメリカ軍の軍事力は日本の六倍ほど。勝てる確率・・・3%です。》
「ひくっ!」
《しかし、そこに圭太さんが加われれば勝てる確率・・・100%です。》
「加わりたくねぇ。」
《でも負けたらアメリカのキモオヤジどもの奴隷ですよ?もしホモがいたら・・・》
「一刻もはやくアメリカを滅ぼすぞ」
《了解しました》
そういって、俺とレインは結託したのだった。
◇◇◇
―東エキシルバニア軍会談―
「さて今回の殲滅戦争だが・・・」
そこで区切ったのは、アメリカ国王であるライデン・エキシルバニア。初代エキシルバニア王の血を引き継ぐもので、実力は本物。
エキシルバニア王というのは今のアメリカの前の名前である、エキシルバニア帝国を作り上げた王。圧倒的な軍事力で世界を支配したが、世界の平等と平和を約束し、2496歳で自らの能力を切って死亡した。
故に、世界はいまでもエキシルバニアを讃えたりするので、世界の中心はアメリカなのである。
「まずは日本を潰すべきだとおもうのだが・・・みなの意見が聞きたい。」
「御言葉ですが陛下、日本など小国、取るに足らん相手です!あと回しではダメなのでしょうか?」
と、ある貴族が言った。
しかし、
「貴様!陛下の策を侮辱するつもりか!」
と、国王を崇拝する大臣が激昂したので、
「い、いえ、そういうわけでは――」
と、先程意見を述べた貴族が平謝りしようとするのを制し、国王はこう言った。
「おい・・・ワシはみなの意見が聞きたいと言ったのだが?貴様こそ私を侮辱しているのか?」
そういうと、
「め、滅相もございませぬっ!」
と、大臣は青ざめている。まさに弱肉強食。
「・・・ふんっ、他に意見があるものはいるか?」
「では、陛下!日本は確かに稀に強い者が生まれたりします。それが日本の前国王が示していますよね?しかし、その国王は暗殺されました!日本ごとき攻める必要もないかと!」
「ふむ・・・ワシもそう思う。日本などという小国とるにたらん・・・」
「で、では、なぜでしょうか?」
「・・・直感じゃ。心では相手にする必要もないと思っているのに、変な寒気がしてたまらないのだ。わしの体内の警報がこれでもかと言わんばかりになっておるのじゃ・・・」
「っな!?・・・なるほど・・・」
「なるほど、私は異議なしでございます。」
「・・・私もです。」
他にも意見はでたが、結局異議はなかった。全会一致で日本を攻めることになったのだった・・・
◇◇◇
―日本軍本部―
「た、大佐!龍騎士隊が攻めてきます!その数およそ少なく見積もって30万ほどかと・・・」
「ぐ、ぐぬぬぬ・・・魔法兵団のエリートを向かわせろ!全部撃ち落としてしまえ!」
「了解しました!」
こうして、殲滅戦争の火蓋は切られたのであった・・・
次回もなるはやに出すので、
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