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Flag of Rebellion  作者: クロウ
第2章 first order
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定例会議

あれから2年。俺ももう分隊員から分隊長へと昇格し、いよいよ作戦情報なども多く俺のところへと集まるようになった。これまでは特に何もするのではなく、ただひたすら地位を上げることだけに執心した。その間、レジスタンスは兵士たちを鍛えた。しかし、そんな平穏と言ったら良いのだろうか、静かなというのが正しいのか、そんな日々はようやく終わりを告げた。


「よし。皆集まったな。これから定例会議を始めるぞ。」

普段通り会議に集められたのは一応小さなうちの中の上層部に当たる人材だ。

まずはリーダーの神島龍司。黒い髪に少し黄色い瞳を持ったレジスタンス最強の男。オールラウンダーで文句のつけようもなく最強。

次に俺の親友上沢空。現在の立ち位置としては特殊機動部隊総隊長ってところらしい。聞いたところ能力者を集めた部隊でまぁ主力部隊ってところか。あまり人員は多くないが個性が強いらしい。俺はよく知らないが。

第1部隊隊長 名畑 一郎。基本的に前線の形成、維持などが仕事にあたる第1部隊の隊長で、この国の人にしては珍しく短く少し跳ねた金髪に青い瞳をしていて、かなり筋肉質だ。俺は基本的王国軍にいるからよく知らないが聞いた話によるとかなり大型の銃器をもって弾幕を張るらしい。辛抱強い性格で状況把握能力に優れるので部隊長に任命されたらしい。

第2部隊隊長 黒川 真実。第1部隊と違い、敵前線への切り込み、遠距離からの狙撃による敵の殲滅がメインの部隊であり近距離戦と遠距離戦が入りまじるというかなり特殊な部隊らしい。そうなった理由が主に部隊長 黒川真実で彼女は剣と狙撃が得意な人物で指揮も優秀だったために部隊長としての立場に収まり、彼女が指揮しやすいように集めた結果がこれらしい。大体2:1くらいの比率で近距離戦が得意な者、狙撃が得意な者で別れているらしい。ちなみに容姿としては少し茶色い髪を肩まで伸ばし、茶色の瞳をしている。女性としても小柄な方であり、少し幼い顔立ちから周りから尊敬されることより可愛がられることの方が多いらしい。名畑と打ち合わせすることがよくあり、その結果よく彼一緒に見かけることがあるようでそのせいで小柄な体格がさらに小さく見えるらしい。性格としても無邪気で少し子供っぽいところがあるらしい。

魔法小隊隊長 田山 麗。黒い髪を背中まで真っ直ぐ伸ばし、黒い瞳の女性で黒川とは違い年相応の顔をしている。体格としては普通くらいだが胸は平均より少しある模様。妬ましそうな瞳で彼女を見つめる黒川をたまに見かけるとか。魔法の実力としては隊長となるだけあってリーダーの次に強いらしい。真面目で周りにも慕われる優秀な人物だが、愛想がよくどこか抜けていると言ったらいいのか仲間に対する警戒が薄いと言ったらいいのか男を勘違いさせるようなことも少なくないらしい。周りは既にそれを分かっているからこそ余計モヤモヤするとか。

医療班班長 八葉 斗真。元々医者をしていた人物らしい。医療の高い知識力と回復魔法を使って後方支援に回っているようだ。戦闘はからっきしらしい。初めは医療に興味のあるものに指導を行っていただけらしいがいつの間にか班長まで押し上げられたそうだ。黒い髪に少し緑がかった瞳をしている。本人は「全然モテないんだけどどうしたらいいんだろうね?」と俺も前話した時ボヤかれたが実際のところ医療班の女子だけでなく他の部隊の女子からもそれなりの人気があるようだ。基本的には大人しく周りに敵は作らないタイプであまり自分の意見は主張しないが、必要とあればズバッと言い切る胆力があるらしい。でも話した感じ正直ちょっと卑屈過ぎるように感じた。

そういえば俺はスパイとして軍の情報を伝えるために会議に出ている。まぁ上層部って言えるかどうか非常に怪しいところではあるなぁ。

「さて今回の会議の内容なんだが...俺はそろそろ動こうかと思ってる。」

「動こうとはどいういうことでしょうか?」

「そりゃぁ国に宣戦布告ってことだろうリーダー?いいじゃねぇか待ってたぜ!」

「はぁ落ち着きなよ名畑さん。そんなに興奮してると会議にならないよ?」

「そうは言ってもよぉ黒川。こんな話興奮するなって方が無理だぜ!」

「ま、まぁ名畑が言った通りで基本的には合ってるかな。」

うわぁ龍司さん凄い苦笑いしてるなぁ。これまとめるの俺じゃなくてホントに良かった...。

「そろそろ行動に移すだけの実力は蓄えられたってことなのかいリーダー?」

「八葉さんは戦闘訓練の方は見てないからよくわからないと思うけどそろそろ動く時期になってきた感じだな。だから八葉さんの質問の答えはYESだ。」

「そうでしょうか?私はまだまだ不安です。我々魔法小隊は舞台の規模も練度もまだまだですから。」

「それに関しては入ってから初めて魔法を扱った人がほとんどだから仕方ない。だから今回の作戦はそれも考慮して決めてある。」

「一体何をすればいい?」

「落ち着けよ空。今からリーダーが話すんだから少し質問が早いぞ。」

「そうか?手っ取り早くすませた方がいいだろう?大地。」

「上沢の言う通りだな。さっさと話そうか。今回の作戦は軍の前線基地のひとつを責める。」

「待ってましたァ!やってやるぜ!」

「まぁまて。今回の作戦は制圧が勝利じゃない。」

「はぁ!?どういうことだリーダー!」

「今回はスパイの下田大地の軍での立場をあげるための作戦だ。」

「えっ俺の...?」

最初の作戦から俺がメインですか!?

To be continuous...

どうもお久しぶりです。作者のクロウです。今回もかなりかかっちゃいましたすいません(--;)まぁ忙しかったのとどうしようか迷ってたのとで...。言い訳なんですけどね...。今回はあまり物語としては進みませんでしたが上層部の人物が登場しました!会話中どうやってキャラ分けするか非常に難しいですが頑張りたいと思います...。

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