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苦痛の日々  作者: あやぽん
7/17

如月が怖い

あー。今日から学校。

運動会のときのことを考えると学校行けない。如月が怖い。

布団から出れない。


「花音、いい加減起きなさい!」

うっせーなババア。

仕方なく起きた。


吐き気すごい。

ご飯も食べれない。学校やだなー。


うっ……。

吐き気がすごくなってトイレに駆け込んだ。

「うぇーーー。」

吐き気が治らず何度も嘔吐。


「花音早く学校行きなさい!」

トイレから出て急いで準備。



急いで行こうとしたけど足が重い。

もう嫌だな。

学校には8時に着いておかないといけないのに、もう7時45分。

普通に歩いても20分はかかるのに……。走って行くにも吐き気がすごいし……。遅刻しかないな。


あと5分くらいで学校に着くとき。

「うっ……」

座り込んで吐いてしまった。



なんとか学校に着いたけどもう8時10分。

教室のドアを開けると朝の会の真っ最中。

「あっ。伊川さんおはよ!」

「おはようございます」

「寝坊?」

「そんな感じです」


吐き気が治らない。保健室に行こうと思ったけどやっぱり嫌だ。

1時間目の後。トイレに行こうとしたら如月がいた。


「運動会の約束破ったよね?」

「はい。すみません……」

「すみませんで済むと思う?」

そう言われて殴られたり蹴られたりした。


チャイムが鳴って如月が逃げた。

自分も教室に戻った。


吐き気がすごい。ストレスの吐き気だからいつ治るか分かんない。

やばい!吐きそう、

「先生、トイレ行っていいですか?」

「うん。いいよ。体調悪い?」

「あっ、いや、大丈夫です」


トイレに行って吐いた。手を洗ってうがいしてると川崎先生が来た。

「大丈夫?」

「大丈夫です」


なんとか吐き気に耐え続けたけど1番嫌な給食の時間が来てしまった。

「いただきまーす!」

ひと口食べるだけでも精一杯。


3口目を食べたときだった。

「うえーーー」

「花音大丈夫?」

みんなの視線が一気に自分へ。

「先生ー、花音が」

「伊川さん大丈夫!?」


思った以上に吐き続けてしまった。

川崎先生が背中をさすってくれる。吐き過ぎて机も制服も椅子も床も汚い。


ずっと吐き続けて苦しい。

「川澤さん、保健室の先生呼んで来てくれる?」

「分かりました!」


しばらくすると保健室の川田奈美先生が来た。

「大丈夫?」

そう言ってバケツを出した。

「ここに吐いて」

背中をさすられて思いっきり吐いた。


だんだん吐くものがなくなってきたけど吐き気しかしない。

「立てれる?」

「はい」

「保健室行こっか」


保健室に行って着替えてベッドで休んでた。

「熱測ってー」

そう言われたので熱を測った。


「何度だった?」

「36、2です」

「平熱だね」


給食終了のチャイムが鳴って昼休み。

如月たちに呼び出されてる。どうしよう。

そんなことばかり考えてたら呼吸がおかしくなってきた。


「はぁ…はぁ…」

過呼吸になってしまった。

「大丈夫?」


過呼吸が治らない。吐きそうになって口を押さえてしまった。

川田先生が吐く容器を持ってきてくれた。

思わず大量嘔吐。


そのあと落ち着いてきた。

ベッドで休んでたら、川田先生が来た。

「どうする?教室戻る?」

「はい」

「あっ。ちょっと待って。」


なんだろう?

「多分さっきの原因ストレスだと思うけどなんかあった?」

「なにもないです」

そう言って教室に帰った。

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